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田野ユタカのLIVE後記−66
田野ユタカ 八ヶ岳 LIVEツアー '13
“美らな時間”
於:八ヶ岳“パームスプリング”
2013年6月8日(土)
出演:田野ユタカ with Jose有海
【美ら時間さん】 パームが店を閉めてからというもの、八ヶ岳に着くと駆け込む居場所を失くしていたけど、 時を同じくしてそれを埋めてくれるようにオープンしたのが美ら時間さんだった。 その美らさんが、今年のGWに訪ねた頃には沖縄に帰られる決意をされておられた。 益々自由が利かなくなっていた仕事の絡みもあって、今年の八ヶ岳LIVEを組む時期を 決めあぐねていた田野にとって、日程は自ずと決まっていった 美らさんがまだ山にいらして、パームの都合が良い日・・・。 結局背中を押してくれたのは美らさんだった。最後の最後までお世話になったなぁ。 とにかくそれが今年の八ヶ岳LIVEの大きなモチベーションだったんだ。 美らさんご夫妻と田野が八ヶ岳で過ごせる最後の時間は、きっと音楽に充ちた美らな時間… そんな願いを込めたLIVEコンセプトでした。 【構成】 美らさんに敬意を表して、沖縄の歌を少々取り入れつつ、 この1年の間に作った曲や新曲も織り交ぜて・・・。 今年もJoseさんに帯同してもらい、バリエーションの引出しは豊富だ♪ 〜 一部 〜 オープニングはソロコーナーでしばらく独り語り・・・。 「首里の夜明けは」でLIVEをスタート。「夢吟」を紡ぎ、「夕暮れ」を久しぶりに・・・ 新曲の「神楽坂」をご披露して、やはり沖縄の歌「朝を待ってる」と連ねた独り語り。 ここでJoseさん登場&合体。 軽快に「no-one in the beach」、対角線のように「京都・紅」・・・ 1部最後はパームの鈴木チーフもジョインしての「葉山さんせっと」という構成。 ん?チーフのハモリがいつも以上に冴えてるぞ! 今年の恒例飛び入りゲストは、チーフとマンドリンの加藤さんが登場したコーナー 「八ヶ岳に行こう」ではブルース循環コードを確認してJoseさんも参加! 大いに盛り上げてくれての1部終了です。 〜 二部 〜 二部は飛ばしましたね。 「海の音が聞こえる」、1月の新曲で八ヶ岳初お披露目の「Fan」でリズミカルに。 5月の新曲で、代表曲の一つになるかなと感じている「星のゴンドラ」もご披露。 ここでお馴染み系の代表曲「ガラスのマドンナ」「十二単」を織り交ぜて抑揚をつけます。 終盤は「オブラート」「ジェッダの風」で入魂のヒートアップ! そしてラストの「約束」につなげるという流れで紡いでみた構成、如何でしたか? 【アンコール】 まずは「チャイナチャイナチャイナ」で中華風に! 次いで「芝居仕掛」で、Joseさんギターはどヒートアップ! 「だけど瞳は空を見ている」では手拍子三昧でお客様も楽しそう! 「CANVAS TOP」で一体のピーク感・・・ ラストはチーフの計らいで、「鏡の中の東京タワー」をしっとり歌わせて戴き、夜はお終いです。 如何でしたか? 【新曲】 「神楽坂」 地味な和のテイストのメロディーと、捻りのないシンプルな歌詞… 弾き語りでのご披露でしたが、それで正解だった気がします。 言わずと知れた東京の神楽坂。初デートをする二人のときめきと不安を綴った曲。 パームには合わないかとも思いますが、だからこそ敢えてパーム披露にしてみました。 如何でしたか? 【エピソード】 この日、残念ながら美ら時間さんの奥さんは体調が優れず、 それでも旦那さんが駆け付けて下さいました。 ありがとうの気持ち、お元気でと願うメッセージ、伝え切れない思い・・・。 様々に交錯しますが、とにかくLIVEが間に合ってよかった。 しばらくお逢いしてないと思っていた「聖なる酔っ払い兼大学教授(笑)」のA吉先生。 田野はこのLIVEの日に、何年か前にお亡くなりになった事を知りました。 本当にお世話になりました。貴方のような方にいつもLIVEを聴いて戴けて、 田野は光栄でした。ありがとうございました。 そしてこの日ではなく、LIVE後なのですが、やはり八ヶ岳LIVEの歴史の中で 忘れる事の出来ないT竹さんが癌の為に亡くなられました。客席の中でも外でも 笑顔が素敵な人で、山の我儘ミュージシャン達を上手に纏める要のような方でした。 ご冥福をお祈り申し上げます。 長いから、どうしても色々な事があります。 八ヶ岳はその全てを包んで、今日もそこにあるのだとつくづく感じたLIVEツアーでした。 【お客様】 今回も…東京、埼玉、神奈川、愛知、長野、そして地元山梨から、 多くのお客様が駆けつけて下さいました。 愛知からいつも参加のみえはるさんは、職場の素敵なお仲間を連れて来て下さいました。 長くやっているから、別れも多かった。でもまた新しい仲間が増えてくれるといいな♪ 出会いを育むのもまた音楽・・・LIVEの楽しさの一つですよネ!ありがとう(^-^)v 【所感】 美らさんが奮い立たせてくれた今回のブッキング。 決して一方通行ではない、お客様との相互の関係。 続ける事の難しさ、重さ・・・でもその尊さと慶びを知る身としては、 声か生命が枯れる迄、やはり歌っているのだろうと感じたこのLIVE。 ジョニー鈴木さん、美生ちゃん、風音さん、ピミエンタのお二人、S戸さん、 そして美ら時間さん・・・お越し戴いた全てのお客様に感謝します。 八ヶ岳の神様、今年も紡ぐ事が出来ました。ありがとうございました♪ 来年もこの集いが持てるよう、田野はまたあれやこれやを乗り切って逢いに来ます♪ 田野ユタカ |