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田野ユタカのLIVE後記−44
田野ユタカ 八ヶ岳 LIVE '08夏
“つれづれ独り語り '08”
於:八ヶ岳“パームスプリング”
2008年7月12日(日)
出演:田野ユタカ 音響:山本諭
【八ヶ岳 LIVE '08 プロローグ】 八ヶ岳でのLIVE…今年も出来る喜びと、それを支えてくれる全ての方々に感謝。 7/11早朝、背広姿で愛車YRVにて中央道を甲府へ。仕事だ。厳しいトラブル処理。 それでも田野が行く事を喜んでくれる現地スタッフの笑顔が嬉しい。遅い昼食の後、 午後はそのまま西走して長野道の豊科まで。これもトラブル処理だった。しかし到着すると、 新たなトラブルが発生していた。気遣ってくれる現地スタッフ。大丈夫。何とかしようぜ! ようやく目途をつけて、スタッフの笑顔に送られ、松本を午後五時半に出発。暑かったなぁ。 中央道小淵沢ICを降りる。慣れ親しんだ高原の入口。モードが切り替わる瞬間だ。 コンビニで買い出しし、馴染みのGSで燃料満タン…う、さすがに高いぞ(汗) キープしていた別荘に落ち着く。いつもなら即パームに駆け込んで夕食を嗜むが、 この5月でパームは通常営業をやめている。少々寂しいが仕方ない。 今回は年に一度の独り語りLIVE。最近は八ヶ岳LIVEをこれに当てている。 ギター1本で、一人でやる。体調は実は良くない。声も掠れ気味だ。 喉を潰さぬように慎重にリハを重ねる。その間にも深夜までトラブルの緊急連絡が入る。 皆必死なのだ。携帯を切る訳にはいかない。仕事もLIVEも、田野には表裏一体だ。 どちらかを疎かにしたら、どちらもダメになる。リハもトラブルも深夜に目途。 高原界隈は夕立があったらしく、地面は濡れていた。蒸しているなぁ。 無論昼間の盆地程は暑くはない。快適とは言い難いが、それでも東京よりは遙かにいい♪ 少々ビールして、静寂の中で静かに眠りに落ちていく。目が覚めたら…八ヶ岳LIVEだ!!! 【構成】 雨の季節から夏…を意識して、この一年の間に書き溜めた曲達を合間に配す構成を。 一人だとやらない曲も、一人ならではのテイストを探りながら… 〜 一部 〜 オープニング曲に、やや意表をついて「鏡の中の東京タワー」をセレクト。 パームに合うかな?いや、合わせちゃおう…と選曲しました。 そして雨の季節のソロの定番「思い出を雨に流せば」、 夏の定番「Dear Mermaid」と続けます。 「紫陽花の頃」を季節柄…二度三度と聞く度に詞が染み入ってくれる曲かも… この冬、20数年の時を経て新しく甦った佐藤房夫さんとのコラボ曲「冬の日のある午後」。 パームにフィットする曲「その角を曲がれば」と配しました。 ここで今回の新曲「雨の夜」を披露。BANDでもUNITでも映えそうなメロディをソロで。 そして一部のラストで「約束」をお届けしてみました。どうだったでしょうか? 〜 二部 〜 二部は「君の瞳のジュエリー」でスタート。続いて「朝の雫」…歌うというより、語る…曲。 とても懐かしく、ピュアな佐藤房夫さんとのコラボ曲「えぴろーぐ」…10代の頃の作品だ。 「京都・紅」「Love Letter」と語り紡いでいく。こういう曲の流れは、昔パームでは難しかった。 でもありがたい事に、今では何の違和感もなく、お客様が時々でテンションを変えてくれ、 そんな各々の自分を楽しんでくれているようにさえ感じられて嬉しい。 「ブルース色の雨に濡れてる」を一人で。ブルースハープの部分を地声(笑)でうなる。 あ〜ぁ…声が掠れちまったい!開き直って「朝を待ってる」…益々掠れる声。喉の奥が血生臭い。 ラストは「風に吹かれている」をバラードして、声は掠れまくってまま本編(?)終演。 【アンコール】 「背中合わせ」「高速旅行〜ハイウェイトリップ〜」。音域の厳しい曲をためらわずセレクト。 声は掠れているが、誰かが「新境地」と声を掛けてくれた。優しいフォローをありがとう。 リクエストに応えて「四万十川」。おっと、飛び入って欲しいさっちゃんが今日はPAだ。 即興でオカリナパートをハミングで…ん?意外といい!ありだネ♪ MC「ビールくれ〜!」 バラードを挟む。「夏色のドレスで」…声を立て直して行く。 MC「ビールくれ〜!」 再びリクエストに応えた「十二単」…初めてソロでやってみた。悪くないね! MC「ビールゥ!」 「NEGURA FAR AWAY」…手拍子が起こる。 心優しいKENTAROH君がビールを持って来てくれた♪ プッシュ〜!かんぱ〜い!!グビッ!!!うんめ〜!!!! 「CANVAS TOP」へ。KENTAROH君のボンゴが入る!いいねぇ〜!楽しいぜい!! チーフ・ジョニー鈴木のリクエストで「綺麗事のマジシャン」。 この人に歌ってくれと言われたら、歌わない訳にはいかないぜ! そして最後に大合唱ヴァージョンでの「約束」をもう一度歌って…夜はおしまいに。 【新曲】 「雨の夜♪」月並みなタイトルなのが、妙に気に入っている新曲。 アップテンポからスローへ、スローからテンポアップ。 二度と噛み合う事がないと解っても、離れられない男女の機微が交錯する雨の夜… そんなテーマの曲。抑揚が混在し、泥臭カッコイイ(?)曲…てな感じかな? また他のLIVEでもやりますからネ! 【エピソード】 ☆とらひげさっちゃんがおとなしい・・・♪ いつも本当に楽しんでくれるフォルクローレBAND「ピミエンタ」のさっちゃんこと 山本諭さんが、この日はPA担当…ん?あまり飲まないし…ん?ヤジらない… お陰で(?)つつがなくLIVEは進行し、終演したが…。何か物足りないぞ〜! でも田野の音響をとっても大切に考えてくれたんだよネ!ありがとう! でも次回は、もしPAだったとしても、アンコールではまたコラボろうネ♪ 【所感】 孤高且つ自由な二泊三日の八ヶ岳行。パームが通常営業をしなくなって初めての山行き。 やっぱり寂しかったが、当たり前にそこにあり続ける事の難しさと厳しさ… それはLIVEでも一緒だ。誰かの無理や、リスクに甘え過ぎてはいけない。 当たり前に続いているという事、存在するという事、その奇跡に感謝し、 少しずつ甘え合い、補い合い… 支えてくれたパームスプリングに、ジョニー鈴木さんに、お越し戴いた全てのお客様に、 そして変わらずにそこにあり続けてくれた八ヶ岳に…改めて感謝せずにはいられません。 ありがとうございました♪またお会いしましょう!八ヶ岳の山裾で、音楽を道連れに♪ 田野ユタカ |