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田野ユタカのLIVE後記−33

2006 田野ユタカ LIVE

【謹賀新年】

2006年1月8日(日)
於:西荻窪“奇聞屋”

 
 明けましておめでとうございます!2006年もよろしくお願いします♪
 LIVEはそんなありがちな空気感が漂います。でもこのありがちを大切に思います。
 とにもかくにも2006年の初LIVE!今年も楽しも〜♪


 
☆コンセプト♪

 昨年は何とかほぼ月に一回のLIVEペースで来ていましたが、
 東京での単独LIVEが実は9月の独り語りLIVE以来の4ヶ月振りでした。
 仕事の質や年令上の立場・責任が年々非常に難しくなって来る中で、
 ブッキングにきっちり備えてステージに立つという、当たり前の事に対処する・・・
 その為に極力直前の仕事の状況や変化に左右され難い時期をセレクトする・・・
 年末年始休みを、構成〜曲作り〜リハーサル〜コンディション作りに当てる・・・
 皆さんの仕事が始まった頃、LIVEを入れて「また今年も頑張ろう」を共有する!
 休みは潰れてゆっくりも出来ないけれど、それで得られる達成感の方が尊い♪


 
☆新曲♪

 今回は紺野あずささん作詞の「高知城(おしろ)の桜」と、
 LIVEの直前に出来た2006年最初の作品となる「日溜りの午後」の2曲。

 「高知城」と書いて「おしろ」と読む・・・これは高知の人はもちろん、
 城下町の方には共通する感覚です。とにかく高知城の桜は本当に見事です!
 ご存知のように高知に所縁が深い田野が、高知ご出身の紺野さんと
 ご当地話で盛り上がる事しばしば。実際のメールのやり取りから詞が生まれ、
 詞を見た瞬間に鮮やかに場面が浮かび、感覚の機微さえも感じられたのです。
 だから曲はゆったりゆっくり・・・間違っても大作風であってはならないのでした。

 「日溜りの午後」は、所謂振り返り系のバラード。久し振りの引き出しでした。
 系統としては「少年の目をしていた頃」や「風に吹かれている」等に類するかな?
 新しい年に合わせ、冬の日のある午後をイメージして構成しました。
 低い音域で始まりますが、最後は田野音域のピークまで上がり・・・きつ〜!!!
 でも擦れても声がひっくり返ってもいいぞっ!てな勝負曲です。如何でしたか?


 
☆選曲♪

 新曲2曲を軸に、「高知城の桜」をTOPに、「日溜りの午後」をラストに配しました。
 そして今回は季節柄の曲も折り込む中で、この一年の間に作った曲達を
 適度に並べてみました。


 「高知城の桜」(New)で始め、2曲目に「紫陽花の頃」(昨年6月)、
 3曲目に「LOVE LETTER」(昨年9月)をセレクト。ここまでは独り語りです。
 そしてJoseさん合体。「冬が好き」「海の音が聞こえる」「TOKYO CITY LIGHTS」
 一部の最後に「僕が君に想う事」(一昨年11月)と選んでみました。

 二部は「Blue Time Scean」「初詣」とリズミカルに続け、劇団「梗の会」紹介を挟み、
 「十二単」を紡ぎます。シーン・・・。そして静寂を打ち破るラインナップへ・・・
 「オフセット」(昨年6月)、「芝居仕掛」、「瞳を閉じて過去を撃て」・・・
 ここで東京では初お披露目となる「生きる理由」(昨年10月)を歌いました。
 そして最後は「日溜りの午後」(New)。声が擦れました(汗)

 アンコールは「チャイナチャイナチャイナ」「CANVAS TOP」でヒートアップです。
 3日後にLIVEレコーディングを控えるJoseさんのギターが、
 今年も、今宵も、より一層冴え渡っていました。如何でしたか?


 
☆お客様♪

 今回の客席には、遠方より愛知県組のみえはるさん&バラライカさんが!
 LIVEレポートはそのバラライカさんにお願いしちゃいました!サンキュ♪

 梗の会の女優「松下京子」さんをご紹介。2月に芝居「かげろうの吹く風」を公演。
 その中で田野の曲「TOKYO CITY LIGHTS」を使う事になっています。楽しみ!

 昨年コラボLIVEで、演舞「十二単」を歌い、舞ってくれた「六本木レディバード」の
 看板ショーガールのC春さんは、日にちを間違えて前日に一度「奇聞屋」に来訪!
 「田野さんの嘘つき〜!へ?今日は土曜日?ひゃ〜!仕事だぁ〜!」
 大爆笑ネタをBBSでも公開してくれました。連日?ありがとう!

 本当に程よく心地よい満員感の中で気持ちよく歌えました。ありがとうございます!


 
☆裏話♪

 左のツィーダーが故障・・・どうする?急遽モニターの一つを出音用に使って対処。
 JoseさんのBINGOのアンプが命綱となり、お客様には遜色のない音を
 何事もなかったように届けてくれたのは、太陽倶楽部レコーディングの加藤さん!
 サスガ!頼りになります!今年もよろしくお願いしまっす(^^)/
 奇聞屋さん。音響機材は小屋の命。これを機に定期メンテをお願いします。
 加藤さんにトータルアドバイザーになってもらえればすごくいいかも♪


 
☆所感♪

 実はLIVE中、ひどい頭痛に悩まされていました。声を出せば出す程、
 ズキンと激痛が走る中で、このままピークの声を出したら血管切れるかな・・・?
 脂汗に塗れ、でも迷いのない答えを朦朧とした意識の中で持っていました。
 ここで死ぬなら本望だろう!躊躇いなく、擦れるまで声を出していました。
 「痛っ」・・・ん?人間そうは簡単にゃクタバラン(笑)。LIVE後、速攻バッファリン(爆)。
 もちろん大丈夫だったから、今これを書いてる訳なんですが、
 そんな愚直な思いが自分を次へと駆り立て、続けていくエネルギーだと感じました。

 来て下さった皆さん!来れずとも応援していて下さった皆さん!
 Joseさん!加藤さん!深野さん!本当にありがとうございました!!!

 皆さんに・・・「謹賀新年♪2006♪」


                                        おしまい