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2002年10月19日 中伊豆 割烹旅館「しもむら」にて

「第2回 ぞうのあしあと LIVE コンサート♪」

  一部                     二部

  1.海の音が聞こえる            1.ブルース色の雨に濡れてる
  2.CANVAS-TOP             2.十二単(詞:柳川真寿美)
  3.Dear Mermaid            3.瞳を閉じて過去を撃て(詞:柳川真寿美)
  4.天城中伊豆誘い旅           4.赤い月の夜
  5.冬が好き               5.背中合わせ(曲:佐藤房夫)
  6.BAN-BAN BLUSE(WATARU)   6.少年の目をしていた頃
  7.LOVE&PEACE(WATARU)     【アンコール】
  8.ぷかぷか(西岡恭蔵)          NEGURA FAR AWAY
                        グローリーハレルヤ(西岡恭蔵)
   ※( )以外、作詞作曲:田野ユタカ



♪ライブ・レポート♪


  今にも泣き出しそうな曇り空。
 雨が降りませんように…と祈りながら息子3人を車に乗せ、
 午前9時10分に自宅を出発!目的地は静岡県中伊豆町…

 「ぞうさん」こと故西岡恭蔵さんの「唄を愛し人を愛する心をいつまでも忘れずに、
 中伊豆の仲間、遠くから集まって来てくれた仲間と共にその輪を広げていきたい」
 と開催された「第2回ぞうのあしあとライヴコンサート」に…
 いざ!
会場の「しもむら」へ安全運転で出発〜!
 田野ユタカさん(Joh兄)とは付き合いは長いものの、ライブ体験は今回で3回目。
 オリジナル曲群は200曲を越えるというのに、私が知っている曲は数少ない。
 音楽の知識も、国語力も全くない私。
 愛知県からロングドライブで参加しました「みえはる」が、
 今回ライブレポートさせて頂きます。きゃーおそろし〜!!!


  沼津のインターを降りて約1時間。
 川のほとりのノンビリと落ち着いた景観の中に、割烹旅館「しもむら」はあった。
 今回はここを貸し切っての「お座敷ライブ」だ。時刻は午後2時。
 「お〜!よく来たなー!」と笑顔でJoh兄が出迎えてくれた。
 既にライブの相方のギタリストのJoseさん、音響のROKUさん、ゲストのWATARUさんが揃い、
 リハーサルの真っ最中だった。会場は12畳ほどのお座敷。
 時々笑いが起こっているものの、真剣なリハである。
 声の調子も良いようだ。「う〜ん!楽しみだー!!」


 6人ほど座れるカウンターには、
 打ち上げに出されるのであろう家庭的で温かく愛情一杯の手料理が、
 明るく元気な女将さんの手によって大皿に盛られ、並べられていく。
 ステージの後ろには、イラストライターである「さわだとしき」さんが描かれたという、
 第1回のぞうあしライブにも使われた大きな象の絵の屏風がある。
 部屋の周りには12枚のレコードジャケットポスターと共に、
 形見となったジャンバー等が飾られている。

 リハ終了後に流れてくるぞうさん(=西岡恭蔵さん)の歌声は素朴で優しく温かい。
 きっと心も優しく温かい人なのだろう…一度でファンになってしまった…


 午後5時30分開場

 開演までの待ち時間、同じように歌を愛する人達が、
 初対面でありながら何の抵抗もなく話しをし、ビールを口にしながらライブ開始を待つ。

 今回実行委員長である「道」さんの
 「知っている人は知っている…知らない人は知らない…」と、
 ちょっと笑いを取った「田野ユタカ」氏の紹介と共に
 いよいよスタート!Joh兄がんばれー!!

 午後6時00分開演

 「こんばんは」と元気に気合いたっぷりの挨拶のあと、ライブが始まった。
 なんだか照れくさいのはJoh兄より私のほう?近過ぎるから?

 ♪海の音が聞こえる・・・初めて聴く曲だけど素朴で親しみやすい曲。
 若い時に作った曲なのかな?高校生位の若い2人を想像した。


 「お座敷ライブって良いですよねー」とJoh兄が言えば、
 「高い所から失礼します…て感じですよねー」とJoseさん!2人の息もぴったり!
 笑顔も最高!こんな間近で聴けるのもお座敷だからこそですよね。幸せ!


 ♪CANVAS-TOP・・・Joseさんのギターが映える元気な曲。
 お客さんも手拍子でのりのり〜!Joseさんのギターもハモリもかっこいい!!
 早くも2人には汗が流れ、私達の緊張もとけて気持ちはひとつになる。


 ♪Dear Mermaid・・・バラード曲。スローテンポで優しい声。
 良いよねー!泣けちゃうほど甘く切ない恋の唄。
 いくつになっても恋心を失いたくないな…ハッピーエンドはないの…?


 ♪天城中伊豆誘い旅・・・Joh兄は伊豆が大好きで、年に5〜6回は訪れるそうだ。
 この曲は今回のライブの打ち合わせがあった6月に、
 Joseさんと中伊豆を訪れた時に出来た曲とか…曲の2人って…Joh兄&Joseさん?
 うっそー!様々な情景が浮かぶ素敵な曲。
 川のほとりの隠れ家…今回のライブ会場でもある「しもむら」さんらしき宿も登場して、
 おかみさんからは「最高!!!」の声が。
 曲を作ったJoh兄もとても嬉しそうだった。よかったね!


 ♪冬が好き・・・初めてライブに行った吉祥寺で聴いた。
 純な気持ちになれる大好きな曲だ。


  そして…ゲストは静岡出身の「WATARU」さん。Joh兄とは20年来の付き合いだそうだ。
 江古田のマーキー時代からの可愛い後輩だとか・・・
 2人の思い出話をするJoh兄は少年の目になっていた。
 
Ban-Ban Bluse・・・ ♪LOVE&PEACE・・・
  WATARUさんて、実はどんな人かとても楽しみだった。
 迫力ある歌声、トークも楽しく、お客様を一瞬にして引き付ける、
 元気で明るく楽しい人ですね!素敵でした。インパクトが強くて、
 帰りの車の中で子供が「LOVE&PEACE…♪」と大きな声で歌っていましたよ!


 そしてぞうさん(=西岡恭蔵さん)の曲♪ぷかぷか・・・再びJoh兄&Joseさんが登場し、
 出演者とお客さんみんなで歌って一部終了!もう心はひとつ!歌って…いいね!楽しい!


 午後7時10分二部開演

 ♪ブルース色の雨に濡れてる・・・心に響くブルージーな素敵な曲!
 ブルースハープの音色、Joseさんの歌声がまた泣ける…
 衣装も今回のライブの為に作られた、ぞうの絵のTシャツへと変わる。


 ♪十二単・・・アルバムでお馴染みの曲。しっとりとした女性的な曲。
 こんな素敵な女性に…なれるわけないか…私。聴きほれますねー。


 ♪瞳を閉じて過去を撃て・・・♪赤い月の夜・・・♪背中合わせ・・・
 私が初めて聴くテンポ感のある曲が続く。気分は最高!手拍子のりのり〜!
 もう誰もが「田野ユタカ」に引き付けられていく。
 Joh兄の曲は歌声が力強かったり、優しかったり…男性的であったり、女性的であったり…
 懐かしかったり…忘れていたものを思い出させてくれる。素直になれるよね!
 いつも後ろを振り向かず、前を向き、夢を追いかけている生き方は大好き!
 どんな時にこんな素敵な歌達が生まれてくるんだろう…考えちゃうよね!

 ラストはこみ上げてくる思いで歌えなくなってしまった♪少年の目をしていた頃・・・
 還るんじゃなく辿り着きたい 少年の眼をしていたあの頃〜♪良いフレーズだな…
 
音楽っていいよね…仲間っていいよね…Joseさんの優しい眼差しも印象的だった。

 アンコールは元気でのりのり〜♪NEGURA FAR AWAY・・・

 そして再度WATARUさんも登場し、「ぞう」さんの曲♪グローリーハレルヤ・・・
 会場全員で大合唱して、ライブは終了した。楽しい!最高!
 もっと聴きたいー!もっと歌いたーい!


 「ぞうさん」を愛する中伊豆の皆さんと、田野ユタカを愛する人達が
 「ぞうあしライブ」で出会い、素敵な歌を聴き、一緒に歌い、
 心がひとつになる温かいライブでした。


 西岡恭蔵さんの「歌を愛し、人を愛する心を継承していく」・・
 歌への思いはJoh兄も恭蔵さんも同じですね!
 Joh兄の歌を通じ、Joh兄を囲む方々の温かさ、優しさに触れ、
 親子共々励まされ、癒されました。
 Joh兄!本当にありがとうございましたー!
 Joseさん!ROKUさん!WATARUさん!天国のぞうさん!ありがとうございましたー!
 
道さんはじめスタッフのみなさん!お疲れ様でしたー!


 ライヴ終了後、お客様を一人一人、優しい眼差しで見送り、ホッと一人タバコをふかし・・
 「終わっちゃったよ。さみしいな…」と呟いていたJoh兄・・・お疲れ様でした!