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2018年10月7日(日)

 田野ユタカ LIVE '18 秋

“ありがとう奇聞屋 さようなら” LIVEレポート


於:西荻窪「奇聞屋」


by SNOW



ありがとう奇聞屋 さようなら♪

出演:田野ユタカ Guest:Jose有海

  一部

 1.高速旅行        作詞作曲 田野ユタカ

 2.Love Letter       作詞作曲 田野ユタカ 

 3.ロッヂの風景      作詞 田野ユタカ 作曲 佐藤房夫   

 4.天城中伊豆誘い旅      作詞作曲 田野ユタカ

 5.栂ノ尾小径       作詞作曲 田野ユタカ

 6.しょうこ まい らぶ   作詞作曲 田野ユタカ

 7.だから海に来た     作詞作曲 田野ユタカ

 8.輝き続けてNew】   作詞作曲 田野ユタカ

  二部

 1.京都で逢った人     作詞作曲 深野義和 ☆カバー曲♪

 2.Tokyo City Ligets    作詞作曲 田野ユタカ

 3.Dear Marmaid      作詞作曲 田野ユタカ

 4.ガラスのマドンナ    作詞作曲 田野ユタカ

 5.僕が君に想う事    作詞作曲 田野ユタカ

 6.オブラート      作詞作曲 田野ユタカ

 7.綺麗事のマジシャン  作詞作曲 田野ユタカ

 8.主のない部屋     作詞作曲 田野ユタカ

  アンコール

 1.芝居仕掛

 2.CANVAS TOP

 3.鏡の中の東京タワー

 

  田野さんと出会ってから、三十年程の月日がたつ。
  昔は、月一のライブに必ず足を運び、ライブ以外の日にも、遊びに連れて行ってもらったり、
  悩みをきいてもらったり、家族の様な存在になった。

  奇聞屋のドアを開けると、昔ながらの顔が見えた。
  何故だろう、彼らに会うと、自分が出会った二十歳前後のあの頃に戻っている。
  本当に安心できる場所なんだなと改めて思った。

  一人で通っていたあの頃・・・
  今ではそのころの私と同じ二十二歳の娘を連れて、同じ時間を共有している。
  娘も「田野さんは、四十歳くらいにしかみえない!」というのも、
  還暦を迎えてもあのスタイルの良さは、なかなか真似できないものだと思う。

  田野さんと奇聞屋さんも、十五年の歴史があり、
  今年いっぱいでの閉店が決まった奇聞屋さんで、最後にライブを演りたかったそうです。

  そんな思い入れのある瞬間に立ち会えて良かった!

 

  一曲目は懐かしい「高速旅行」から始まり、
  二曲目の「Love Letter」。当時はメールもLineも無い時代ながらの曲です。
  続く「ロッヂの風景」では、昔スキー初心者の田野さんが、作曲者の佐藤さんに、
  上級者のこぶのコースに連れて行かれて、ボーゲンでひたすら必死に降りて来て、
  絶対に転ばなかったから目立ったというエピソードを話してくれました。
  田野さんは、曲ができるきっかけとなったエピソードの面白さと、
  そのエピソードに反比例して、曲や詞が美しく、温度差がある所も面白いです。

  そして「天城中伊豆誘い旅」、田野さんの曲は、京都でもそうですが、
  実際に田野さんが足を運んで作っているので、説得力があるというか、
  知らない場所でも風景が浮かび、感じることができます。
  「しょうこ まい らぶ」、昔は佐藤さんと曲を作り合っていると、
  今、誰の事を思って曲を書いているのかが、互いにわかってしまったそうです(笑)
  でも、そんな曲を書いてもらえるなんて羨ましいですね!
  「だから海に来た」では、昔バイクで出かけた時に雨にあって二、三日足止めを食ってしまい、
  雨が上がった後に海に立ち寄って、遠くから濁っていた水がだんだんきれいな水に変わっていく様を
  ずっと見ていた時にできたそうです。
  新曲!「輝き続けて」。深野さんに、題名を貰って、これで曲を作ってと言われて出来た奇跡の曲!
  泣きの半音ずつ下がって来るコード進行は、心をとても揺さぶられます!本当に名曲です!

   休憩をはさんで、ここからJose有海さんの登場です。
   第一部は、今日来られなかった音響の加藤さんの代わりにPAをやっていました。

 先ずは一曲目、「京都で逢った人」。これは深野さんの曲のカバーです。
 深野さんと田野さんの曲、どちらがどちらを歌っても、不思議としっくりハマります。
 田野さんと深野さんの馴れ初めの話も聞けました。
 ライブの日にマスターが来なくてライブハウスが開かず、
 急遽路上ライブをやったところに深野さんが居て、これがとてもいいライブだったそうで♪見たかったなー。

  ここからは、懐かしい曲のオンパレード。
  どの曲を聴いても、Penguin Houseで聴いたシチュエーションや、
  昔の事が走馬灯のように流れ出て来て、とても懐かしい気持ちに浸りました。 

   あっという間にライブは終わってしまいましたが、ここからアンコール!

  「芝居仕掛」は、曲はノリがあるけど、
  大人で怪しげな曲調からの、サビの展開がとてもカッコいい曲です。
  おなじみ「CANVAS TOP」は、八ヶ岳に向かって颯爽と走っていく田野さんを連想してしまいます。
  流石、会場はとても盛り上がりましたが、お客さんはこれで満足してくれず、
  鳴りやまないアンコール。最後に「鏡の中の東京タワー」を弾き語りでしっとりと聴かせてくれました。

   田野さん、これからも歌い続けて下さいね!

  そして、奇聞屋で初めて田野さんが出演したライブと、
  最後に出演したライブの両方のリポートを担当することができて、
  とても感慨深い気持ちでいっぱいです!
  奇聞屋さん、想い出を沢山作ってくれてありがとうごさいました。

                                            

                                                                       by SNOW