【LIVE プログラム】
一部
1.冬が好き 作詞 作曲 田野ユタカ
2.BLUE TIME SCEAN 作詞作曲 田野ユタカ
3.初詣 作詞作曲 田野ユタカ
4.十二単 作詞 柳川真寿美 作曲 田野ユタカ
5.京都・紅 作詞作曲 田野ユタカ
6.海の音が聞こえる 作詞作曲 田野ユタカ
7.飛行灯 作詞作曲 田野ユタカ
8.だけど瞳は空を見ている 作詞作曲 田野ユタカ {New♪}
二部
1.鏡の中の東京タワー 作詞作曲 田野ユタカ
2.久々野の子守歌 作詞作曲 田野ユタカ
3.Love Letter 作詞作曲 田野ユタカ
4.僕が君に想う事 作詞作曲 田野ユタカ
5.チャイナ・チャイナ・チャイナ 作詞 秦美菜子 作曲 田野ユタカ
6.瞳を閉じて過去を撃て 作詞 柳川真寿美 作曲 田野ユタカ
7.nude 作詞作曲 田野ユタカ
8.Last Night 作詞作曲 田野ユタカ
アンコール
1.芝居仕掛け 作詞作曲 田野ユタカ
2.背中合わせ 作詞 田野ユタカ 作曲 佐藤房夫
3.主のない部屋 作詞作曲 田野ユタカ
【LIVE レポート】
今年のお正月休み明け最初の週末は嬉しいことに連休。
その中日、1月11日ゾロメの日曜日の夜。西荻窪駅前で、
田野さんのライブはもう一緒に何度目かの昔からの友人と待ち合わせ、
そして今回初めてライブにお誘いした友人も一緒に、
地下の奇聞屋さんへの階段を下りて行きます。
中では田野さんと、ホセさんがリハの最後のところでした。
入り口のドアでしばし待ち、そして中へ一番乗り!
かぶりつき!のいつもの席につかせていただきました。まずは、腹ごしらえ!(笑)
腹が減っては、イクサではないけど、ライブも楽しめない!、のが女です(笑)
ビールで乾杯の後、おいしい奇聞屋さんのお食事を楽しんでいるうちに、第一部が開幕。
最初の曲は、「冬が好き」。 出たぁ〜!私の大好きな曲!!
やっぱりこの季節、この曲がぴったりです。
そして、「BLUE TIME SCEAN」「初詣」と冬らしい曲が続いて、
CDでもおなじみの「十二単」「京都・紅」。
今回初めての友人は、CDで予習してもらっていたので、この2曲のときは首をふりながら、
すっかり曲の世界に入っているようでした。「海の音が聞こえる」と続き、
一部ももうあと2曲となりました。えっ?もう!の気分ですが、
最後から2番目の曲「飛行灯」は、なぜか今回私の心を一番ヒットした曲でした。そして、
一部の最後は今回のライブのタイトルにもなっていた新曲の「だけど瞳は空を見ている」。
明るい、ノリノリの、確かに昭和の青春を思い出させるような曲。
ハイ、まさしく私の青春時代でございます!
あの時代、青春とは、海岸を夕日に向かって走って、バカヤロー!って叫ぶ!、ってか?(爆)
いえいえ、歌詞がそうだったということではございませんが。。。(笑)
ここで、休憩。私達は、また食べて飲んで、の続きです。これが女の元気のモト!
お店の中はもうほぼ満員です。
第二部は、田野さんのソロでスタート。「鏡の中の東京タワー」。
これはいつ聞いても、色っぽいシチュエーションの曲!(笑)。
そして、「久々野の子守唄」と続きます。
これは、前回の福岡ライブで私は初めて聞きましたが、しっとりとしたステキな曲です。
そして、私の大好きな曲、「LOVE LETTER」。
この曲のサビの部分、「♪君が好きで〜、♪好きで〜。。。」のところが、
私も、♪好きで〜、たまらない!(笑)
途中で、田野さんが嬉しそうに告白。今日は新しいギターのお披露目だったとか。
どうりで、ギターの音が今宵はいつもより、キ〜〜ンと響いていたような?。。。
なあんて、ドシロウトの私には、音のチガイも、メーカーの名前も、
きっと聞く人が聞いたら、ほぉ〜!というようなものなのでしょうが、
それも全くピンとも来ず(スイマセン!)、
ただ、田野さんがとっても嬉しそうだったのが印象的でした。
男の人って、いくつになっても、新しいギターとか車とかを手に入れたとき、
まるで子供が新しいおもちゃを買ってもらったときのように顔中、
いえ、身体中で、もお、ウレシイのだ!!というオーラを出すのですねぇ。(笑)
でも、この新しいギターちゃんが、あとで思わぬトラブルを引き起こしてしまいます。
ホセさんも加わり、「僕が君に想うこと」そして「チャイナ・チャイナ・チャイナ」、
アップテンポから「瞳を閉じて過去を撃て!」で、いよいよライブも最高潮に達し、
プログラムも残り2曲となったとき、途中で急に田野さんが、後方の音響の加藤さんに
えぇ!?って顔で何か聞いている、と思ったら、なんと音が出なくなったそうな。
かぶりつきの席で聞いていた私には、生の音が聞こえていたからか、
あまりわからなかったのですが。
それからしばらく、音響のテストをいろいろ試みるも、なかなか復旧せず、
結局最後の2曲「nude」「LAST NIGHT」からアンコールは、
昔ながらの、スタンドマイクを立てて、という形になりました。
これもなかなかよかったですが、それ以上にラッキー!だったのは、
そのトラブルの合間を救うべく、ホセさんが絶妙なトークを披露してくださり、
その上なんと、彼のソロで、「GEORGIA ON MY MIND」まで歌ってくださったのです。
きゃ、これもかなりステキ!でございました。
新年早々、おまけのお年玉をいただいちゃった!みたいなモンですネ!
もうひとつ、今回のライブでは、
普段では見られない田野さんの顔も見ることになりました。
昨年11月の福岡ライブに同行、その帰路に交通事故で大怪我をおってしまわれた、
われらがロクさんの近況報告をされていたときのこと。
突然田野さんの声が途切れたのです。そして、お顔を見ると、苦しそうに歪んでいる。。。
じっと見つめるのが申し訳ない気がして、目をそらしていても、沈黙がずっと続き。。。
途中でギターをかき鳴らしたり。。。でも、まだ、声を出せずに、
必死に感情をこらえている。。。
何十秒?1分?2分?それ以上に長かったのかもしれないし、
実際はそんなに長くはなかったのかもしれない。
けれど、その長く感じた沈黙の時間が、
田野さんのロクさんに対する思い全てを物語っていました。
福岡ライブを追っかけた私としては、本当に舞台も客席も一緒になって
最後は皆で踊りだすくらい、あんなに楽しかった福岡ライブの翌日の、
信じられない悲劇に本当にびっくりしましたが、直前まで一緒にいらしたあと、
一報を聞かれたときの田野さんのショックは大変なものだったことでしょう。
ご自分のHPでは、ファンの皆さんに心配をかけないようにとのご配慮でしょうが、
努めて明るく報告されていた田野さんでしたが、
その陰に、言葉に出来ないほどの思いがあったのだ、と今さらながら感じました。
「長い付き合いだしねぇ。。。」と沈黙の合間に必死でつぶやいていた田野さん。
男同士の強い友情を感じました。
事故のことも含めて、去年はいろんな意味でもいい年だった、と言い切られたという、
ロクさんの言葉。確かに、男でなくても、泣ける言葉です。
きっと、不死鳥のように復活のロクさんに、近いうちにまた再会できると信じています!
ロクさん!ガンバ!!
そんなこんなで盛りだくさんの新年初ライブでしたが、
「芝居仕掛」「背中合わせ」と続いたアンコールの最後は「主のない部屋」。
CDではおなじみでも、なかなか生では聞くことのなかった曲。
古い友人に思いがけず再会したときのような嬉しさがこみあげて、
とても幸せな気持ちでライブの最後を迎えることができました。
田野さんからのもうひとつのご報告。
今年はお仕事のほうで異動が決まり、2月からは海外担当の部署に変わられるとのこと。
新しいお仕事に慣れられるまでは、ライブも少しの間おあずけなのかもしれません。
ファンとしては少々残念ですが、これまで、どんなに大変な部署のお仕事につかれても、
仕事も音楽も常に100%以上!で取り組んでいらした田野さんですから、
きっとまた上手にペースをつかまれたら、私達の前に帰ってきてくださることでしょう。
もしかしたら、苦手?とおっしゃる英語の歌ができちゃうかも?(笑)
なんて淡い?期待も持って、そのときをゆっくりとお待ちしたいと思います。
お体大切に頑張ってくださいね〜〜!
by tsuko
|