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田野ユタカのLIVE後記−４７
田野ユタカ LIVE '0９冬
“だけど瞳は空を見ている”
於：西荻窪“奇聞屋”
２００９年１月１１日（日）
出演：田野ユタカ with Jose有海 音響：加藤明
【LIVEタイトル】 「だけど瞳は空を見ている」…今回歌い卸しの新曲をまたLIVEタイトルに挿げてみました。 敢えて漂う昭和の匂い。現在と過去を結ぶ人の中の心象風景は、時代になんか流されない。 トレンドを否定はしないし、良いものも沢山ある。今を生きる我々は、過去によってこそ 未来を見据える視野を培うのだから、田野の中では昭和〜平成は一貫した物語なんだ。 自分の気持ちのいい領域…でもそれはもしかしたら皆さんにも共通しているんですよネ！ 人それぞれの歴史に敬意を表し、敢えて今歌う｢過去｣でない現役の曲達が、幅広い層の 今のお客様各々に染み入ってくれたら嬉しい。そんなLIVEコンセプトでした♪ 【構成】 冬ならではの曲達。年頭のLIVE。様々な展開を考えましたが、 一つの物語を意識した構成にも、季節やトレンド、そして懐かしさも添えたい… 今年もそんな紡ぎ方がいいよネ♪ 〜 一部 〜 オープニングは｢冬が好き♪｣。遅れて来て下さった方々…申し訳ない〜！ ｢Blue Time Scean♪｣。冬なりの疾走感もあるよネ！そして｢初詣♪｣。楽しくなるネ！ ここで｢十二単♪｣。空気を変えるぞ。｢京都・紅♪｣。和の奥深い淫媚が伝わるかな？ ちょっとまた空気を変えようと、ライトな曲｢海の音が聞こえる♪｣は久しぶりのご披露。 そして｢飛行灯♪｣と繋げ、一部の最後に今回の新曲｢だけど瞳は空を見ている♪｣をご披露。 〜 二部 〜 二部の頭は今年もソロコーナー。まずは｢鏡の中の東京タワー♪｣から。 続いてジワジワと支持を戴けている｢久々野の子守歌♪｣。 そしてもうお馴染みの｢LOVE LETTER♪｣と紡ぎました。 ここでJoseさん再合体で、｢僕が君に想う事♪｣でバラード。 ノリノリの｢ﾁｬｲﾅ･ﾁｬｲﾅ･ﾁｬｲﾅ♪｣。久しぶりながらファンの多い｢瞳を閉じて過去を撃て♪｣。 ﾋｰﾄｱｯﾌﾟ感を一気に冷ます｢nude♪｣とつなぎます。そしてラストバラードには… ｢LAST NIGHT♪｣を久しぶりにセレクトしました。如何でしたか？ 【アンコール】 今回はステージ上でのインスピレーションで｢芝居仕掛♪｣をまずはセレクト。 次いで｢背中合わせ♪｣と歌ってみました。「もう一曲！」との掛け声に、 一瞬迷いましたが…久しぶりになっていた｢主のない部屋♪｣を選曲。伝わったかな？ 実際にはハプニングだらけでしたが、終わってみればやはりあっという間でしたね。 【新曲】 「だけど瞳は空を見ている♪」…冒頭にも触れたLIVEタイトルにもなっている曲。 それこそ「青い三角定規風にしよう」「歌詞も曲調も昭和の匂い＋平成歌唱で」？？？ 当初は事務所のコンペ用に書き卸しましたが、企画そのものがなくなり、 このままでは勿体ない…歌っちゃおう！しかも新年一発目のLIVEで♪Joseギターで♪♪ 田野が曲を作り始めた頃を除けば、歌詞に「青春」と出てくる田野作品は皆無でした。 ところが…歌ってみるとこれが気持ちいい！Joseさんのハモリもバッチリ決まり、 いかにも「昭和思い出歌謡」風な曲が、狙い以上にいいテイストで生まれて来ました！ 楽しかった〜♪おっと…自己満足じゃアカンアカン！み、皆さんは如何でしたかぁ〜？ 【エピソード】 ☆New Guitar お披露目♪ 何とこの日のLIVEで、田野の新しいギターがデビューしました♪ 大好きだったCharvel君、これまでありがとう。まだまだ君を抱く時もあるからネ！ そしてTAKAMINE君こんにちは！これからよろしく頼むネ〜！ ☆New Guitar早々のトラブル…汗 後でMDを聴いて判明しました。それは｢瞳を閉じて過去を撃て♪｣の最中に起こりました。 音が…出なくなった(汗)。加藤さんとレイコちゃんには本当にお手数をおかけしました。 音響系ではなく、ギターのピックアップが信号を出していませんでした。 おNewのGuitarが新年早々のトラブル！果たして残り２曲とアンコールは… 結局もう一本スタンドを立て、マイクで生音を拾いました。二十年ぶりくらいかな？ でも…ちょっと懐かしくて新鮮な感覚でしたにゃ♪ ☆お客様ラッキ♪ 今更ながら、Jose有海という男…スゲ！！！ この窮地のマをﾌｫﾛｰしたのが誰あろうJose有海さんでした♪絶妙ﾄｰｸもさることながら、 突発で「Georgia On My Mind♪」を弾き語りで披露し、ヤンヤヤンヤの拍手喝采♪ LIVEをつないでくれました。いや〜、お客様はラッキー…皆いい顔してました♪ ☆不覚…伝えられなかったメッセージ♪ 今回は１１月の九州LIVEにサポートで同行してくれた帰路に不運な事故に遭われ、 各方面にご心配をお掛けし、多くの方からお見舞いや励ましを戴いたROKU岩切さんの、 元気な近況をお伝えしようと、経過を淡々と説明していたのですが、 何でか途中で言葉が詰まっちゃいました。う〜ん、自分ではよく判らん。 とにかくLIVEが一瞬止まっちゃいました。面目ない。 あの時伝えたかった事を補足させて下さい。 とにかく無事だった事、カムバックする事が皆さんへの恩返しだと、そこを拠り所に 必死に辛くて長いリハビリを頑張っている事…。 そして今年の正月のメールに｢昨年は色々あった分、今年はいい年になるよ｣と打ったら、 ｢いやいや、2008年はいい年だった。もちろん事故で皆さんに心配をお掛けしたのは 申し訳ないが、長い混迷を抜け出し、再びLIVEのSCEANに戻って来れた事や、 事故ゆえに判った事も多々あった。思いがけない人からのお見舞いや励まし、 そして肉親の情の機微等々…｣というような、こっちも嬉しくなるメッセ−ジが返信され、 これは皆さんに伝えねば…と思った次第です。彼は３月上旬の復活を目指しています！ 【お客様】 今回も初めての方もお馴染みの方も含め、多くの方にお越し頂き、最終は満員御礼でした。 ２月に公演のある劇団｢梗の会｣の松下京子さんが稽古帰りに駆け付け、盛り上げてくれたり、 邦楽界の至宝である紫蘭まきさんも来てくれました。ロシアから帰国の後輩君も久しぶり。 １２月のX'mas LIVEを聴いて来てくれた方もチラホラ。嬉しいこんにちはですネ！ 意外だったのは、Ａとその従兄のＡｋが初めて来てくれた…恥ずかしくも嬉しいｻﾌﾟﾗｲｽﾞ♪ でも今回は不覚も事故も色々ありましたが、とにかく最後はお客様に助けられました。 いつも、そして今回も感動をありがとうございましたぁ〜<(_ _)> 【アンケート】 今回はそこそこ書いて戴けました。 アンコールも含めてやはりほとんどの曲に誰かが感動してくれたようで、嬉しいです。 票が割れましたが、団子状態ながらも人気があったのは ｢飛行灯｣、｢LOVE LETTER｣、｢僕が君に想う事｣、｢久々野の子守歌｣… 次いで｢冬が好き｣、新曲の｢だけど瞳は空を見ている｣、｢京都・紅｣、｢Last Night｣… 更には｢nude｣、｢ﾁｬｲﾅ･ﾁｬｲﾅ･ﾁｬｲﾅ｣、そしてｱﾝｺｰﾙでやったので曲名を言わなかった ｢主のない部屋｣…が人気でした。 皆さんそれぞれの感性が伝わって来るようで、書いてもらうといつも本当に嬉しいです。 ありがとうございました♪ 【所感】 自分でも意外な展開に、恥ずかしいというのもありましたが、 今は｢ま、いっか！｣と思えています。 Joseやんのフォロー。加藤さん＆レイコちゃんのフォロー。 奇聞屋さんの山田店長のフォロー。そしてお客様のフォロー。 多くの方に支えられて成り立っているLIVEという側面が凝縮されたような日でした♪ これも素晴らしい経験であり、よい思い出になっていく…そんな気がします。 お越し戴いた全ての方々、来れずとも遠く近くで応援してくれた方々、 心から「ありがとう〜！！！」 よ〜し、アルバム作るぞぉ〜！そして次は京都だぁ〜！！！ 田野ユタカ |