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2013年5月4日(土)

 田野ユタカ LIVE '13 初夏
“5月になれば”
LIVEレポート

於:西荻窪「奇聞屋」


by 友美


    PROGRAM♪

   一部
  ① no-one in the beach
        
作詞作曲:田野ユタカ
  ② 海の音が聞こえる        
作詞作曲:田野ユタカ
  ③ 風になる              作詞:七井ちひろ 作曲:田野ユタカ
  ④ 星のゴンドラ 【New】       作詞作曲:田野ユタカ
  ⑤ ガラスのマドンナ          作詞作曲:田野ユタカ
  ⑥ 十二単                作詞:柳川真寿美 作曲:田野ユタカ
  ⑦ チャイナ・チャイナ・チャイナ        作詞:秦美奈子 作曲:田野ユタカ
  ⑧ 約束                  作詞作曲:田野ユタカ

   二部
  ① 5月になれば
            作詞作曲:田野ユタカ   ◇ソロ
  ② 別れの数え唄
            作詞作曲:加藤登紀子  ◇ソロ、カバー曲
  ③ Love Letter(with 中村友美)    作詞作曲:田野ユタカ   ◇ゲストコーナー
  ④ またね(with 田野ユタカ)       作詞作曲:中村友美   ◇ゲストコーナー
  ⑤ ブルース色の雨に濡れてる
   作詞作曲:田野ユタカ
  ⑥ Fan
                   作詞作曲:田野ユタカ
  ⑦ 芝居仕掛
               作詞作曲:田野ユタカ
  ⑧ ジェッダの風
             作詞作曲:田野ユタカ
  ⑨ Real Road
               作詞作曲:田野ユタカ

   アンコール
  ① だけど瞳は空を見ている
     作詞作曲:田野ユタカ
  ② 背中合わせ              作詞:田野ユタカ 作曲:佐藤房夫
  ③ 鏡の中の東京タワー        作詞作曲:田野ユタカ





  5月4日ライブレポート


 今回のライブレポは、ゲスト出演させて頂いた、中村友美が担当させて頂きます。
 リハーサルに向かうと、すでに音響の加藤さんがセッティング中。
 毎回機材を持ち込んで、良い音作りをしてくれるのだとか。
 田野さんの音へのこだわりと、お客さんへの愛を感じますね!

 リハーサルの田野さんは、短い和風のバンダナにTシャツというラフなお召し物に、
 グラサン(←フェチの私にはツボ)!


  ご来場のお客様お一人お一人の席を考えて、スマートに案内する姿はまさにダンディー!
  禁煙席と喫煙席を分けてくださるお気遣いは、煙が苦手な私としてはとても有難いです☆
  本番ギリギリまで、このままでやるか、途中で着替えようか、悩んでおられましたが、
  本番は、気合いの入ったダンディーな衣装とロングバンダナに着替えて登場!
  GW中にも関わらず奇聞屋さんは満員のお客様!

 その中で、軽快なリズムに乗り、バケーションソング「no-one in the beach」から、
 いよいよライヴ本番がスタートです♪
 美声で巧みなメロディーラインを奏でる田野さんのステージに欠かせない存在である、
 Jose有海さんがギターとコーラスをサポート。
 Joseさんのギターには毎回心が釘付けになってしまいます!
 2曲目の「海の音が聞こえる」ではサビのベースラインにうっとりしちゃいました☆


   続いて田野さんのブルースハープから始まる「風になる」。
   この曲は、HPのQ&Aコーナーで生まれた曲なのですね!
   ファンの方との交流を大事にする、田野さんには脱帽であります!

   続いてお待ちかね、新曲「星のゴンドラ」!
   これはタイトルを見た瞬間から、ヤラれました☆
   けなげな女性のセリフ調の歌詞は、切ないサビのメロディーと相まって、
   心の奥まで響いてきました!


  そんな余韻に浸っているうちに、そして自分の出番が近づいて来たことに気がついて、
  ドキドキしながら「ガラスのマドンナ」を聴いていましたが、
  レポートを書く使命を思い出し、我に返る私(笑)。

  続けて「十二単」へ。和のメロディに大和言葉の詞が乗って、
  古の平安の時代へと誘われるかのような作品ですね。
  Joseさんの渋いギターが心に染み渡ります♪
  少しMCを入れて、「チャイナ・チャイナ・チャイナ」。
  今度は中華風のメロディに乗せて、中華街へと誘われました☆

  サビのフレーズは、スキップしたくなるような、軽快なメロディ。
  “忘れチャイナ”とか、ダジャレが入っているのが、面白い☆


 1部の最後は、「約束」。5月で閉店してしまう八ヶ岳のCaféのお話をされました。
 長年お世話になった、大好きなお店だったのだとか。
 八ヶ岳と、そこに暮らす皆さんへの愛を込めて歌う田野さん。
 その温かい声は、私たちの心にも田野さんの優しさが伝わってきて、
 温かい気持ちになりました。


  休憩を挟んで、2部に突入!

  田野さんの弾き語りで、ライブのタイトルソング「5月になれば」からスタート♪
  “寄り添えば生きられる’ ‘新しい命が生まれて来るのだろう’という歌詞に、
  私は最近誕生した姪っ子の事を思いながら聴いておりました。
  歌はその時々に感じる事が違うから、何度聴いても新しかったりするんですよね!


   2曲目は、加藤登紀子さんの「別れの数え唄」。
   田野さんが小学校の頃、加藤登紀子さんのデビュー曲「一人寝の子守唄」がヒットし、
   これはその次に出した曲なのだそうですが、とても好きな曲とのこと。
   カラオケには入っていないそうですが、隠れた名曲・・・なんですね!

 さて、いよいよゲストコーナーがやって参りました!田野さんにステージに呼ばれる私。
 丁寧に私の紹介をして下さり、「Love Letter」のピアノとコーラスを添えさせて頂きました!
 この歌は、田野さんの曲の中で、私が一番好きな曲☆
 何度も出てくる‘君が好きで~’のフレーズが心に残る、素晴らしい作品ですよね!
 自分のLIVEではなく、田野さんのワンマンLIVEでピアノを弾かせて頂く・・・
 というプレッシャーは、実は半端無かったんですが、精一杯やらせて頂きました!

  そしてもう1曲、大変恐縮ながら、
  私のオリジナルソング「またね。」を歌わせて頂きました!
  田野さんはCDを何度も聴き込んで下さって、独自のコーラスを歌ってくれました。
  新しい「またね。」の世界を広げて下さり、
  私のお客様も喜んでくれたのではないでしょうか。
  貴重なお時間を戴き、皆様お付き合い下さいましてありがとうございました。
  私は大仕事を終えてホッとして客席に戻り、代わって再びJoseさんのご登場!

 なんとJoseさんは藤原直美さんの舞台にも出演され、ギター演奏と芝居をされたそうで、
 昨年の10月の女優松下京子さんのお芝居と音楽LIVEのコラボの舞台で、
 レストランのお客さんとして出演した時に、ウエイトレスさん役だったMちゃんに、
 客席には聞こえない声で「Suica使える?」とかアドリブで訊いていたそうです(笑)。

   そんなJoseさんとの2部最初の曲は、「ブルース色の雨に濡れてる」。
   新しく買い替えたブルースハープの音色とお二人のハーモニーが渋い1曲です。
   続いて「Fan」「芝居仕掛」と、手拍子が鳴り響き、会場はヒートアップ!
   「Joseさん!帽子かっこいいよ!」という声援が聴こえました(笑)


 続いては、「ジェッダの風」へ。田野さんはお仕事で中東によく行かれていたのだとか。
 砂漠の風景と、異国の雰囲気が伝わってきて、妖しい魅力にとりつかれてしまいました☆

 最後は、心の背中を押してくれるような歌、「Real Road」。
 最後の田野さんの♪ Oh~ Uh~♪が、私はツボでした!

  歌い終えると、「アンコール!」という声と、手拍子が鳴り響き、
  なんと、その手拍子のまま、客席の深野義和先生がカウントを出して、
  それに合わせて「だけど瞳は空を見ている」の演奏がスタート!
  まるで打ち合わせをしていたかのような流れに、驚くやら面白いやら(笑)

  続いて「背中合わせ」を歌った後、
  最後はお一人で、リクエストに応えて「鏡の中の東京タワー」を歌ってくれました!
  間奏では、客席から♪ラララ~♪という合唱が聴こえ、
  それに応える田野さんの笑顔が印象的でした☆


 以上、長くなりましたが、私なりの感想を書かせて頂きました。
 お仕事で多忙な毎日を送っている田野さん。
 そんな中でも、周りの人達に対するお心遣いを忘れないお姿は、まさにダンディー☆
 深い愛に満ちていて、とても真似できるものではないと思いました。
 だからこそ、お客さんの胸に届くのですね!
 私なんて、まだまだだなぁと思ってしまいました。
 これからも田野さんのライブに通いつつ、その神髄を学んでゆかねば!
 と、心に誓ったのでした。


                    by 友美