海の日ライブ in 手風琴レポート
田野さん歴はわずか数ヶ月。そして吉祥寺LIVEにてjoseさんを見初めた私。
手風琴ギター部ぶちょー、Keiko が僭越ながらレポートさせていただきます!
7月20日、快晴。17:00
いつものように巣鴨へと向かう。いつもの雑踏をかいくぐり、いつもの店へ。
きょうは、いよいよ待ちに待った「田野ユタカCD発売記念ライブ」の日!
ドアベルを鳴らして店に入ると、すでにリハは終盤といった感じ。
田野さんが、joseさんが、いつもの笑顔でそこにいる。
素敵な時間がはじまりそうな予感。
今回のライブのために、私が即興的に考えたコピーの中の1本。
「joseさん、ギターの音色で人間性がわかるって、本当ですか?」
ご本人いわく、「人間性はわからないけど、H度はバッチリわかるよ」。
ほほう、どれほどHなのか、じっくり聴かせていただきましょう。ふっふっふ。
開演前から、続々と集まる田野さんファンの方々。
いつもの手風琴とは、ちょっぴり違う雰囲気だわ。
「きれいな女性が多い!」「若い子もいるね〜」と、
手風琴ギター部の面々はうらやましそう。
悪かったわねえ、若くもきれいでもなくってさ!
19:00
マスター挨拶を受けて、まずは梅雨時にぴったりの「想い出を雨に流せば」でスタート。
「夕暮れ」「約束」と、田野さんの弾き語りが続く。
しっとりとしたメロディー、そして明るく軽妙なMC。
狭い店内にあふれかえる全員が、田野さんの引力に引き寄せられていく。
そしていよいよjoseさん登場。
ここからはガラっと夏真っ盛り。「南南西の片想い」「1009」。
会場のボルテージも一気に高まっていく。
アルバム収録曲「Dear Mermaid」は、私好みの曲。
サビのハーモニーがとっても美しく、しかもこころに響く言葉が素敵。
恋に落ちる瞬間が、まるで風景画のように静止して、描かれている。
始まったその瞬間から、終わりを予感してしまう夏の恋…。
さあ、ここでわが手風琴の「笛吹きげんちゃん」が登場。
一見ずうずうしい彼ですが、実は大変なあがり症なんです。ククク。
なんせステージが狭いもので、なんとカウンターの内側でのフルート演奏。
よかったよかった、なんとか乗り切りました。ぱちぱち
第二部のスタートは「七夕祭り」。
そして2曲目はアルバム収録曲「ガラスのマドンナ」。
これもまた、セピア色の映像が浮かんでくるような、雰囲気のある曲です。
ふと思ったんですが、田野さんって、「夏目雅子」ファンじゃないですか?
歌を聴いていると浮かんでくるのよね、美しく儚い、そんな女性像が。
「十二単」。
これは吉祥寺ライブでも印象深かった曲のひとつ。
間奏のギターが切なくって、美しい。
女って深いわ。哀しいわ。でも、でも、それこそ女が女たる由縁、って感じでしょうか。
大人の女にしかつむぎ出せない言葉。私には一生書けないかも。
新曲「ヒート・アイランド」、「オブラート」と続き、
いよいよラストは「主のない部屋」。
映画のワンシーンが浮かんできそうな、“イカス”曲です。
もちろんここでライブが終わるはずもなく、アンコールに突入!
「NEGURA FAR AWAY」「CANVAS TOP」でさらにノリノリに。
そして本当のラストはきょうはじめてのカバー曲「バランタインの日々」。
充実のドラマティックライブに、静かに終止符を打ったのでした。
ちなみに手風琴でバランタインをキープするといくらだったっけ?マスター。
田野さんに出逢ってからわずか数ヶ月。
会うたびに、聴くたびに、新しい表情を見せてくれることに驚き、
そして感動してしまう。
「またいつか、ここで」と言ってくれた田野さん。
でも、私たち、そんなに待てるかな。
巣鴨の片隅の小さな空間に、また極上のひとときを運んできてください。
そしてjoseさん、今度ゆっくりと飲みながら、
「ギターのテクとHの関係」について、じっくり聞かせてくださいませね。
by
Keiko
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