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田野ユタカのLIVE後記−35

2006 田野ユタカ 初夏 LIVE

【つれづれ独り語り in 八ヶ岳♪】

2006年6月10日(土)
於:八ヶ岳“パームスプリング”


 2006年6月10日。
 色々な意味でターニングポイントとなるLIVEの日。
 例え望んでも、必ずしもずっと同じ場所には留まれない。
 そんな事は何度も経験してきたから判っている筈なのに、
 答えが風に吹かれている事にその都度気付く自分がいる。今回も然りだ。

 相方ROKUさんは土日の仕事に変わった事もあり、今回は独りだ。
 年々ハードになる仕事との狭間で、浅い眠りの日々が続く。重ダルイ体と心。
 それでもしょぼい目を見開き、LIVEに向けて真っ白なプログラムを埋め、リハをこなす。
 新曲も出揃う。声の抜けが戻り切らない不安の中で、車は八ヶ岳を目指す。

 山は昔と変わらない。秘密の川原に出向いてイワナ達に挨拶する。
 コンセントレーションが微妙に高まっていく。別荘で身を清め、いざパームへ!

 コンセプト♪

 原点到達。
 人が集えば音楽が始まる。だからパームはあり、だから田野が集った。
 年月の中で多くの人が集う中、妙に引っ掛かる違和感分子・・・
 一度ご破算にする。崩れ落ちた瓦礫の中から、物事の本質をもう一度探ろう。
 パームができた頃、ギター1本でLIVEをやっていた。今回はそこに到達するLIVE。


 プログラム♪

 久し振りの対バンを迎え、長めのワンステージでの構成。
 惜し気のない選曲。澱みのない流れ。畳み掛ける構成、メリハリ、新曲。
 裏の裏が表でもないというような・・・そんな意識での選曲でした。
 「高速旅行」でカジュアル&リズミカルに始め、「朝を待ってる」で最初のピーク。
 「紫陽花の頃」は挟みどころに迷った挙句、3曲目を聴き所としてベストと判断。
 同じ曲でも順番や前後の流れで、つまらなくも感動的にもなるから難しくも面白い。

 最初の裏かきで「君の瞳のジュエリー」。続けて更に裏かきで「京都・紅」を配す。
 立て続けの裏かきで、カバー曲「バランタインの日々」を初めて独り語りで歌う。
 ここで更に意表をついて「約束」を投入。さすがに「ここで?」との声が飛んだ。
 そう、ここで・・・中盤に中だるむ隙を自分に一切与えない選曲を意識しました。

 ここで更に裏をかいて「LOVE LETTER」でしんみりクールダウンして戴き、
 いきなり我に返るシャウト&テンポの新曲「ケアレス」をここに投入して、
 ラストバラード「風に吹かれている」につなげてメッセージ終了。如何でしたか?


 アンコール♪

 本編より長いアンコールってなんやねん?11曲?ひえ〜!!!
 「ビール飲みてえなぁ」はよくあるけど、「タバコ吸いてえなぁ」と思ってました(笑)。
  1、ブルース色の雨に濡れてる
 2、CANVAS TOP
 3、四万十川
 4、NEGURA FAR AWAY

 5、郡上恋歌
 6、Dear Mermaid
 7、綺麗事のマジシャン
 8、ガラスのマドンナ
 9、十二単
 10、葉山サンセット

 11、約束
 多くは語りません。有坂さん!とらひげちゃん!ROKUちゃん!加藤さん!
 ご協力ありがとうございましたぁ〜(^^)v


 新曲♪

 今回の新曲は「ケアレス」。声擦れましたね?失礼(汗)
 全てのよくない出来事は、よくよくは自分の不注意・・・受け止めるしかない。
 そして前を向くしかない・・・というような曲です。如何でしたか?
 いずれバンドでやってみたい曲ですね!


 共演者&会場の面々♪

 今回はジャンベのグループ「ドンシャカ・ピーポー」さんとの競演。
 ピュアな思いと一生懸命さが好感の持てる、若手バンドでした。
 お客様も踊る踊る!
 LIVE終演後、michiさん from 中伊豆と、マダム育子さん from 福岡という、
 異色&奇跡のユニット「カイマナヒラ・シスターズ?」の登場で、
 ハワイアン&フラダンスタイム!ドンシャカ・ピーポーも踊る踊る!
 一層盛り上がるパームの夜は、果てしなく更けて行くのでした。


 所感♪

 パームで企画するLIVEは、今回の田野と7月のデンプシーロールで終わりです。
 その事の真意を、我々があれやこれや言っても始まらない気がします。
 チーフが終わりだと言ったのだから、終わりなんです。
 出演する側にも甘えや勘違いはなかったのか?誰かの犠牲に胡座をかいて、
 物事の本質とずれてはいなかったのか?全ては各々のケアレスです。
 だから出演者の一人として、甘んじてすんなり受け入れます。
 そこから今後を考えていかないと、先は見えては来ない。

 だから皆さんもどうか、田野と一緒に受け止めて下さい。
 でも決して、絶望はしないで下さい。
 八ヶ岳LIVEは人が集って、そこに楽器があれば出来るんです。
 その原点を私達は共に探し、遠くないいつかそこに辿り着きましょう!

 2006年八ヶ岳LIVE!本当に楽しかった♪
 ありがとうございました!!!


                                    おしまい