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田野ユタカのLIVE後記−52

田野ユタカ LIVE '10 冬

“僕が君に想う事”

於:西荻窪“奇聞屋”
2010年1月10日(日)

出演:田野ユタカ
 with Jose有海  音響:加藤明



 【LIVEコンセプト】

 2010年の初頭のLIVEを、何事もなかったように淡々と…
 本当の思いが、必ずしも相手に伝わる訳ではないけれど、それでも人は人を思う。
 コンセプト曲に今回は「僕が君に想う事」を選んだのは、そんな心象風景かもなぁ。
 とにかく、今年を占う大切なLIVE♪いいタイトリングだと思いました♪


 【構成】

 新旧の曲達を違和感なく配し、それぞれが新鮮に、新しい…。
 んな構成がいいなぁ。

  〜 一部 〜
 オープニングに意表をついて、「綺麗事のマジシャン♪」でいきなり失礼(^O^;。
 でも敬愛する深野義和さんが「2010年の1曲目に聞きたい」と言ってくれたもんで(笑)。
 2曲目は「BLUE TIME SCEAN♪」、そして「冬が好き♪」をセレクト。
 更に「初詣♪」と続けて、季節感をタップリ醸し出してみました。
 新曲「二人囃子♪」をここに配して、すぐに「十二単♪」へと紡ぎます。
 「飛行灯♪」をこのタイミングで歌ってみるのも面白い試み。
 一部最後は「だけど瞳は空を見ている♪」で休憩。新旧が心地よく融合してくれました。

 〜 二部 〜
 二部はお馴染みのソロコーナー。「ラウンジにて♪」からスタート。
 次いで本日の京都の歌は「栂ノ尾小径♪」を久しぶりに選曲。
 そして「Love Letter♪」をしっとりお届けします。
 Joseさん再合体後は、本日のコンセプト曲「僕が君に想う事♪」をご披露します。
 次いで「芝居仕掛♪」でヒートアップする。「ジェッダの風♪」をエキゾチックに。
 「nude♪」で深い海の底へ誘い、最後は「主のない部屋♪」でホッとする…
 みたいな流れを意識しました。如何でしたか?


 【アンコール】

  「瞳を閉じて過去を撃て♪」はお久しぶり。
  「CANVAS TOP♪」はお正月だからいつもより多く回し…てぇ、
  
「NEGURA FAR AWAY♪」で会場の「ボンボボンボン」御唱和を引き出して
  2010年初LIVEを締めました(笑)。
  
声はかすれどビールがンまい♪


 【新曲】

 「二人囃子♪」
 ちょっと切ない恋の結末と余韻の歌。
 昔聞いたバラードの、イントロのフレーズがリフレインしていた。
 物語の詳細をここに書くのも無粋なものだから、想像して下さい。
 祈るような思いで別れ、見送る恋人の背中が、
 おぼつかない足取りで歩いて行く光景…そんな心象風景の曲。


 【エピソード】

 ☆アルバム収録用の歌入れをこの年末年始で、累計6曲済ませていました。
  高らかに「今年こそアルバムを出します」宣言(笑)。
  自分にプレッシャーを掛けちゃいましたが、
  追い込んで追い込んで追い込まないと、本当に作業は進まないものなのです。
  選曲は…おっと、まだまだ秘密ですにゃ♪
  さぁ〜て、今年こそどうぞお楽しみにネ!


 【お客様】

 今回も本当にバラエティに富んだお客様の顔ぶれ。
 石和のりんご姫さん、遠路を来てくれてありがとうです<(_ _)>
 その他、東京、神奈川、千葉、埼玉etc.
 お洒落で品のいい大人のテーブル…女優&俳優のテーブル…若者のテーブル…
 聖なる酔っ払い(笑)のテーブル…諸々。
 でも皆さんどこか少年少女な、素敵なお客様達。ありがとうございました♪


 【アンケート】

 今回のアンケートも多くの曲に票が入ってくれました!
 その中で最も根強いご支持を頂いた曲は「十二単♪」と「飛行灯♪」でした。
 次いで「冬が好き♪」「芝居仕掛♪」「ジェッダの風♪」がご支持を得ています。
 更に「僕が君に想う事♪」「ラウンジにて♪」といったところ。
 見事に新旧が融合していて、嬉しい限りです。

 だけどこの日に歌ったのは全19曲ですが、
 新曲も含むその全ての曲に票が入っていました。
 どの曲かは言いませんが、LIVEにも所謂捨て曲というのがあるのですが、
 それは前後の抑揚を強調する為のつなぎの曲の事を言いますが、
 そんな曲でさえ、誰かの心に届いてくれている方が田野は嬉しいです♪
 たくさんご回答を頂き、ありがとうございました。とても参考になりまっす!


 【所感】

 8月のLIVEから約半年。
 とにかく年末年始の休暇を費やして曲を作り、リハをこなして辿りついた至福の場所!
 それが今回のLIVEでしたね。やはりあの場にいられて嬉しかったなぁ。
 今の仕事の特性からは、長期の休みの後にLIVEを組むというのが当分続きます。
 その分、今年は何とかアルバムを完成させてお届けしたいと思っています。

 坂本龍馬と高知がブームの今年、ありがたい話も舞い込んで来ていますが、
 全ては積み上げた事の成せる業…つけ刃に高知を曲にしても田野にはいい曲は書けません。
 ブームというのは向こうから来るもの。ブームを追うのは田野のスタンスではありません。
 そう言い切れるのは、やはりご支持頂ける皆さんのお陰でしょうネ!

 今回もありがとうございました♪きっとまたいい音楽で集いましょうネ♪
 今年もよろしくお願いしま〜す!!!


                                 田野ユタカ