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田野ユタカのLIVE後記−7

4・27 アルバム発売記念LIVEを終えて

  2002年4月27日!皆さん、本当にありがとうございましたぁ!

  ☆ヘロヘロ本番前♪

  その日の朝は、目覚めた時の自問自答で始まりました。「体調は?うん、悪くない!」
  Joseさんの車にピックアップしてもらい、吉祥寺Be-Pointへ…。
  ROKUさんや、きょん小川さん、HIDE小林さん、そして深野さんが三々五々集まって来ます。
  かけがえのない「素敵な仲間達」!
一ヶ月前にかなり重度の椎間板症を患い、
  立つ事も出来ない日が10日程続きました。LIVEの一週間前、
  おっかなびっくりの久々のBANDリハ。
  声は出ないし、明らかに体力も落ちてるけれど、何とか体は動く。まだ一週間ある。
  リハが出来ただけで「夢の瞬間へつながっている…」という予感がありました。



  ☆コンセプトは「キュッと全開」夢披露♪

  コンセプトは直前に深野さんから発案された「キュッと全開!」
  LIVE自体が五ヶ月ぶり、東京でのLIVEは七ヶ月ぶりです。
  夢への到達はとてつもなく遠いものでしたが、容易には手に出来ないから夢なんですね?
  ようやく迎える事の出来たこの日…長かったけど…集まってくれたお客様の顔、また顔…
  立ち見が出る程に入ってくれました。遠方からも、懐かしい人も、初めての人も、常連の方々も…
  その全ての方々が明確なモチベーションでした。
  こんな幸福な男はいない。最高の夜です。宴の舞台は整いました。
  全ての方々に心からありがとう…。「見て下さい。こいつがおいらの夢の形です!聴いてください!」

  それからの事はあまりよく覚えていませんが、終始夢心地でした。


  ☆選曲と豪華出演者群♪

  構成はやはりアルバム収録曲が中心ですが、気分で色々織り交ぜ、新曲も披露したい…。
  何よりもこの空間にいる全ての人と共に楽しみたい…。
  豪華な出演者陣を振り返ってみましょう!

 *深野義和さん
  一番苦労と心配をかけた、アルバムのトータルプロデュースとこのLIVEのアドバイザー役。
  自分の事以上に喜んでくれている。いつだって温かくさり気ない。深野さんの歌も聴きたいし、
  自分も是非一曲一緒にやりたい!

 *Jose有海さん
  アルバム11曲中8曲のアレンジを手掛けてくれたJose有海さん…一曲一曲が脳裏をよぎる。
  どの曲にも膨大な時間とエネルギーを費やしてくれた。今日はフル出演で大変だけど、
  思いっきり楽しもうネ!


 *ROKU岩切さん
  東京と八ヶ岳という距離を克服して、一曲入魂のアレンジを手掛けてくれたROKU岩切さん…
  しかも遠方からのリハーサル参加でBANDにも加入してくれた。Jose&ROKUのユニットで歌うのは、
  潜在的な夢だった!


 *きょん小川さん
  ベースは無論 きょん小川さん…「アルバム作る」と話したら「是非一曲参加を!」と言ってくれ、
  既に大半のアレンジが固まった後だったので実現せず残念だったが、
  メジャーのサポートでTVにも出てる彼の、その言葉自体が宝物だ。

 *HIDE小林さん
  初対面だったHIDE小林さん…きょん小川さんのBANDのドラムス。
  メジャー相手に仕事をしている彼が、かくも楽しそうに演奏してくれちゃうと、
  こちらもテンション上がりっぱなし!人懐っこい笑顔とリズムセンスで人気者だ!


  なんとも贅沢な出演者群!田野が客席にいたいくらいでした。
  バンド名は深野さんが思いつき(?)で付けた「BLACK SCANTIES」…?ご堪能頂けましたか?


  ☆アフターLIVE♪

  ステージがハネると、放心状態でした。
  何が何だか判らない中で、「普通」を装おうのに必死でした。「眠りたい」とも思っていて、
  意識が遠のいていくのを感じ、クラクラしてました。
  皆さんへのご挨拶もろくに出来なかったような…失礼はなかったでしょうか?
  気が付いたらプレインにいました。そして散々飲み、酔い、居眠りをこき、気が付いたら朝でした。
  店では一晩中、CD「主のない部屋」がかかっていたような…。
  でも、夢はまだ半分…。八ヶ岳LIVEを終えないと区切りはつきません。そして次の夢を…

  02・4・27…生涯忘れられない日になった事は間違いありません。
  そんな日を…皆さん、本当にありがとうございました!

おしまい