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2010年8月14日(土)

 田野ユタカ LIVE '10 夏

“花 火” LIVEレポート


於:西荻窪「奇聞屋」


by なおねこ


   
 PROGRAM♪

   一部
  ①1009         (詞曲:田野ユタカ)
  ②まぶたに夏を焼きつけて  (詞曲:田野ユタカ)
  ③思い出が重たすぎて    (詞曲:田野ユタカ)
  ④Dear Mermaid       (詞曲:田野ユタカ)
  ⑤郡上恋唄         (詞曲:田野ユタカ)
  ⑥京都・紅         (詞曲:田野ユタカ)
  ⑦十二単          (詞:柳川真寿美 曲:田野ユタカ)
  ⑧ブルース色の雨に濡れてる (詞曲:田野ユタカ)

   二部
  ①夏色のドレスで      (詞曲:田野ユタカ)
  ②Love Letter        (詞曲:田野ユタカ)
  ③高知でのものも~橘和希  (詞:紺野あずさ 曲:田野ユタカ)
  ④おりょうの恋 ~橘和希  (詞:紺野あずさ 曲:岡千秋)
  ⑤四万十川          (詞曲:田野ユタカ)
  ⑥花火           (詞曲:田野ユタカ)
  ⑦Metro           (詞曲:田野ユタカ) [New]
  ⑧ジェッダの風       (詞曲:田野ユタカ)
  ⑨君がいた海        (詞曲:田野ユタカ)

   Enc.
  ①芝居仕掛         (詞曲:田野ユタカ)
  ②七夕祭り          (詞曲:田野ユタカ)
  ③高知でのものも~橘和希 with 田野&Jose~観客参加型バージョン♪



 猛暑!…というより酷暑!!の2010年夏。お盆の真っ只中。
 東京の街は人も少なくゆるゆるとしていましたが、
 ここ、西荻窪『奇聞屋』さんは、熱く盛り上がりました。

 開演時間を少しおして、田野さんとJose
さんが舞台に登場しました。
 田野さんは、今日のライブのタイトルの【花火】に合わせて(?)
 花火のイラスト柄のTシャツにジーンズ。Joseさんは鮮やかなブルーのアロハです。
 田野さんにしてはめずらしくカジュアル??と思ったら、やっぱり…

 「Tシャツを誉められたから第1部はステージ衣装に着替えるのをやめた」と暴露(笑)
 Joseさんが最初からいっしょというのもめずらしいですよね?

 『1009』『瞼に夏を焼きつけて』と夏の定番からライブのスタートです。
 “夏モードonにして~♪”今日も盛り上がりましょ~!

 『思い出が重たすぎて』はJoseさんとのコーラスが気持ちのいい一曲です。
 『Dear Mermaid』いつ聞いてもいい曲です…が、ここでハプニング発生!
 田野さん、歌詞がトンじゃいました(汗) 
Sちゃん、ガクッてずっこけてましたよ(笑)

 『郡上恋唄』は青白い炎を思わせる、岐阜県郡上八幡町の夏の夜祭りの歌です。
 田野さんの吹くオカリナの音色が、心に響きます。…2枚目のアルバムに入るって?!
 みんな、首を長くして待ってますよ!!

 そして『京都・紅』、『十二単』と、あたしの大好きな歌が続きます。
 田野さんの楽しい歌やかっこいい歌ももちろん大好きですが、
 田野ワールドと言ったらこの2曲だとあたしは思っています。

 ブルースハープが素敵な『ブルース色の雨に濡れてる』。
 この曲はバーボンを飲みながら聴きたいなぁといつも思うのですが…。
 テーブルの上にはすでに赤ワインの空瓶が2本…。
 田野さんの歌声と、Joseさんのギターと、
 赤ワインに、いい感じに酔っ払いながら第一部が終わりました。


 第二部は全身黒のシックな衣装に着替えて登場した田野さん。
 『夏色のドレスで』でのびやかな歌声を聴かせてくれます。

 『Love Letter』のささやくような歌声も素敵です。

 ここで本日のスペシャルゲスト、橘 和希さんの登場です。朱色の絞り地に黒の柄が入った
 素敵な浴衣で、『高知でのものも』『おりょうの恋』を歌ってくださいました。
 演歌って、なかなか聴かないジャンルなんですが、目の前で聴くホンモノはすごい!!
 鳥肌が立ってしまいました。
 それに、着付けも髪の毛のアップも和希さんご自身でされるとのこと、
 同じ女性としてあこがれてしまいます。
 今日は作詞をされた紺野先生もライブにいらしていて、まさにCD
関係者勢ぞろいでした。
 あたしのだぁりんもしっかりCDをゲットして、サインをいただいてましたよ♪

 続いておなじみの『四万十川』なんですが、
 本日は“オカリナなしヴァージョン”…ということで、
 「練習していい?」なんて言いながら歌い始めました。
 あたしのとなりにいたF師匠が
 「この曲は名曲だよ。ずっと残していきたい歌だよ…」
 とおっしゃっていたのが印象的でした。もちろん!あたしもそう思いました。

 本日のライブのタイトルにもなっている『花火』。そして、新曲の『Metro』。
 この新曲も田野さんワールド全開でしたし、
 Joseさんのアレンジとギターがかっこよい一曲でした。

 いよいよライブも終わりに近づいてきました。
 『ジェッダの風』は中東にお仕事で行かれることの多い田野さんじゃないと
 書けない歌だと思っています。どこまでも続く砂漠、ヴェールで顔を覆う女性たち…。
 一度でいいから行ってみたいです。

 そして最後は『君がいた海』。
 夏の思い出のバラードで、今年の夏のライブ【花火】は、
 夜空に大きく花咲いて見納めになりました。

 田野さん、Joseさん、和希さん。そしてPAの加藤さん。おつかれさまでした。
 いつも素敵なライブをありがとうございます。次回も楽しみにしていますねぇ♪




 【レポート後記】
  ライブ当日、奇聞屋さんがオープンすると同時に階段を下りて店に入ると、
  そこにはリハを終えた田野さんが(あたりまえか)…。
  そしてあたしに「なおねこ♪。今日のライブレポート、お願いできるかなぁ?」
  「あっ。は、はい…。」
  ライブレポートを書くのは2度目ということで、勢いでお引き受けしてしまったものの、
  ライブ中は“酔っ払わないようにしなくちゃ”とか“上手に書かなくちゃ”と、
  すご~く緊張しました。つたないレポートでしたが、いかがだったでしょうか。

  あたしが最初にレポートを書いたのは、2004年1月11日でした。
  この頃から身体の調子が悪くて、病院通いをしていたのですが、
  はっきりとした原因は解りませんでした。
  それから6ヶ月後に右下腹部の鈍痛と熱が下がらず、原因不明のまま入院。
  虫垂ガンでした。一時は余命6ヵ月と言われましたが、2度の手術で、
  なんとか6年後の今もこうして元気に大好きな田野さんの歌を聴くことができたし、
  2度目のレポートも書くことができました。

  今回のライブが、ある方の送り火ライブだと聞き、
  元気でこの場所にいられることに感謝しつつ、
  その方の分も田野さんを応援していこうと思った一日でした。


                        by なおねこ