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田野ユタカのLIVE後記−48
田野ユタカ LIVEツアー '09春 京都
“京都つれづれ”
於:京都・五条烏丸“パーカーハウスロール”
2009年3月14日(土)
出演:田野ユタカ with Jose有海
【LIVEタイトル】 「京都つれづれ」… 「京都・紅」の対角線にある田野の京都ソングの代表曲を、今回は満を持してLIVEタイトルに♪ 何気ない風景の中や、仕草の間にも艶がある京都…大好きな京都での二度目の単独LIVEに、 ためらいなくこの曲のタイトルが思い浮かびました。 ましてや田野が最も京都に多くいついた時期が、弥生3月のこの季節でした。 今は花灯路の時期としても、多くの人を魅了してやまない春まだ浅い京都。 前回の京都LIVE同様、今回もJose有海さんと乗り込みました。ツアーは昨年11月の福岡以来。 この福岡LIVEと京都LIVEの間には、何とも永くて複雑な4か月がありましたが、 全て含めてよかったと思う為、様々な方の期待と不安の果ての目標として、それはもちろん 田野にとっても一つの目標として、この京都LIVEは存在していたように思えます。 【構成】 前回の京都LIVEでやった曲は夏から秋へが中心。今回は当然冬から春…卒業シーズンも見据え、 先月の東京LIVEでやった曲も加味して新曲も織り交ぜ、全てを聴いてくれた方にも 新しくて新鮮で、少し懐かしい…そんな構成に京都という土地柄をミックスさせた選曲。 歌いたかった曲がたくさんあり過ぎて、泣く泣くそぎ落としての構成でした。 〜 一部 〜 1曲目にいきなり「京都つれづれ♪」。ひゃ〜!何か自分で懐かしいと思ってしまった! ご挨拶を挟んで「BLUE TIME SCEAN♪」、そして「冬が好き♪」。歌い納めの冬の曲達が続く。 ここで早くも「十二単♪」を投入。世界と空気を自然に、矢継ぎ早に変える。 田野が作った青春歌謡「だけど瞳は空を見ている」。この歌、楽しいなぁ♪ 初めてのアラブ紀行で作った新曲「ジェッダの風♪」。歌い込むほど味が出る曲になるかも♪ 「飛行灯♪」…京都では初めて歌ったかも。一部の最後は「この雨が上がれば♪」を選曲。 〜 二部 〜 二部の頭は恒例のソロコーナーから。本日2曲目の京都ソングは季節柄の「花灯路♪」。 じわじわ人気の曲になりつつある「久々野の子守歌♪」…そして「LOVE LETTER♪」をセレクト。 ここで再びJoseさん合体で、「僕が君に想う事♪」「オブラート♪」「芝居仕掛♪」と畳み掛ける。 そして「綺麗事のマジシャン♪」を久しぶりに…。 ラストバラードは…「終曲♪」をセレクトしました。如何でしたか? 【アンコール】 「背中合わせ♪」・・・この頃には踊り始める方もいらして、ひとしきり盛り上がり、 「CANVAS TOP♪」で閉める。予定してた曲と違うのに、予定調和のよう…楽しいネ! LIVE ツアー'09春 京都“京都つれづれ”が無事に終演。終わった瞬間、寂しかった(笑)。 【新曲】 「ジェッダの風♪」…初めて訪れた中東のアラビックテイストを田野なりに表現した曲。 広大な砂漠を有するサウジアラビアの西海岸に位置する港町「ジェッダ」が舞台。 敬謙なイスラム教徒が巡礼に訪れる聖地「メッカ」への玄関口ともなっている町。 不思議な空気感の町…でも、宗教上の理由でアルコ−ルが一切飲めないのは辛い。 その分、精神はより鋭敏になる。 この町で、アラビックの女性達のように黒服で顔を隠されたら、日本人も欧米人もなく、 同化してしまう…その刹那に逃げ込む程に歪んだ男女の機微が、 この国を舞台に離れた筈の心の内で再び静かに妖しく燃え盛り、互いを求めて彷徨う… 探し当てられたい女…仕掛けられたゲームと解りながら、敢えてそのゲームに乗った男… 確率的には絶望的な再会に掛ける、理屈では語れない男と女の非現実性の中で交錯する感性。 この新曲が意外と好評で、嬉しかったのです(^-^)v サウジから戻って体調を崩し、皆さんからは「ジェッダの風邪」とからかわれますた(笑) 【エピソード】 ☆ROKU岩切さん登場♪ この日を目標に、あの大事故以来の辛くて長いリハビリを乗り越えて来たROKU岩切さんが、 ファンの皆さんに元気な姿を見せてくれました!まだまだ完全ではないものの、 口で語るよりも文章で知らせるよりも最も伝わるメッセージ…思えば不思議な光景です。 全国から集まったファンの誰もが彼を知り、誰もが心配し、誰もが復活を祈った… そして何とも言えない柔らかい空気が会場中に漂い、至福の時が流れました。 凄いな!音楽の力!続けて来て、ホントよかった♪ MえさんとYゐちゃんのご来場がまた嬉しかった♪知り合ってから長いのに、 初めてフルでLIVEを聴いて戴けた。話も尽きないし、笑顔がとっても眩しかった♪ ☆飛行機で来ますた♪ 京都に飛行機?いやいや皆さん、聞いておくんなまし。機材を持って人にもまれ、 電車に乗って駅の階段を上り下りする…キャリア的にも年齢的にもちょっと勘弁してよと、 いつもは車で来ていた京都。でも早起きしてずっと運転して来るのも結構辛いし、 声を出す者にとってはいいコンディション作りには結びつかないのです。余裕も大切。 朝、車でJoseやんをピックアップし、羽田空港に車を1泊させ、カートで運んだ機材を即預け、 身軽に空港ラウンジなんかでまったりして、空路伊丹へ。受け取った荷物をカートに載せ、 京都直行のリムジンバスに預け、ゆったり京都入り。バスを降りたその場でタクシーへ。 これだと特に重たい機材を持って来てくれるJoseやんが階段を昇降する場面は、 LIVEハウスの地下への階段だけですた♪飛行機代は航空マイルで落としたので、 新幹線で来るよりむしろ安上がりです。今回実験してみて、とても優雅でよかった♪ メンタルを含めたコンディション作り…今後はこのパターンで行こうかな♪ Joseやんとの珍道中は、いずれDiaryででも…ネ! ☆打ち上げ 「それから綾小路」という、隠れ家のような地元のお食事処をta-koさんが予約してくれ、 皆さんに大好評でした。お客様の層が少年少女のような、それでも大人…ばかりなので、 京都らしく、でも観光さんはまず来ないだろう素敵なお店で時間も忘れて舌鼓を打ち、 会話が弾みましたネ!深野さんの京都のファンの方々も来て下さった。嬉しい♪ 美味しくて楽しい時間…酔い酔いに夜は更けゆくのですた♪ 【お客様】 今回は地元京都の他、福岡、愛知、山梨、そして東京、埼玉、神奈川から集って頂きました。 サプライズの多いバラエティに富んだ素敵なお客様達…、精一杯歌わせて戴きました。 盛り上げてくれてありがとうございましたぁ〜<(_ _)> 【アンケート】 今回もアンコール曲も含めて票が割れ、どの曲もどなたかの心に届いて下さったようです。 そんな中、新曲の「ジェッダの風」と「僕が君に想う事」が一番人気でした。 続いて「冬が好き」「飛行灯」「久々野の子守歌」「オブラート」が同数票を戴きました。 暖かなメッセージも沢山頂戴しました。ホント参考になります。ありがとうございました♪ 【所感】 半年前に組んだ土日のツアーLIVEなのに…♪ 2月で部署を異動した田野は、現在海外のマーケットを見るようになりましたが、 海外部門の連中は、土日も関係なく出張するようで、週末に出発して週末に帰ってくる… それじゃ週末つぶれるやん?でもそれが慣例みたい(汗)。 LIVE当日と前1週間のリハウイークに出張を入れぬよう、滅茶苦茶我儘を言いました。 サウジアラビア出張を早めに入れたら、インドがそれに続いてしまい、やむなくパス。 おっと今度は京都から帰る日曜に出発するインドネシア出張計画を立てられたぁ。 う〜、何も言えない。結局翌日の月曜日に遅れて出発。スタッフ…御免<(_ _)> けど、土日に組んだLIVE。田野の中ではしっかりと価値判断基準がある。 守るべき田野の聖域、だから彼らに一生言い訳はしない。 日頃会社の周囲にLIVEをやっているという素性を言わないのは、こういう事があるからだ。 京都LIVEは、様々な偶然に苛まれ、妙に甚振られ、危機に瀕した果てに ようやく辿り着いた至福の場所、京都LIVE…泣きたいくらいに愛しかった♪ そしてそんなLIVEにお越し戴いた、今回も主役は当然お客様です。 あなた達がいなければ、田野はただの仕事に無責任な小器用な歌唄いでしかない。 あなた達が田野を育て、歌を作らせ、存在させてくれる原動力です。 お越し戴いた全ての方々、遠く近くで応援して下さった皆様に「ありがとう〜!!!」 田野ユタカ |