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田野ユタカのLIVE後記−50

田野ユタカ LIVE '09 夏

“夏休み♪”

於:西荻窪“奇聞屋”
2009年8月16日(月)


出演:田野ユタカ with Jose有海  
音響:加藤明



 【LIVEタイトル】

 「夏休み」…
 シンプルにストレートに思い浮かんだこのLIVEコンセプト。このインスピレーションに乗ったぁ!
 という感じで、安易かつ脳天気に決めた今回ですが、何かしっくりきました。
 奇聞屋さんのブッキングマネージャーの吉川さんも「ワクワクしますネ」と話してくれました。
 そう、ワクワク…ときめくぜ〜!みたいなLIVEこそ、久しぶりに真夏の盛りにやるLIVEの、
 圧倒的なイメージ…う〜ん、やっぱりGood♪


 【構成】

 真夏を軸に、夏の始めから終りまでのストーリー性を大切に…
 軽快系もノリノリ系も、抒情系もシャウト系も懐かし系もバラードも…全て夏の曲のみで
 小説のように…映画のように…物語を紡ぎたいぞってな構成!

  〜 一部 〜
 1曲目は久々の「夏は君のもの♪」。Joseやんも体が覚えてくれてるのか、ハモリもバッチリだ!
 この時期やっぱり「1009♪」。そして「まぶたに夏を焼きつけて♪」を続けて。夏気分満開!
 少々クールダウンの「Dear Mermaid♪」はお約束。オカリナ投入で「郡上恋唄♪」をしっとりと。
 夏のお祭りモードは「七夕祭り♪」で。実は切ない夏の恋歌「京都・紅♪」と投入した抒情系の曲達。
 Bハープで「ブルース色の雨に濡れてる♪」をセレクト。Joseギターも冴えまくって一部終了。

 〜 二部 〜
 二部頭のソロコーナーは久しぶりの「葉山さんせっと♪」から。続いて「灯篭流し♪」も久しぶり。
 懐かしいなぁ。時を越えて染み入る歌詞とメロディー。昔はLIVEの中枢をなしていた愛しい曲達。
 「海の見える部屋♪」。京都・紅もそうだが、数少ない女性目線の歌詞の曲。
 今日はソロをもう1曲。やはり外せない夏のバラード「夏色のドレスで♪」。
 懐メロコーナー?いやいや、今なお新鮮に歌える曲達!
 再び合体のJoseさんとのハーモニーが冴える「思い出が重たすぎて♪」。好きな流れだなぁ。
 ここで今回の新曲「花火♪」をお披露目。切ないけど、こんな感じの和のテイスト、皆も好きでは?
 BANDでしかやった事がない「刹那の夏♪」を、初めてJoseやんとの二人バージョンでご披露。
 Joseギターの真骨頂を引き出してくれる、やはり切ないが大好きな曲だ。声がボチボチやばい?
 なんのこれしきとばかりに「ジェッダの風♪」。夏?まあ年中夏だからいいか!
 ラストバラードは迷いなく、やはり大好きな「君がいた海♪」をセレクトしました。如何でしたか?


 【アンコール】

  「南南西の片想い♪」・・・声が擦れまくったぁ!!!ま、いっか♪
  「CANVAS TOP♪」・・・この日はJoseやん3回しで閉めましたぁ♪
  LIVE
'09 夏“夏休み”無事終演。祭りの後の、しばしの寂しさ(笑)。


 【新曲】

 花火♪」…いつか作りたいと思っていたテーマ。
 「田野さん、花火をテーマにした曲ってないんですか?」
 ある永いファンの方のつぶやきが、インスピレーションを掻き立ててくれました。
 機は熟した?テーマが一点集中…迷いなし!じわじわ〜と曲が、
 そしてじ〜っくりと詞が…浮かんできて、丁寧に作り込んでいきました。
 どうしてもJoseやんのハモリがフルで欲しくなり、長いハモリのパートを拙い譜面にし、
 後は不可欠なJoseアレンジ…「切ないけど大好き」とのお言葉を数多く頂戴しました。
 永い時間をかけて作った花火が、一瞬に花開いて消えた…忘れ得ぬ残像を残して…
 そんな曲かな?如何でしたか?


 【お客様】

 今回は初めてお盆休みに組んだLIVE。それゆえ来れなかった方もいらっしゃいましたが、
 「だからこそ来れた」という方もけっこういらっしゃいました。面白いものですネ!
 夏らしく、浴衣姿の女性陣もチラホラ。う〜ん、中々いいなぁ。艶っぽい♪
 それを見て「私も着てくればよかったぁ」という方もいらっしゃいました(笑)
 来年もし夏にLIVEをやれるようなら是非、浴衣でもお越し下さいネ!
 久しぶりの方も、お馴染みの方も、とにかく客席は満員御礼!
 本当にありがとうございました!



 【エピソード】

  長くやっているからこその、実は幾つかの感動エピソードも客席にはあったんだけど、
  その内容は田野だけが胸に秘めていればいいこと…中身は内緒です!えへへ!
  でも田野が嬉しく、微笑ましく思うことがこの日の会場にはあった…それだけは伝えたくてネ!


  そう言えばプログラムを見て気付きましたが、アンコールも含めてこの日歌った曲は、
  久しぶりに全て作詞作曲もオール田野ユタカでした。意図はない偶然ですが、たまにゃいいやネ!

  このLIVEの前日に、中断していたアルバムのレコーディングを2曲終えました。
  来年早々に発売出来ればいいんだけど…頑張りますね♪
  この日はアンコールでは声が擦れましたが、歌入れで歌い込んだ結果でもあり、
  自分では最後まで声は出ていたし、イヤではなかったんです。
  ん?お聞き苦しかった?ひゃ〜!ならばお許しを〜…ネ!

  そして強硬に阻止しましたが、本当はこの日の出発に計画されていた中東への出張に、
  LIVEの翌日から旅立ちました。やっぱりきつかったなぁ…。
  全然余韻に浸れなかったけれど、祭りの後の寂しさは少し紛れたかな?
  仕事モードへの切り替えも不器用に、眠い&疲れた1000%の出張でした(笑)


 【アンケート】

 今回も殆どの曲に票が入ってくれましたが、人気はダントツで新曲の「花火♪」でした。
 やや差があって「ジェッダの風♪」「郡上恋唄♪」と続いてくれました。
 それ以降は同数票で、多くの曲が並んじゃっています。
 どの曲も誰かの心に…。本当に嬉しいです!ありがとうございました<(_ _)>


 【所感】

  今年は秋の東京LIVEが残念ながら組めませんが、必ず忘れられる前に戻って来ます。
  お盆休み、年末年始休暇、GW…昔なら必ず何処かへ長期に出掛け、様々な事を吸収し、
  曲にしていくテーマもそこから発酵させていったものでした。
  でも今は逆に、その時期にしかLIVEが確実には出来なくなっています。
  でも逆に考えれば、その時期に出掛けなければLIVEは出来る…。
  新曲を作り続ける土台は、いつの間にか応用が利く程に自分の中に蓄積されていて、
  新しいテーマや心象風景は、皆さんの中にある。曲は皆さんが作り続けさせてくれる。
  それが今回のLIVEを通して皆さんに教えてもらった「気づき」でした。
  ゆっくりペースですが寅さん映画のように、皆さんがいて下さる限り続いていく場面…
  
  本当にいつも、そしてこれからも、心から…「ありがとう〜&またよろしく〜!!!」


                                 田野ユタカ