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田野ユタカのLIVE後記−38

田野ユタカ 八ヶ岳 LIVE 2007

2007年6月16日(土)
於:八ヶ岳“Palm Spring”

 
 一年なんてあっという間だなぁ。でも、一年で色々あるもんなんだよネ…。
 とにかくワンマンLIVE♪しかも今年は最初から最後までギター1本でやり倒すぜ!
 思い出も思い入れも一杯あるこの空間に、今年も立てた誇りと喜び・・・
  それにしてもなんちゅういい天気♪八ヶ岳、南アルプス、富士山クッキリ〜♪
  おりゃ!見とけ〜!!またまたやるぞ〜、LIVE♪


 【構成】
 楽しく苦しんだ(?)今回の選曲&構成。昨年と変えて二部構成にした。
 「思い出を雨に流せば♪」でスタート。久々にやったけど、入るなぁこの曲。
 雨の季節に合わせた選曲の次は一気に夏モードへ。「渚のバケーション♪」。
 間奏で皆さんへのご挨拶を挟む。続けて「Dear Mermaid♪」。空気が出来てくる。
 そして「しょうこ まい らぶ♪」。一気に4曲たたみ掛けた。
 少しお喋り。パームのお客様とのかけあいは実に楽しい。いじってやる〜♪
 ここらでまたまた季節がらのバラード「紫陽花の頃♪」を入れ、
 和のテイスト「口紅♪」とつなぎ、一部ラストは「僕の部屋へ♪」。
 あっという間だった。幕間は和気あいあいだ♪
 
 二部は「星の海♪」でしっとりとスタート。「高速旅行♪」で少々リズムを・・・
 と思ったら「京都・紅♪」。この抑揚共有がステージ・客席共に楽しい!
 「LOVE LETTER♪」。あの(笑)Palmのお客様がシーンとして聞いてくれている。
 新曲「絵画の君に恋してる♪」。お客様が揺れながらリズムを取ってくれる。
 「心紐♪」。これできずなと読ませる。「朝を待ってる♪」。声が掠れる。
 構わずシャウトする。沖縄の朝が脳裏に蘇る。そしてラストはやはりこの曲
 「約束♪」。声掠れまくり。客席も大合唱。馴れる事はない。やはり嬉しい♪


 【アンコール】
 第三部とも称されるアンコールを予定調和のようには考えられない。
 本番のプログラムで既に燃え尽きている。そうでないとお客様に失礼だ。
 余力などない。それでも鳴りやまない拍手だからこそ、そこからまた始める。
 ありがとう拍手。ありがとうアンコール。歌詞カードはそれなりに用意したが、
 頭の中は真白だ!「背中合わせ♪」をセレクト。手拍子ありがとう。勇気が出る。
 「年に一度だから、わがままきいて!」手拍子がそう言っているように聞こえる。
 再び歌詞カードを捲る。5月の新曲「nude♪」を一人で歌う。
 「この曲を作った」という実感を確かめるように歌いたかったんだ。
 これは田野のわがまま(笑)。客席の濃い面々が、銘々の思い入れのある曲を叫ぶ。
 ニッコリ笑ってしまった。お客様は本当に愛おしいもの!

 「ガラスのマドンナ♪」一人で歌ったのは、作った直後に一回あるかないかだった。
 「四万十川」一人でやった事はない曲。初めて自分のギターと口笛でやってみた。

 昨日が誕生日の人、今日が誕生日の人、明日が誕生日の人が揃った?う〜ん凄い!
 二十云年振りに披露する曲「Happy Birthday♪」歌詞がぶっ飛んだ。面目ない(汗)。
 「NEGURA FAR AWAY♪」もう皆さんノリノリだぁ〜!踊る踊る&楽しい楽しい♪
 最後にチーフのリクエストで「綺麗事のマジシャン♪」を歌った。ありがとう♪


 【新曲】
 今回の新曲「絵画の君に恋してる」は、始めにタイトルありき…のパターンで作った。
 最初にタイトルが浮かび、その曲名を軸に詞とメロディ(=物語)を紡いでいく手法。
 たまにこういう作り方をする事があるが、久しぶりだったので妙に新鮮♪
 窓辺で季節を愛でるヒロインを、そのまま絵画に見立てて恋してる…みたいな。
 シンプルでライトに仕上がり、結構お気に入りの曲になりそうです。如何でしたか?


 【お客さん】
 今回も全国から…と言っても過言じゃないでしょうネ!
 地元八ヶ岳はもちろん、東京、神奈川、静岡、愛知…そして九州からも♪
 賑やかに客席を彩り、盛り上げてくれました!いつも本当に頭が下がります。
 LIVEを通したお客様同士の交流もとても素敵な関係が広がっているようですネ!
 嬉しいです!ありがというございました♪


 【エピソード】
 ☆田野は口笛音痴?
  今回はお馴染みの「高速旅行」の他、新曲の「絵画の君に恋してる」、
  そしてアンコールでの「四万十川」一人バージョンと、3曲に口笛を挿入。
  でも…どの曲でも何で音程が微妙なんだろ〜?(汗々) 俺って…音痴〜?(大汗)


 【所感】
 ファンの皆さんと、ステージに出る側の間には、明確な「暗くて深い川」があります。
 客席の側の皆さんは無邪気でいいのです。もちろん色々な事が起きてしまうのが人生。
 でもそれはお客様側にも其々にある事で、やはり我々と皆さんはフィフティなのです。
 見せかけのパーマネントなんてくそくらえですから、その時の精一杯でLIVEはやる!
 でも我々は情報発信者として、よりよい環境の中で皆さんをお迎え出来るよう、
 「仕方がない」とは言わず、絶えず諦めない…それを日常の中で体現しないと、
 音楽そのものがウソになる…んな事を思ったLIVEでした。

 雄大な八ヶ岳、南アルプス、美しい富士山、若緑に彩られた高原の木々、
 青い空、夕焼け、星空、音楽、そして人…すんばらしい!!!
 あの日、あの高原のLIVE会場にいた全ての方々を、田野は大切に思っています!
 本当にありがとうございました♪

                                 田野ユタカ