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2023年9月23日(土)

 田野ユタカ LIVE 2023秋@阿佐ヶ谷harness
“つれづれ独り語り♪”
LIVEレポート

於:阿佐ヶ谷「harness」


by sanu


    
PROGRAM♪

   一部
  ① モノクローム 
[作詞作曲:田野ユタカ]
   Dear Mermaid 
[作詞作曲:田野ユタカ]

  
夏色のドレスで [作詞作曲:田野ユタカ]
  しょうこ まい らぶ [作詞作曲:田野ユタカ]
  
夕暮れ [作詞:田野ユタカ 作曲:佐藤房夫 作詞原作:佐藤房夫]
  ⑥ 月の灯かり [作詞作曲:田野ユタカ]
  ブルース色の雨に濡れてる [作詞作曲:田野ユタカ]

   二部
  ① 十二単 
[作詞:柳川真寿美 作曲:田野ユタカ]
  ② 古都 
[作詞:田野ユタカ 作曲:佐藤房夫]
  ③ 帰郷 
[作詞:田野ユタカ 作曲:佐藤房夫]
  ④ えぴろおぐ 
[作詞:田野ユタカ 作曲:佐藤房夫 作詞原作:佐藤房夫]
  ⑤ Kのバラード
 -New- [作詞作曲:佐藤房夫 補作詞作曲:田野ユタカ]
  ⑥ 背中合わせ 
[作詞:田野ユタカ 作曲:佐藤房夫 作詞原作:佐藤房夫]
  ⑦
Negura Far Away [作詞作曲:田野ユタカ]
  ⑧ 輝き続けて 
[作詞作曲:田野ユタカ]

  アンコール
  ① 鏡の中の東京タワー
 
[作詞作曲:田野ユタカ]



  猛烈な暑さの夏でした。いつになったら秋らしくなるのかと誰しも思っていたでしょう。
  寒さ暑さも彼岸まで・・・正しくそんな日で、季節のチャンネルが丁度回ったような日でした。

  以前阿佐ヶ谷に来たのも田野さんライブだったなあ・・・。
  そんなこと考えながら阿佐ヶ谷駅をでて路地をぷらぷらと。
  あれ~行きすぎたかなぁとÙターンしたら、表に出てきてくれた田野さんみつけた!


  Herness》
  こじんまりとしたお店で、独り語りには最適な感じでした。

  飲み物を頂き、席についてさあはじまりはじまり~


   一部

  季節がら夏の終わりを感じさせる曲「モノクローム」で始まりました。

  定番曲「Dear Mermaid
  馴染のイントロになぜか安堵感を感じます。優しいメロディです。

  「夏色のドレスで」
  奇聞屋さんでの夏のライブで何度か聞いた曲でした。

  「しょうこ まい らぶ」
  若かりし頃《あおい》というユニットで歌われていた曲だそうです。

  そして私の大好きな「月の灯かり」。
  ここ何回かのライブでは必ず歌ってくれている。とってもうれしい♪
  もうすぐ十五夜。だから今回も歌ってと念じていました。

  一部の最後は「ブルース色の雨に濡れている」
  この曲ももうお馴染みの曲ですね。



   二部

  「十二単」
  田野さんの定番中の定番ではじまりました。
  いつも思います。田野さんはこの曲、何歳から歌っているんだろう・・?
  そう思うのは私だけでしょうか。


  ライブで何度かお見かけしました佐藤房夫さん。7月に亡くなられたとのこと。

  佐藤さんとのいろいろなエピソードを語ってくれて、
  ミュージシャンとしての田野さんの生い立ちがわかってきました。
  田野さん佐藤さんコンビで生まれた曲を何曲か披露。

  「古都」
  「帰郷」
  40年以上も前の曲とのこと。この曲そんな若い時に作ったの?と驚き!
  おふたりとも軽快で元気な青年だったと思われますが、
  うちに秘めたものは抒情深い感性なのでしょうか。

  新曲「Kのバラード」
  佐藤さんが綴った遺品の作詞ノートから蘇らせた曲だそうです。
  そのいきさつも含め、物語を読み聞かせしてくれるような曲でした。

  よくアンコールで歌われていた「背中合わせ」も佐藤さんの曲でしたね。
  彼もどこかで聴いていたに違いない。そんな気配のライブでした。
  次から次へと語られる佐藤さんとの関わり。
  気のあう友人、影響しあった大切な友人だったと察します。寂しいですね・・・
  でも、作った人は亡くなられても、歌う人がいて聞く人がいる限り永遠のものです。


  終盤、八ケ岳の話題に。
  パームスプリングでのライブに何度か行かせていただきましたね。
  以前のようなライブができなくても「Negura Far Away」は歌い継がれているとのこと。


  最後の曲は「輝き続けて」
  大事なひとに向けてエールを送るような曲でした。


  アンコールは「鏡の中の東京タワー」。
  最後にクールダウンすると余韻を連れて帰れます。ありがとう!



  これでギター1本での独り語りは終了。
  ギターを弾く指を眺めながら心地よい時間を過ごさせていただきました。
  次のライブも東中野で決まっているそうで励みになりますね。
  田野さんのおしゃべりから、田野さんの曲は実話がベースになっていると感じました。
  これから作る曲はどんな曲が生まれるのでしょう?
  私達は、田野さんの人生を曲で感じとることができるんでしょうね。


  大きな手術をしてからのライブ。そう言われなければ何もわからないライブでした。
  そこまで整えてきたのは田野さんの頑張り。お疲れ様でした。
  そして田野さんもおっしゃられていた経年劣化。
  誰しも避けられないもので私たちも同じなのです。
  無理するより今の年齢でできるものを聞かせていただければ、私も落ち着いて耳を傾けられます。
  お互いよりよい歳のとり方をしましょ!
  まだまだ走っていけそうな田野さん。もうしばらく寄り添わさせていただきますね。



                             
by sanu