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05年3月21日 田野ユタカ お彼岸LIVE in 巣鴨「手風琴」

“この雨が上がれば” LIVEレポート
by 風子

一部
1.花灯路
(詞・曲 田野ユタカ)
2.栂ノ尾小径
(詞・曲 田野ユタカ)
3.夕霧坂
(詞 紺野あずさ 曲 田野ユタカ)
4.港を渡る春の風
(詞・曲 田野ユタカ)
5.だから海に来た
(詞・曲 田野ユタカ)
6.チャイナチャイナチャイナ
(詞 秦美奈子 曲 田野ユタカ)
7.芝居仕掛
(詞・曲 田野ユタカ)
8.僕が君に想う事
(詞・曲 田野ユタカ)

二部
1.この雨が上がれば
(詞・曲 田野ユタカ)
2.ブルース色の雨に濡れてる
(詞・曲 田野ユタカ)
3.京都・春待
(詞・曲 田野ユタカ)-New-
4.十二単
(詞 柳川真寿美 曲 田野ユタカ)
5.瞳を閉じて過去を撃て
(詞 柳川真寿美 曲 田野ユタカ)
6.LADY LADY
(詞・曲 田野ユタカ)
7.綺麗事のマジシャン
(詞・曲 田野ユタカ)
8.終曲
(詞・曲 田野ユタカ)

アンコール
1.オブラート
(詞・曲 田野ユタカ)
2.CANVAS TOP
(詞・曲 田野ユタカ)


 「お彼岸に巣鴨でライブ」って、なんか良いマッチングだなぁ・・と思いながら
 日比谷で乗り換え、久々の都営三田線に乗り、やって来ました、in 巣鴨!
 大きなお地蔵さんのある真性寺を曲がると後ろから
 「車が通るよ!道の真ん中を歩くんじゃなーい!」と地元のおばさんにあおられ、
 「おーこれも巣鴨っぽい」などと勝手に解釈?してしばらく行くと、ありました!
 そこはライブハウスと言うよりも、「ファミリーパブ手風琴」

 ドアを開けて中に入ると、お客様はいっぱいでガヤガヤ・・・
 そして、カウンターの一番奥に「あ!田野さん!!」
 前髪をおろした田野さんは、さわやかに「やぁ!」と
 これから熱いライブの主役のはずなのに、静かなオーラ。
 私達は奥のソファに陣取り、カンパリソーダを頼んだ。
 落ち着いて、お店を見回す。「う〜ん、昭和の匂いがする」
 チェックの半袖シャツにエプロン&お髭のマスターも
 ミュージシャンなのだろうか??などと思っていると
 ギターがポロロンと(ポロロンて?)鳴り、ごく自然にライブはスタート。
 「花灯路」「栂ノ尾小径」から始まり、春の初めを感じながら
 京都に行った気分に浸り・・・そして春風がだんだん強くなるように、

 Jose有海さん(ちょっとお痩せになった?)も加わり
 客席のリズム&テンションがフワーっと上がって行く。
 「だから海に来た」は男らしく、「チャイナチャイナチャイナ」は楽しく
 「芝居仕掛」で恋愛心をくすぐられ、「僕が君に想う事」でじっくりと。
 さわやかな心地のまま一部は終了・・・

 やっぱり、生で聴くっていいなぁと、お客で楽しむ自分と、
 構成がいいよなぁ・・・なんて、ついライブ演出を気にしてしまう私。
 そして、もう一杯カンパリソーダを注文。

 二部もこの季節に合わせた雰囲気でスタート
 二十歳の頃に作った歌や、新曲「京都・春待」・・・
 (目次見た時は、うっかり「春侍」(ハルサムライ)かと・・・残念〜???
 そう、京都は寒戻りといって、暖かくなってきたなと思っていたら
 また冷え込むそう。。女の気持ちと、似ていますよね。


 しかし、一部に比べて客席はリラックスし始め、少しざわつく。
 その中、二人のミュージシャンは、ペースを崩すことなく、
 ほろ酔いの空気と混じりながら、ギターと歌が流れていく。
 私も演じる立場の時には、これがとても難しいと知っているので、
 さすがだナァと、思った。やはり「十二単」はじっくりと聴かせてくれました♪
 一音一音を大事にしている気持ちが伝わってくる。

 さぁ、終盤戦はもう、言わずとも「コレだよ!」って感じの
 鋭角な上り坂調子に盛り上ってくる。
 「瞳を閉じて・・・」「LADY LADY]はセクシーで、また違うミスターTANO!
 「奇麗事のマジシャン」はCDでもおなじみ。
 「終曲」で悲しくも深く・・そして「アンコール!」の声が飛ぶ!
 お客さんも一体になって、エキサイト!!
 Joseさんも、自分のギターを楽しんでいるようで気持ちよさそう。
 ライブやってて一番嬉しい瞬間てやはりアンコールじゃないかしら?
 アンコールしたいためにLIVEがあるって、気がしちゃいました。
 終わった後の光る汗が、また素敵で羨ましく・・・・・

 長くなりましたが、春のLIVE、お疲れ様&ありがとう♪♪
 次回は「タンポポれっしゃ」、聴いてみたいです!

                                     元町風子