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田野ユタカのLIVE後記-102
田野ユタカ LIVE '25 弥生
“あの笑顔に逢いたい♪”
2025年3月20日(木)
於:吉祥寺“曼荼羅”
出演:田野ユタカ with Jose有海 OA まつむらあきひろ
【吉祥寺 曼荼羅LIVE その2】 昨年11月に縁あって初めて単独LIVEを組ませてもらった老舗中の老舗「吉祥寺 曼荼羅」。 紆余曲折を経てLIVEに復帰し、手探りの独り語りを重ね、昨年3月はwith Jose有海の編成を。 5月には八ヶ岳Palm Springで数曲だが重鎮Band デンプシーロールを背負ってのLIVEにも辿り着けた。 循環器系の手術を受けた者としてはよくここまで復帰出来たものだと自身でも感慨深かった。 でもライフワークとしての音楽の、いよいよ最終コーナーに差し掛かかっている実感があり、 最終章描くには with Jose有海 のスタイルで、舞台は吉祥寺の老舗“曼荼羅”という絵図。 悪くはないなと思っていた。そして次のLIVE予定を何処にも取らず白紙のままLIVEに臨んだ。 そう、漠然とだがこれが最後になるかもしれない。 最後になっても悔いがないようにと思っていた。 以前にも書いたが、このHPのLIVE後記100回の節目までは頑張ろう。 敬愛する深野義和さんがLIVEをされていた同じ年齢までは頑張ろう… そのどちらもクリアした今、やり切った感は正直あったんだ。 独り語りLIVEはコンパクトなハコをセレクトしていたので、悉くsold-outが続いてくれた。 だが11月のLIVEは意外な方々も多く集って下さり、やや広めのつもりでブッキングした曼荼羅でも、 予約希望の方が座席数を越える盛況でsold-outの通知を出させてもらう状況となった。 当日は立見が出ないように最善を尽くしたが、ちょっと密で窮屈な思いを皆さんにさせてしまった。 そして終演後には、長く応援して戴いたのに見てもらえなかった方々の顔と顔が浮かんでいた。 最近はLIVE終演毎にその音源を持って師匠・恩人であり兄貴と慕う深野義和さんに報告に行っていた。 深野さんはご病気をされ、足を悪くされて懸命にリハビリをされているが、外出機会はメッキリ減っている。 その深野さんに思いを聞いて戴き、燃え尽き症候群的な心情も吐露して、 2025年の活動を考えあぐねている旨を伝えると、 ちょっとだけ少年のあの笑顔が悪戯っぽくにこっと笑うのだ。 「俺が行くからLIVEやってよ」 全部ぶっ飛んだ。早々に曼荼羅に連絡を取り、3/20の深野さんの誕生日に速攻でLIVEを組んだ。 それだけの事でこれほどまでにモチベーションが上がるのか…恐るべし(笑)深野義和~! 【構成】 LIVEタイトルは「あの笑顔に逢いたい」。自分を含む皆の気持ちを代弁してみた。 曼荼羅LIVEの時は今回も甥っ子であるまつむらあきひろにOAを務めてもらっている。 彼は個人事務所を構えるイラストレーター。田野のCDアルバム「飛行灯」「St.Silence」「音楽のチカラ」の ジャケットレイアウトを手掛けてもらっているが、いつの間にか曲を作り、LIVEをやる二刀流の道を志していた。 OAなど絶対取らなかった田野が、自分の甥っ子となるとガラッと変わる(笑)。 「ひみつ基地」「かげぼうし」彼の個性的なオリジナル群が曼荼羅の音空間を彩る。 そしてボブディランの「Knockin' On Hevean's Door」。まつむらあきひろらしい解釈と訳詞。 ここに前回同様に田野が途中からBHで絡むが、Jose有海さんも登場してギターを奏でてくれた。 PAさんには耳打ちしていたが、本人には全くのサプライズ。動揺しながらもしっかり歌い切ったね(^-^)v 一部 ①「Blue Time Scene」 全部は歌い切れないなりに、冬物一掃セールの選曲。 ②「鎌倉如月日向道」 鎌倉も今は外国人に席巻されてるんだろうなぁ。 でも行くなら空いてる1月下旬から2月初旬かな。 ③「冬が好き」 これは歌っておかないとね(笑) ここからは10日後にBirthday LIVEをされる歌手 橘和希さんにご提供させて戴く曲達の譲渡式(笑)。 ④「私の道がそこにあるなら」 11月LIVEの新曲。特に話しを聞いた訳でもないが、 何となく橘和希さんは今こんな心情なのかなぁと想像して作った。 遠からず心境に通じる事と、balladeを歌いたいとの彼女の希望が相俟って、 この曲は橘和希が歌ってこその曲に、その後育って行くように思える。 ⑤「京都・神楽岡坂」 "おりょうの恋"を歌う橘和希さん。坂本龍馬と女房のおりょうさんが出逢った舞台は京都。 これからもこの曲を様々な土地で歌っていくには、龍馬の故郷高知なら"高知でのものも"があるが、 物語が大きく動いた京都の歌があるとバランスが良い気がして、この曲をご提供させて戴く事にした。 田野の京都の歌はAlbum1枚作っても余るほどにあるが、どうせなら代表作をというのもあった。 ⑥「貴方の笑顔に逢いたい」【New】 この日のLIVEコンセプト曲。 深野さんと会った時の写真をLINEした時の橘和希リアクション(笑)によってこの曲は生まれた。 彼女にinspireされて作った曲だから、そのまま彼女に歌い紡いでいって貰えたら一番いいと思います。 皆さんの深野さんへの思いが凝縮された曲でもあるから。 ~ 二部 ~ 二部はまずソロで・・・ ①「SAKURA」 昨年ご逝去された作編曲家の西村幸輔さんが田野に残してくれた珠玉の5曲の中の1曲。 レコーディング前と違い、LIVEでもAlbumと同じワルツのリズムで歌うようになりました。 ②「あの歌が聞きたい」 深野さんの曲をコピーしてみようと曲名を並べてあれやこれや模索する内に、 やはり深野さんの声で聞きたいなと、曲名をハミングしてる内にそれを歌詞にして曲になった。 1曲だけその中に前作業していた自分の曲「冬が好き」が混じってしまったのはご愛敬(笑)。 ご本人を前に緊張して舞い上がって、一番大事なリピート部を歌い漏らしてしまった(涙)。 Jose有海さんの速攻フォローで事なきは得ていたが、田野的には痛恨(汗)。 ③「Kのバラード」 2年前の今ごろ、春うららかな日。府中に住む癌の手術を受けた盟友と、心臓を手術した自分が、 武蔵境の駅で待ち合わせて二人で復活を誓って昼カラに行き、時を忘れて夜になり、 ファミレスでご飯を食べて別れた。学生時代とやってることが変わらないなと大笑いした。 それが彼との最後の逢瀬となった。 あいつの恋を、思いを、俺が歌い紡ぐよ。もうそう長くはないなりにね。 Jose有海さん再合体・・・ ④「Metro」 ちょっと久し振りになったけど、この曲はやはりLIVEでJoseギターを聞いて欲しい。 ⑤「芝居仕掛」 Joseやんのこんなフレーズ、もう田野のLIVEじゃないと聞けないよ~♪ この曲は津山さゆりさんに提供しており、先日太陽倶楽部レコーディングスで歌入れを終えた。 歌い紡いで行ってくれる次の世代の仲間に感謝。 ⑥「飛行灯」 綺麗事のマジシャン、Tokyo City Lightsと共に、空港を舞台にした田野の卒業系Song3部作の一翼。 事務所の名前もYouTubeのChも皆この歌に由来する。 今回のLIVEレポーターのちひろさんに、気持ちいいくらいに言い当てられていた♪ ⑦「Real Road」 やはりこの曲を選んだ。5月に歌うか悩んだが、この季節がやはり似つかわしいと思ったからだ。 ~アンコール~ ①「Studio R/D」 会場一体で大合唱♪皆さん上手い♪OAのまつむらあきひろも違和感なく参入しハモる♪ 深野さんの手拍子、ハミング、そして笑顔が嬉しい!このLIVEであの笑顔に逢えたのだから。 ②「主のない部屋」 悔いなく燃え尽きた男女がFriendに進化する瞬間♪ それは驚くほどに突然に、そして自然に訪れる。 煙草1本の時間だけ、恋人でいる時間を先延ばしにした…優しさなのか余韻なのか…。 主を迎える事のなかったSweet Roomにも、もう朝陽が射し込んでいるのだろう。 束の間に想像するその風景も愛おしいけれど・・・もう夜はおしまいだね・・・ 【客席】 当日まで深野さんが来れなくなるかもの想定はしつつ、LIVEとは別の緊張感があったけど、 何て幸福な緊張である事か。田野のLIVEのお客様で深野さんを知らない方はほとんどいない。 田野が今日、多くのお客様に恵まれて歌っていられるのも、全てこの兄貴分のお陰。 そんな人が3年振りに田野のLIVEに来ようと、娘さんで歌劇女優でもあった琴美ちゃんに付き添われ、 指定したルート(タクシーで東急百貨店側から廻り込む)にタクシーが現れた時、泣けた。 いつの間にか(頼んでもいないのに 笑)多くの人が曼荼羅から出て来て、辺りはVIPお迎え色で染まった。 通行人は何事かと驚くばかり。その視線さえ心地よかった。 何人か泣いている人がいた。気持ちは皆同じなんだね! OAのまつむらあきひろを軸に、体力的には戦力外のくせに、田野と有海が必死に手を添えた。 マダム育子さんことT中さんが、千葉から今回もお一人でいらして下さいました。 何と深野Familyの関西LIVEやツアーでお世話になった作詞家のK藤さんも神戸から来てくれました♪ 10日後のLIVEで忙しい橘和希さんも。今やオペラ俳優の猫さんと丑さんも。正吉Familyもありがとう。 丑さんと正吉さんには深野さんがお帰りの折に最強タッグを組んでエスコートして戴きました。 小中高大社会人を通した同世代もちらほら。皆一緒に青春して頑張って来た世代だから、 もう今はただ無邪気にシンプルに、一緒に音楽を楽しもうネ♪ 【アンケート】 新曲の「貴方の笑顔に逢いたい」とアンコールの「Studio R/D」が特にご好評でした。 ややあって「Kのバラード」「Real Road」「SAKURA」「飛行灯」「私の道がそこにあるなら」 「冬が好き」、そしてやはりアンコールの「主のない部屋」… いみじくも「悲しくても辛くても、最後は前を向ける曲達…」とのメッセージトーンが 幾つか共通していて、それって結構嬉しかったなぁ。 書いて下さってありがとうございましたm(_ _)m 【所感】 舞い上がってました。 でもあの笑顔に逢いたいと願って、あの笑顔に逢えたのですから当然ですね。 Joseっちの名言「LIVEはある意味我々の安否確認の場」 前にも書きましたが、ある程度の頻度でLIVEをやるというのは、そこに集い音楽を楽しみつつ、 長い歴史の中で培われたお客様同士の無事を確認し合い、笑顔を交わせる社交場でもありますよね。 今回が2025年の初LIVEでしたが、ある意味不透明だった今年に光を当て、 今回のLIVEに田野を駆り立ててくれたのは、やはり11月には来れずとも今回なら顔を出せたあの顔この顔。 歳を重ねて皆が昔のようにはいかないなりに、LIVEを組むことでenergyを出してくれた深野さんのように、 音楽の不思議なチカラが「田野、もちっと歌えや」とでも言ってくれてるように思えました。 ご来場戴きありがとうございました。 今回は来れずとも応援して下さった方々、Joseさん、まつむらさん、曼荼羅スタッフの皆さん、 5月にまた曼荼羅LIVEを組みました。是非また音楽でお逢いしましょうネ(^-^)/ 田野ユタカ |