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田野ユタカのLIVE後記−61
田野ユタカ 2nd アルバム発売記念LIVE
“夢吟2nd♪”
深野義和 Presents!
2012年5月5日(土)
於:大塚“Welcome back”
出演:田野ユタカ
Jose有海
きょん小川
今成英樹
ゲスト:服部いずみRIZU
特別出演:岩切“ROKU”修一郎
【LIVEコンセプト】 夢吟・・・。 今日この瞬間から、あれほど入れ込んで作り上げて来た2ndアルバム“飛行灯”が、 自分の手元を離れ、皆さんお一人お一人のお手元に置いて戴く…。 そしてこの先、田野や皆さんがどのような人生を歩もうとも、 この手を巣立っていった夢吟達は皆さんの傍に寄り添い続け、 田野の歌を永遠に奏で続けるのだろう…何て切なくて素敵なセレモニーだろう。 それがこのLIVEのコンセプトであり、メッセージでした♪ 【構成】 一部と二部をガラッと変える抑揚ジェットコースターをいつも以上に… が、構成の狙いです♪節目のLIVEだから、持てる引出を駆使して一杯一杯(汗)… その中にアルバム収録曲を全て歌い、普段LIVEで歌う機会のない曲も歌い、 そしてそこに新曲も絡めて… 〜 一部 〜 アコースティック夢吟バージョン♪ 一人語りで新曲「夢吟♪」からの導入…ん?ちとしくじった?そ、そうでもないさ(汗) そのまま「Love Letter♪」、「鏡の中の東京タワー♪」とソロで綴りました。 ここでJose有海さんがJoinして、「冬が好き♪」「京都つれづれ♪」と続けます。 そして「郡上恋唄♪」を。少し広めの店内にオカリナの音色が響き渡ります。 ん?お手元にお配りしたプログラムでは、「郡上恋唄」「京都つれづれ」の順だった? そんな馬鹿な事は…あ、ホントだ(激汗)・・・や、やってもうた(^_^;) アルバムタイトル曲「飛行灯♪」をこの次に、一部ラストには「僕が君に想う事♪」。 比較的しっとりとまとめた感じでしょうか。如何でしたか? 〜 二部 〜 ショータイム夢吟バージョン 二部はいきなり暗転…した店内に流れ始めたイントロの中を、 ゲストにお迎えした服部いずみRIZUさんを伴ってステージに登場し、 田野の曲で唯一のデュエットソング「Yes-No♪」をご披露。照れましたがこれも演出… 随分と前の吉祥寺LIVEで、YUKIEさんをゲストに歌って以来のご披露となります。 そう言えばカラオケでオリジナルを歌うのも新潟放送出演以来だなぁ。 RIZUさんにはお願いしてもう1曲「My heart will go on♪」を披露して戴きました。 映画「Titanic」の主題歌…その沈没から今年は丁度100年の節目にあたるそうです… 会場が独特のRIZUワールドへ…歌っていいなぁ。夢の中への浮遊感を感じました。 彼女の素晴らしい歌唱力で会場が包まれている頃、田野は慌てて着替え、 終わると同時に再びステージに戻り、今回のアルバムとLIVEのプロデューサー 深野義和さんとしばし談笑。よもやま話に花が咲きました(笑) その間にステージには、Joseさんを筆頭に、きょん小川さん、今成英樹さん、 そしてあの福岡LIVE以来の共演となるROKU岩切さんが登場します。正に夢吟… バンド名で少々揉めた(笑)後、深野さんのバンド紹介という贅沢さの中、演奏がスタート♪ 「1009♪」。気持ちいい。「芝居仕掛♪」。ご機嫌だぁ! 「摩天楼ホテル♪」ん?変な踊り?いやいや、振りだってば!皆さんご一緒に! 田野もギターを持って「イルミネーション♪」を…Jose&ROKUのツインギターが痺れる♪ あっという間の夢時間…ラストは「CANVAS TOP♪」で会場もノリノリです! でも、あまりにも短い夢時間… 〜アンコール〜 夢の続きに「Lady Far-Fur♪」はお久しぶり。変な踊り?違うってばさ! そしてこの日のバンドはお役御免。皆帰っちゃった?Joseさん!「STOP!」 もう1曲「主のない部屋」をJoseさんとしっとり奏で、この夜はお終い…です。 【新曲】 「夢吟♪」 コンセプトに書いた通りの曲。 Welcome Backさんが、出だしにピンスポットINという粋な演出をしてくれた。 いきなり感極まったのと、馴れない演出で目がハレーション(笑)を起こして譜面が見えず、 歌い直させて頂いたのは御愛嬌…にしておいて下さいネ! 【キャスト紹介】 ◆Jose有海:G&Vo 永年のLIVEパートナーとしてお馴染みのJoseさんは、実はエレキGを持っても凄い!知ってた? 前回BANDでLIVEしたのが、実に10年も前の1stアルバム発売LIVE…待ち詫びていたファンの方々や、 近年ファンになって頂いた方々にも是非見せたかった。今回のアルバムも11曲中9曲が彼のアレンジ♪ ◆岩切“ROKU”修一郎:G&Vo 同じく永年のLIVEパートナーだが、08年暮れの福岡LIVEの帰路に大事故に遭い、瀕死の重傷を負った。 今回はその地獄の淵からカムバック…3年半振りの共演は結構感涙の物語だ。アルバムでも1曲入魂のアレンジ♪ 柔かい物腰でキツイ事を言うのは真剣の裏返し。これをお互いにこなせるのが永年の蓄積と信頼の賜物♪ ◆きょん小川:Bass ご存じビジュアル系ベーシストもいい大人に?なり、結婚もしました。彼のベースが好きで、バンドの時は必ず 彼にオファーする。普段は深野Familyの一員としてもツアー帯同する事も多く、田野のリハ時には休憩出来る 時間なのに、音作りに熱心に意見をくれる。結構田野の曲が好きなのでは?と、一度訊いてみたい(笑) ◆今成英樹;Drs メンバー最年少ながら、ドラム教室の先生という一面も持つ。今回きょん小川さんのご紹介で共演。 小気味のよい彼の繰り出すリズムを頼りに、今回は安心して皆乗りまくったのは言うまでもない。 芯には強い自己を持っており、それを振り翳さない大人の一面が魅力。人柄がドラムによく出ている。 ◆服部いずみRIZU:Vo 「My heart will go on♪」…田野が六本木で歌っていたボーカリストとしての彼女を見初めた曲でした。 ご存じ映画【TITANIC】の主題歌で、最近3Dでリバイバル上映もされましたね。田野の中で唯一のデュエット曲 「Yes-No」のアルバムへの収録を、彼女に出会って決めました。リハなし当日一発本番…お疲れ様(^-^; 【エピソード】 バンドのアレンジと演奏はすぐに決まってくれた…のに、 最後の最後まで揉めに揉めたのはバンド名(汗)。 10年前の1stアルバム発売時は、難産の末に「Black Scanties」に落ち着いた。 バンド全員が黒下着の着用を義務付けられ、ステージの上でそれを確認するという、 今お思い出しても身震いするような辛い辛い(笑)経験があった。 全てはプロデューサーである深野義和氏の、気紛れ且つ無責任な思いつきが災いした。 今回も酔って様々な名前を羅列した。最後まで残った名前を見てみよう。 @虹色スキャンティーズ…深野さん一押しだった(汗) A巣鴨赤パン連合・・・有海氏の触手が動いた。実際彼は赤パンツを履いて来た(悶) B息切れブラザース・・・岩切さんの目が光った。合わせないようにしていた(苦) CNight Flights・・・・・アルバムタイトル“飛行灯”に因んだ夜間飛行という… う、んな気障な名前、恥ずかしくてやってられっかいぃ!というオーラを感じた(恐) この問題はステージ上にまで持ち越され、丁々発止の攻防が続いたが、 田野が印刷したプログラムにこっそり「Night Flights」と入れるという暴挙が奏功し、 遺恨を残しながらも「Night Flights」というバンドで吐き捨てるように紹介された(爆) 【お客様】 関東近県は無論、遠くは愛知からも!この日のWelcome Backは大入り満員! 嬉しいなぁ。客席にはアルバムジャケット全般をデザインしてくれた松村暁宏さん! ジャケット写真を撮ってくれた岩本猪三夫さんと苅和野貴さん! 劇団「梗の会」を率いる看板女優の松下京子さん! アルバムの中で珠玉のバイオリンを弾いてくれたみっきぃ石内さん! おっと…「高知でのものも」の橘和希ちゃん!美男ボクサーで人気だった有澤和弘さん! 多彩な顔触れに、いつもの笑顔や久しぶりの笑顔のコントラスト…ありがたいなぁ。 直前に事情で来れなくなった方も多かったですが、応援メッセージありがとう! それでも満員になってくれました♪夢吟のステージ・・・ 【アンケート】 すごく票が散りました(笑) どの曲も誰かの心に届いてくれている…その中でも意外な事に 「摩天楼ホテル」が、僅差ですがご評価が高かったです。 【変な踊り】効果?いやいや??汗 次いでアルバム挿入曲でもある「僕が君に想う事」と「冬が好き」が同票でした。 更には「Love Letter」と、新曲の「夢吟」もご評価頂きました。 アンコール曲も含めて、皆さんがよく聴いて下さっているのが伝わって来ます。 皆さんの中の、田野の曲との出会いや、自分の中の心象風景との共鳴など、 エピソード的な事も書いてくれていたりして、興味深く読ませて頂きました。 ご自分が「いい!」と思った曲を軸に聴いてくれれば良いと思います。 「この曲を好きになってくれ、解ってくれ…」なんてのは田野にはありません。 ご自分の好きな曲を待ち、そしてその前後を構成する曲達が連なっての物語… 本当に本当に、ありがとうございました。 【所感】 親身に、ハラハラしながらもこの日を迎え、裏で表で支えて下さった深野義和さん。 総合プロデュースって、本当に大変な仕事なんですよネ! 貴方と出会えたから、田野は今も歌っており、2ndアルバムも出せたのです。 ありがとうございました。 この日は、一緒にグラミー賞を取ったポール・ウインターさんのツアー音響で、 滋賀の美術館にいながら、花を手向けて応援してくれた音響技術の加藤明さん。 貴方との出会いは大きかった。その存在なしにこのアルバムの完成はなかった。 ありがとうございました。 Jose有海さん。ROKU岩切さん。きょん小川さん、今成英樹さん。服部いずみRIZUさん。 アルバム販売にまでご協力を頂いた、本当に気持ち良い対応でお客様を迎えてくれた、 Welcome Backのスタッフの皆さん。 夢舞台に付き合い、一緒に作ってくれて、本当にありがとうございました。 何よりも2ndアルバムに期待し、求め続けてくれた全国のファンの皆様。 やっと出来ました!ありがとうございました<(_ _)> 夢吟の舞台は、失敗やミスも多々あったかもしれませんが(あっちゃいけないけど 汗)、 来て下さったお客様が本当に皆さん、素敵な笑顔で帰って行かれたのが嬉しいです♪ それはその夢空間を形成する仲間やスタッフが、本当に楽しんだ事を感じてくれたから。 そしてそれは、長い年月の内に紆余曲折の果てに辿りついた信頼と絆に他なりません。 2012年5月5日、田野は確かに・・・幸福でした。ありがとうございました♪ 田野ユタカ |