PROGRAM♪
一部
① Highway River 作詞作曲:田野ユタカ
② no-one in the beach 作詞作曲:田野ユタカ
③ チャイナ・チャイナ・チャイナ 作詞:秦美奈子 作曲:田野ユタカ
④ 風になる 作詞:七井ちひろ 作曲:田野ユタカ
⑤ ガラスのマドンナ 作詞作曲:田野ユタカ
⑥ 京都つれづれ 作詞:作曲:田野ユタカ
⑦ 星のゴンドラ 作詞作曲:田野ユタカ
⑧ 約束 作詞作曲:田野ユタカ
二部
① 高知城(おしろ)の桜 作詞:紺野あずさ 作曲:田野ユタカ
② 手紙 作詞作曲:岡林信康 ◇カバー曲
③ 久々野の子守唄 作詞作曲:田野ユタカ
④ ブルース色の雨に濡れてる 作詞作曲:田野ユタカ
⑤ ち・が・う 【New】 作詞作曲:田野ユタカ
⑥ 芝居仕掛 作詞作曲:田野ユタカ
⑦ 確かな痕跡 作詞作曲:田野ユタカ
⑧ Real Road 作詞作曲:田野ユタカ
アンコール
① Fan 作詞作曲:田野ユタカ
② オブラート 作詞作曲:田野ユタカ
③ 鏡の中の東京タワー 作詞作曲:田野ユタカ
5月4日ライブレポート
ゴールデンウィークも残すところあとわずかとなった、5月4日。
このところ仕事に追われてまったく休めていない私は、
フェイスブックをのぞいては、「いいなあああ、ハワイに北海道、沖縄・・・」
と、ちょっぴりササくれた気持ちを抱えつつ、中央線で西荻窪へ。
そう、今日は久しぶりの田野さんライブ。
40分ほど早めに到着したので、会場隣の風神亭で生ビールと日本酒を各1杯、
つかの間の癒されタイムに突入です!
開場時間ぴったりに奇聞屋さんに到着すると、すでにお客様が受付に列を成しています。
田野さんの集客力、健在なり!とはいうものの、
お店のスタッフ山田さんはいつもながらのマイペース。
大量のオーダーをさばききれずにいるご様子です。
お客様一同の「早くビールを飲ませてくれい!」という
無言のプレッシャーをひしひしと感じつつ(笑)、
開演の時間と相成りました。
「みんな飲み物行き渡ったかな?まだの人は田野に言ってね~」と、
オーダーにまで気を配る田野さん。
以前の印象よりかなりスリム?になったJoseさんも登場し、
待ちに待ったライブの始まりです。
音響は加藤明さん。
今回私がご一緒した小川尚子さんは、月に1回奇聞屋ライブに登場される
シンガーソングライターさんですが、音質の良さにびっくりされていました。
すみずみにまで音へのこだわりがあふれているのも、田野さんライブの特長です。
「Highway River」で幕を開け、
冷たい生ビールにぴったりの「no-one in the beach」。
そしておなじみの「チャイナ・チャイナ・チャイナ」が始まると、
常連さんから「いいね!」の声が。
のりのりの前半から、女性うっとりの「ガラスのマドンナ」
「京都つれづれ」と、しっとりナンバーへ。
Joseさんとのハーモニーが冴えわたります。そして、一部の最後は「約束」。
「高知城の桜」で幕を開けた第2部。特に新鮮だったのは、2曲目の「手紙」。
その昔“フォークの神様”と呼ばれた岡林信康のカバーです。
実は田野さんにとって、音楽的なルーツの1つなんだとか。
部落差別を歌った重たいテーマ、はっきり言って古さは否めない歌詞ですが、
ヘイトスピーチなどが話題になる昨今、改めてしみじみと胸にしみました。
「ブルース色の雨に濡れてる」「芝居仕掛け」など
耳になじんだナンバーで、ライブもいよいよ終盤へ。
今回のライブタイトルでもある「確かな痕跡」「Real Road」で
ラストとなったものの、もちろん?当然のように?
アンコールの拍手が沸き上がります。
「Fan」「オブラート」…そして、待ってました!「鏡の中の東京タワー」。
そういえば、田野さんは以前、
「スカイツリーより東京タワーが好き」とおっしゃっていましたね。
昭和の香り漂う建築物でありながら、
今もなお多くの人に愛され続けるランドマーク、東京タワー。
独特のフォルムですっくと空に突き刺さり、
見る人の胸にさまざまな感情を呼び起こしてくれる…。
ちょっぴり懐かしく、心地よい田野さんの歌も、
私たちにとってそんな存在なのかもしれません。
いつまでも変わらず、でも少しずつ進化しながら、
その声を、歌を、私たちに届け続けてくれることでしょう。
by keiko
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