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田野ユタカのLIVE後記−30

田野ユタカ LIVE 十二単♪

2005年6月4日(土) 於 六本木 LADY BIRD

出演 田野ユタカ with Jose有海  音響 ROKU岩切
ゲスト 元町風子 木村千春   演出 田村寿子

Special Thanks SATOSHI YAMAMOTO


 2005年の目玉の一つになるであろう企画LIVE。
 それは六本木の芋洗坂で28年もの永きに渡り、老舗のシアターハウスとして知られる
 「LADY BIRD〜レディーバード」さんでのLIVEでした。


 −馴れ初め♪−

 初めてこの店を訪れたのは、今から約3年前。パリダカ戦士「菅原義正」さん率いる
 「TEAM SUGAWARA」に、イメージ応援歌「魂の轍」を提供させてもらった時、
 菅原さんがお礼にと誘ってくれ、飲み歩く内にここへ連れて来てくれたのが出会い。
 六本木は元々好きな街だし、会社から近い事もあって、その後接待等でもよく使い、
 気が付けばお店が休みの日には、マスター達がLIVEに来てくれるようになり、
 中でも「十二単」を気に入って戴き、是非ショーの中で使いたいという話しになって、
 この3月から6月の間、新しくアレンジされた「十二単」がショーの度に流れ、
 ショーガール達によって歌い、舞われるようになったのです。
 そして演劇以外にもお店の幅を広げたいと考えていた山本マスターと、
 そのショーを皆さんにも是非お見せしたいと思った田野のベクトルが合致し、
 今回LIVEをさせて戴く運びと相成った訳でござんす!!!


 −コンセプト♪−

 ズバリ「淫靡」でした。言う程に体現出来たかどうかは判りませんが、
 世代を超えてこの領域を共有トリップしたいと思っていました。
 当日は開場時間前から激しい雷雨に見舞われ、LIVE開始まで収まる気配もなく、
 外出を断念せざるを得ないような状況下で、幾人かの方はびしょ濡れで
 お店に辿り着いて下さいました。その分、世間から隔離された異空間感・・・。
 それさえも神様の演出に思えてなりませんでした。


 −選曲♪−

 最後まで決め切れず、悩みましたが・・・思い切って新曲を2曲投入してみました。
 初夏から雨の季節への移ろいは意識しつつ、一部の頭からJoseさん合体。
 新曲【オフセット】からスタート(オフセットとは重心というような意味っす)し、
 【チャイナチャイナチャイナ】と続けて加速感を最初にイメージ。
 【Dear Mermaid】で落ち着いて、好評の【風になる】で爽快に、
 【郡上恋歌】でしっとりと、【ガラスのマドンナ】で空気を作ります。
 そして一部のラストにいよいよ【演舞〜十二単〜】へ・・・

 二部はソロで導入。まずは【夕暮れ】から。そして新曲【紫陽花の頃】。
 共に雨の季節の曲。新曲【紫陽花の頃】は、この日一番のご支持を戴けました。
 最新曲が受け入れられるのはやはり嬉しいもの。ここで再びJoseさん合体。
 【no-one in the beach】。そして【ブルース色の雨に濡れてる】。徐々に無口に。
 【芝居仕掛】。【オブラート】。一気に畳み掛ける流れで疾走感が走る。
 ここで、今度はオリジナルの【十二単】を歌う。シーンと静まり返った後、拍手。
 緊張感が感動に変わる。最後は【風に吹かれている】をセレクト。丁寧に歌いました。

 アンコールには【1009】で夏の予感を。そして【CANVAS TOP】。
 この日は間奏のJoseさんギターも3回しの大サービス。
 そしてLIVE終了。如何でしたか?


 −ゲスト♪−

 ゲストの元町風子さんと木村千春さんは、この日カジュアルな服装でフロアだったのに、
 「え?」という感じで、何時の間にか衣装に着替えてステージに立つショーガールさん。
 田村寿子先生の演出・衣装で舞う十二単は、女の子が女に目覚めていくプロセスを、
 歌い、踊りながら表現して行きます。その表情の機微までご覧戴けましたか?
 この日はいつもと違う難しい立ち位置で、LIVEに花を添えてくれた彼女達に乾杯!


 −音響♪−

 シアターハウスでLIVEをやる・・・一番の問題は、やはり音響でした。
 この話を戴いた時からROKU岩切さんに打診し、駆け付けてもらいました。
 ショーパブのレイアウトをLIVE用に変えるのも難しかった。それが決まらないと、
 PA卓の位置も決まらない。とにかく企画・運営等の全てを仕切るとなると、
 絶対的に信頼のおける音響さんの存在が心強いです。アシスタントのMちゃんは、
 「太陽倶楽部」の加藤さんの所のスタッフ。客席には加藤さんも駆け付けてくれました。
 ショーガール達が言ってました。「歌った時の音がいつもと全然違って気持ちよかった」
 う〜ん、当たり前だのクラッカー(古)!!


 −所感♪−

 終わってみれば楽しかったです。やってよかった。でも確かに大変ではありました。
 反省も多いです。でも反省は次への動機付けになり、だからこそたまには
 「約束された中ではない」LIVEも必要なのでしょう。
 仕事が変わって忙しい・・・でもそれはLIVEには何の関係もない。
 今回、やれてよかった。来て下さった皆さん。Joseさん、ROKUさん、加藤さん。
 LADY BIRDの皆さん。来れなくても応援してくれた皆さん。
 本当にありがとうございましたぁ〜(^^)/