プログラム
一部 1.no-one in the beach (作詞作曲:田野ユタカ)
2.1009 (作詞作曲:田野ユタカ)
3.風になる (作詞:七井ちひろ 作曲:田野ユタカ)
4.だけど瞳は空を見ている (作詞作曲:田野ユタカ)
5.芝居仕掛 (作詞作曲:田野ユタカ)
6.十二単 (作詞:柳川真寿美 作曲:田野ユタカ)
7.ガラスのマドンナ (作詞作曲:田野ユタカ)
8.約束 (作詞作曲:田野ユタカ)
二部 1.鏡の中の東京タワー (作詞作曲:田野ユタカ)
2.紫陽花の頃 (作詞作曲:田野ユタカ)
3.メッセージ (作詞作曲:田野ユタカ)
4.主のない部屋 (作詞作曲:田野ユタカ)
5.郡上恋唄 (作詞作曲:田野ユタカ)
6.ジェッダの風 (作詞作曲:田野ユタカ)
7.芝居仕掛 (作詞作曲:田野ユタカ)
8.Real Road (作詞作曲:田野ユタカ)
アンコール1,チャイナ・チャイナ・チャイナ (作詞:秦美奈子 作曲:田野ユタカ)
2.CANVAS TOP (作詞作曲:田野ユタカ)
ライブへ出掛ける準備の最中、田野さん御本人からメール。
「ライブレポート、頼めます?・・・」 でも私のような新参者が、よいのでしょうか。 曲だってアルバム収録曲以外、まだ殆ど存じ上げないし。 でも田野さんのお役に立てるなら、と申し上げたものの・・・。
ステージに釘付けとなってとても周囲までは見渡せず、レポートとして成立してますかどうか…。
田野さんとの出会いは、約12年程前の深野義和さんLIVEでのゲストステージ。
それ以降、田野さんのお姿はLIVE会場などでお見かけはするものの、
曲をお聴きする機会が不思議なくらい無いまま、昨年の12月…
深野さんのChristmas LIVEにて、やはりゲストだった田野さんの歌に再会。
・・・深野さんの声は、心を癒す花咲き誇る春。
・・・田野さんの声は、懐かしさに心をざわめかす、暖かい春の夜風。
今宵の田野さんは、全身黒で胸元にゴールドのアクセント。
エキゾチックな雰囲気も漂うのは、長身痩躯のせい・・・?
ちょっと間違えば凄みさえある(笑)のに、客席のみなさんと談笑する笑顔は少年のよう。
この笑顔で横に座って話しかけられたら、途端にやわらかな空気に包まれて。
一部
1「no-one in the beach」
軽やかな疾走感で、LIVE 初夏“風になる♪”がスタート。
夏もビーチも得意ではない私にさえ、海へと向かう道が見えてきました。
2「1009」
壮年男性二人のハーモニーの爽やかさ。有海さんのギターに引き込まれていきそう。
海もあまり得意ではないけど、田野さんの顔が楽しそうなので海でも許す。
3「風になる」
曲がずっと部屋に流れていてほしい。
「聞き込んでいくうちに好きになるタイプの曲らしい・・・」と田野さんが言われたその通り。
4「だけど瞳は空を見ている」
田野さんが「歌っていて楽しい曲」なら、もちろん聴いている側も楽しい。
有海さんの突っ込みトークももちろん楽しい。絶好調。
「青春」とかいろいろ「海に向かってばかやろー」言葉満載(笑)なのに、
このメロディに懐かしさを覚えて嫌いになれないのは、
田野さんと同世代(いやもうちょっと下 汗)だから・・・?
5「芝居仕掛」
御本人の作詞作曲なのだから然るべきなのだろうけど、曲が田野さんの声に合っていますね。
田野さんの声の魅力の一つ、刹那的な雰囲気。
6「十二単」
艶めく絹の質感。
ライブで聴くと、ハーモニーの部分がよりしっとりとぞくぞくするような妖しさ。
7「ガラスのマドンナ」
磨りガラスのような緑色の雨が降っている。人影。でも霞がかかって、どうしても見えない。
そんな心象風景。
歌っているときの田野さんの表情が切ない。だからこそ、歌い終わったときの笑顔がいとおしい。
8「約束」
田野さんがこの曲を慈しむように歌う姿が印象的。
鼻につんとくる冷たい空気感
二部
1「鏡の中の東京タワー」
短編映画を見ているよう。
「実体験ではない」と言われていますが、どうしても主人公の姿は田野さんに重なってしまいます。
聴くのは二度目ですが、やっぱりかわいい。
田野さんの中に垣間見えるかわいらしさが表れている曲。
2「紫陽花の頃」
この曲のとき、一瞬、「あれ?」と、田野さんの時が止まりましたね(笑)。
そんなときの照れたような笑顔が素敵。殆どの客席を女性が埋めるのも、むべなるかなです。
歌い方が好き。繰り返し聴いていたい。
このあたりで、海外出張のお話。
生半可な仕事ではないのだろうに笑って話せる、そのすごさ。
中身が伴っているからなんだろうなあ。
3「メッセージ」
タイトル通り。中身が濃い。しっかり歌詞を見ながら聴いてみたい。
4「主のない部屋」
一番好きな曲なので、何にも書きたくないなー。
わぁこの曲を田野さんが歌ってくれている・・・と、うっとり見つめていたら終わっちゃった
みたいな。いろんな思いが交錯しながら、別世界へ連れていってくれる曲。
5「郡上恋唄」
久しぶりというオカリナ、たったTake2でオーケーになっちゃいましたね。
さすが…というか、もう少し見ていたかった…というか。
こんなシーンもライブの醍醐味。絶妙なフォロー(笑)は有海さんの醍醐味。
6「ジェッダの風」
タイトルからして聴いてみたかった曲・・・!
幻想的。見たこともない世界なのにその空気を感じて。
もう一度、聴きたい! 終わると同時に思いました。
7「オブラート」
「ジェッダの風」と共に、全身で聴くことが出来る。
ギター素敵。かっこいい(としか表現出来なくて)。有海さん、あぁ終わらないで・・・と。
8「Real Road」
何も考えず、ただ、ずーっと聴いていたい。
うつむいていた顔を、だんだん上げたくなる。
アンコール
客席の一角に、深野さんを始めとするアンコール(アルコール?)軍団が・・・。
野太い男性の歓声がますます盛り上げてくれて。
1「チャイナ・チャイナ・チャイナ」
前回聴いたとき、あまり好きじゃないと思ったのに、あら・・・?
「CHINA・・・!」のリフレインに中華街が見えてきて。楽しくなっちゃって。
2「キャンバストップ」
決して広くはないステージに、田野さんと有海さん、個性あふれる黒づくめのお二人が、
なんとスタンディング!!見た目の迫力だけで、OK!
その演奏中、カメラに向かってポーズする有海さん、決まり過ぎ、面白過ぎ、笑わせ過ぎ。
終演・・・
「準備には時間がかかっても、楽しい時間はあっという間」と、田野さんが言われていた通り、
あっと言う間に一部が終了し、えっ?と言う間にアンコールまで終わってしまいました。
・・・待ち焦がれた時は、束の間の夢。
でも次の夢の時間が、もう待っていますね、この夏に。
遥かな国への出張をこなされて、その見知らぬ世界へと想いを馳せさせてくれる曲が
また田野さんと共に、迎えてくれるのかもしれません。
その時を待ち焦がれて。。
by かおり
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