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田野ユタカのLIVE後記−72
田野ユタカ LIVE '14 夏
“Dear Mermaid”
於:西荻窪“奇聞屋”
2014年8月16日(土)
出演:田野ユタカ with Jose有海 音響:加藤明
【LIVEコンセプト】 肩の力を抜いて、ふっと振り返る夏。 必ずしもアップテンポやテンションの高低だけでは表し切れないのが夏・・・ 穏やかな回想とちょっと傷む思い・・・ 今年の夏のLIVEは、そんなトーンで「Dear Mermaid」をコンセプト曲に据えてみました。 【構成】 新旧の曲たちがバランスよく構成され、定番の曲は入れながらも決してマンネリ化しない・・・ 今回はカバー曲も含め、お客様が聞いた事のない曲が必ず複数あるという構成です。 〜 一部 〜 オープニングは「Dear Mermaid♪」。 次いで「思い出が重たすぎて♪」「瞼に夏を焼きつけて」を矢継ぎ早に投入し、夏気分満載です。 「郡上恋唄♪」で和のテイストを添えて、5月LIVEの新曲「ち・が・う」を選曲。 「京都・紅♪」で再び和テイストの夏を配し、「星のゴンドラ」と紡ぎます。 一部のラストは「刹那の夏♪」をJoseさんとの二人バージョンでご披露し、一部を終演します。 〜 二部 〜 二部のソロコーナーは、7月の八ヶ岳LIVE時の新曲「歩いた道が君の夢だと♪」を東京初披露。 次いで森山良子さんのアルバムの中の隠れ名曲「さようならの世界♪」をカバーしました。 「夏色のドレスで♪」を歌い上げ、再びJoseさん再合体です。 合体後の1曲目に「1009♪」を選曲。そして「花火♪」へ。 お客様の感情の抑揚ジェットコースターが気持ちよくスラロームし、こちらにも伝わります。 昨夏以来の「夜叉W♪」を1年振りに歌った後、新曲の「Dan-dan Dadan♪」が登場。 お客様の嬌声が飛び交う中、容赦なくたたみ込むJoseギターとハーモニーがピーク感でした。 ラストバラードは、やはり「君がいた海♪」を。どうしても欠かせませんでした。 【アンコール】 「七夕祭り♪」「芝居仕掛♪」「Fan♪」を小気味よく連射して、 「主のない部屋♪」で締め括りました!如何でしたか? 楽しみにしていた夏祭りLIVE、終演です。 【新曲】 「Dan-dan Dadan♪」 今までにないテイストの曲…という評価を随分と戴きました。 サビの Dan-dan の部分が最初に浮かんで、肉付けしていくという手法で作った曲。 多くはご好評を戴きましたが、中には相容れない方もいらっしゃるかもしれません。 そういうリスクは敢えて侵して行く事に躊躇いはありませんが、 それでもLIVEトータルの中で田野の引き出しの一つと受け取ってもらえたら嬉しいです。 この曲はJoseさんのLIVEアレンジ感が冴え渡り、 次々と飛び出してくる斬新なアイデアに嘆息しながら二人で作り込んで行った感じで、 いや実に楽しい作業だったなぁ。如何だったでししょうか? 【エピソード】 昨年に引き続き、今年も音響の加藤さんと玲子ちゃんが福井から直行で駆けつけてくれました。 そして昨年同様、その手に琥太郎西瓜をぶら下げて\(^o^)/ 客席、スタッフ全員にこのブランド西瓜が振舞われ、縁日LIVEに彩りを添えてくれました。 Rさんの浴衣姿は、もはや田野の夏LIVEの風物詩ですね!艶っぽくて素敵です♪ この日は実は肩を怪我していました。2日前には痛みで朝まで眠れませんでした。 前の方に座っていた方には少し判ってしまったかもしれませんが、 痛み止めの注射を打ちながらのステージでしたが、右腕が上がりませんでした。 アップテンポの終盤ではいつもと逆の左腕を突き上げていたんです。 アンコールも手を抜かずに4曲やり切ったのはもう意地でした(笑)が、 ガタが来てるのかなぁ、あちこち(汗)。養生しま〜す(^-^ゞ♪ 【お客様】 この日は大きなご病気と闘っておられる方が客席にいらして、大きな勇気をもらいました。 一方5月のLIVEにはいつものように元気に参加されていたのにその後倒れ、 生死の境を彷徨った方がこれを乗り越え、病院のベッドから励ましのメールを下さいました。 理不尽な出来事が次から次へと降りかかり、そんな日々の合間にふと駆けつけて下さった方も。 福岡の古いファンの方も闘病中で、東京のファンの方とメールでつながって 知識や経験の情報交換をしたり励まし合ったりしているようです。 素敵な貴女達。無理をせずに可能な範囲で頑張って欲しいです。 田野がLIVEを続けていれば、皆さんが帰って来れる場所になれる。 焦らなくていいから必ず帰って来て下さい。田野は歌っていますからね。 【アンケート】 今回は新曲の「Dan-dan Dadan」と、「郡上恋唄♪」が同票で支持されました。 次いで1票差ですが、「花火♪」と「ち・が・う♪」がご評価戴き、 更に1票差に「君がいた海♪」、次いで「京都・紅♪」という感じです。 新旧の曲達がバランスよくご支持頂くと同時に、和テイストの曲達が根強いのが嬉しいです。 後はやはり票は散り、多くの曲に誰かが反応してくれている感じが嬉しいです。 本当にいつもありがとうございます♪ 【所感】 様々な裏話やエピソード達が、ご披露した歌達と共に今年の夏の思い出になって行きます。 夏のLIVEが終わると、田野的にはなんか送り火を炊き終わったような感覚が残ります。 ご病気の方、決して負けてはいけません!応援しています! 来て下さった皆様、来れずとも遠く近くで応援し続けて下さる皆様。 Joseやん、加藤さん、奇聞屋さん、そして深野さん、 今回もありがとうございました♪必ずまた音楽で再会しましょうネ!!! 田野ユタカ |