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田野ユタカのLIVE後記−55

田野ユタカ LIVE ツアー '10 秋

“八ヶ岳 歌紀行”

於:八ヶ岳“パームスプリング”
2010年9月24日(金)

出演:田野ユタカ  ゲスト:パーム鈴木



 【八ヶ岳LIVE '20】

 やっとの思いで、今年も何とか辿りつけたこの地…八ヶ岳。
 これに引き換えられる価値観なんて、田野の中にはない。
 この為になら不義理もするし、無責任も恨みも大いに買う。何故ならその価値があるからだ。
 でも純粋に頑張っている人は裏切れないし、立場的にもむしろバックアップしてあげたいから、
 極力そういう事態にならぬようLIVEは組みたいのも人情。だからいつも日程決めは難しいんだ。
 8月の八ヶ岳来訪時、ようやく決まったのが今回の日程だ。本番前、一ヶ月半…
 確実に有給を取得する為に「もっと早く決めて欲しい」という皆さんの思いが痛いほど伝わる。
 もはや八ヶ岳LIVEは、田野だけのものではない…参加して下さる皆さんのものでもあるのだ。
 この地で歌い始めて20余年。LIVEの為にこの地を訪れる歌紀行…今年も紡げる日が来たんだ。
 本番が近付くと、体調を崩していたのが不思議と咳が止まり、雨の予報ながら雨も上がった。
 更にはLIVEの翌日は台風の予報を覆し、これでもかってな感じの秋晴れが高原を包んだ。
 八ヶ岳の神様が、思い切り微笑んだぜい!来たぞ、八ヶ岳!やるぞ、LIVE!


 【構成】

 やはり秋の曲。でも懐かしい曲も蔵出ししたい。この一年で作った曲もご披露したい。
 普段はユニットでやる曲も一人で演ってみる。そしてやはり新曲だ。
 毎回来て下さる方をも飽きさせず、でも知っている曲も織り交ぜての構成…
 苦しいながらも実に楽しい作業だ!今年は…?

  〜 一部 〜
 スタートは「星の海♪」。そして昨年ここで歌い下ろした新曲「仙人小屋から星を仰いで♪」。
 八ヶ岳をテーマに、或いはそのイメージのある曲を今回は多めにセレクト!
 独り語りLIVEでは欠かせない「高速旅行」、「朝を待ってる」のラインナップを続けてみる。
 昔懐かしい「心紐〜きずな」。抒情系には比較的最近の曲「久々野の子守歌」を選曲。
 今年作った曲からは「君と星に抱かれたい♪」。一部ラストを「約束♪」で締めてみました。
 八ヶ岳ソングの、いや田野が思う田野の代表曲でもある約束…ご唱和が嬉しい曲だ。

 〜 二部 〜
 二部は「もう…♪」「帰郷♪」といった古い秋の代表曲から。
 ピミエンタのとらひげさんや、美ら時間の奥さんも沖縄のご出身というご縁もあり、
 この日2曲目の琉球ソング「首里の夜明けは♪」をご披露。これは深野義和さん作曲の歌。
 独りバージョンでの「四万十川♪」。オカリナパートをハミングで補ってみる。割と好評?
 「ためらい」も久しぶりの選曲。昔のLIVEでは秋には欠かせない曲だったなぁ。
 ここで新曲の「避暑地の恋♪」を歌う。これも八ヶ岳高原イメージの曲。
 そして秋のLIVEではラストによく歌った「プラタナスの坂道♪」を初めて独りでやってみた。
 今回のラストバラードは…「LAST NIGHT♪」を、やはり初めての独りバージョンで…
 声は一部から早くも潰れ、二部はかなり擦れてしまいましたが…勘弁して下さいネ(汗)


 【アンコール】

  「背中合わせ♪」、「NEGURA FAR AWAY♪」、「CANVAS TOP♪」を、潰れた声で強引に連続歌唱。
  客席では踊りの輪が…でもこの日は満席でスペースがなく、ごく一部で広がる(笑)
  あまりの声の擦れ方に、ジョニー鈴木さんが「もう1曲リクエストで終了」とフォローしてくれた。
  色々出たが、お客さんの最終セレクトは結局「十二単♪」に落ち着く。
  客席が静まり返り、このまま終演はどうかな…もう灯かりが点いたのに客席がユニゾン!
  「ブルース色の雨に濡れてる〜♪」。お!ハイハイお応えしましょう!擦れ声の上塗りで歌い、
  本日のLIVE、完全終了〜!
燃え尽きた〜!


 【新曲】

 「避暑地の恋♪」
 クリシェパターンのバラード曲。古い映画の物語にありそうな題名なので、お客様に確認。
 映画のタイトルは「避暑地の出来事」と判明したので、この曲の題名はこのままで行こう!
 切ない系の大人の恋の歌。シンプルな歌詞に拘り、結果として曲展開もシンプルに。
 でもまた長く歌い紡いで行く代表曲になるかもしれない予感…そんな曲です。
 聴き逃した方、今後のLIVEで是非チェックして下さいネ!


 【ゲスト】

 呼んでない(笑)のに出てくれたのは、何とジョニー鈴木チーフ!
 「ジョージア・オン・マイ・マインド♪」と、オリジナルの「夕暮れ♪」の2曲を歌ってくれた。
 思いがけない満員状態で、オーダー捌きにパニック状態からのステージ。
 でも盛り上がらない訳がない。十分に温めてくれたステージで、
 田野は気持ちよくLIVEをスタート出来た。ありがとうチーフ。
 MC途中では田野が「早くやれ〜!」を繰り出し、日頃のリベンジを果たしたが、
 
田野の本番でしっかり報復された(爆)!


 【お客様】

 この日は地元山梨…と言っても石和のリンゴ姫さんや身延の歌語りの君まで…
 遠い中をありがとう。県外からは茨城、東京、神奈川、長野…愛知のみえはるさん、
 福岡のマダム育子さんも来てくれました。正に全国各地からお集まり頂きました。
 LIVE会場はさながらハンドルネームのご披露&交換会の、オフ会といった風情。
 tsukoさん邸も満員。S戸さんのI郷割引チケットも有効に使わせて頂き、風音さんからも、
 美ら時間さんからもお越し頂きました。本当に嬉しい。ありがとうございました。


 【エピソード】

 @昔、よくご夫婦でバラバラに(笑)応援してくれたT竹さんの息子さんがご婚約を発表!
  皆さん、祝福の拍手♪いや〜、おめでとう!でも、だったら彼女も連れて来いよ〜(笑)

 Aプロモートのつもりで幕間にカラオケで歌った「高知でのものも」…イマイチ!
  そこで色々気がついた。間違いなく言えるのは、これはもはや橘和希さんの曲。
  田野がカラオケで片手間に歌うような次元の作品ではもはやないということと、
  いくら幕間の正規プログラムではないつもりでも、お客様にとっては田野が歌えば、
  それはもう田野LIVEの一環になってしまうという事。やるならやはり、
  橘和希さんご本人を連れて来て、歌ってもらうべきだった。今回の反省点だなぁ。
  なのに拍手をくれた方、CDを買って下さった方、本当にありがとう<(_ _)>

 B「首里の夜明けは」誕生秘話。昔々、深野さんが月2回ペースで吉祥寺LIVEをしていた頃、
  新曲をハミングし、お客様にウインクして「この曲に作詞をしてみませんか?」と募ったのです。
  多くの応募作品の中から翌回のLIVEで採用された詞が、割と今でも歌ってくれてる「大和路」。
  そして準採用作品が「首里の夜明けは」…両方とも田野の詞だったのです。
  内輪で持ってくな〜ってか?
  田野的には「大和路」は深野さんに歌って欲しく、田野は「首里の夜明けは」を歌って行く…
  何となくそう思っているという話をこの日はしました。んがぁ〜、何とその時
  そのLIVEに居合わせた方が客席に〜!し、知らなかったぁ〜!
  八ヶ岳LIVE初参加のKIさん御一行様!嬉しいビックリでしたネ!!!


 【所感】

 八ヶ岳!今年もやれて本当にホッとしました。達成感もありますが、寂しさも少々。
 でも帰りの車には、皆さんの心づくしのお土産やら贈り物やらと思い出が一杯です。

 来て下さった全ての皆様、来れずとも遠く近くで応援し続けて下さった皆様。
 ジョニー鈴木チーフ!みきちゃん!本当にありがとうございました♪
 きっとまた音楽で集い、再会しましょうネ!!!


                                 田野ユタカ