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田野ユタカのLIVE後記−75

田野ユタカ LIVE '15 夏

“1OO9”

於:西荻窪“奇聞屋”
2015年8月15日(土)

出演:田野ユタカ with Jose有海  音響:加藤明



 【LIVEタイトル】

 1009
 若い頃に幾度となく訪れた沖縄の海・・・
 憧れたビーチリゾートホテルの高層階の角部屋ルームナンバー・・・1009
 そのステータスに好きな子と夏の一番乗りを果たしてやろう・・・
 当時は漠然とした思いが潜在的にあったけど、気づけばそれは夢ではなく、思い出になっていたりする!

 夢空間。夏。空。恋。海。その象徴のような曲。それが今回のLIVEタイトルに据えた夏の象徴曲。
 「1009♪」


   【構成】

   惜しげもなく並べ立てた夏の曲たちを削ぎ落す作業・・・う〜ん 汗
   でもそれを楽しまないとネ!さぁ〜て、どんな物語を演出しようかな(^_-)-☆。

   〜 一部 〜
  オープニングに「瞼に夏を焼きつけて♪」。
  GSも加山雄三もサザンもテイストされた夏の定番曲。
  次いで「思い出が重たすぎて♪」で軽快に夏気分を全開にします。
  少しスローダウンさせた「Dear Mermaid♪」で抑揚とメリハリを意識し、
  「星のゴンドラ♪」で刹那な思いを抱えつつ星の銀河を浮遊する感覚を。

  ここで和のテイスト「郡上恋唄♪」へと紡ぎます。今年もオカリナのピッチに本当に苦労しました(笑)
  「花火♪」。切ない和の曲ながらテイストが異なる選曲を配し、
  ロックバラードの「刹那の夏♪」でピーク感を。もう声は擦れ始めます。
  一部ラストには意外性で久しぶりの「夏は君のもの♪」をライトにアップテンポして休憩休憩。

   〜 二部 〜
  二部はソロから。
  割と評判がいい田野の思い入れで綴るカバー曲コーナーは、今回は山崎ハコさん。
  曲は「竹とんぼ♪」をセレクトしました。大好きだった曲で、リコーダーの音も欲しかったなぁ。
  でもギター1本で思い入れを込めて歌いました。
  田野がオカリナを使う曲を作るようになったルーツ曲達の間違いなく一つですね。
  流れでその影響も受けて作った「飛騨路♪」を2曲目に。
  オカリナパートはハミングして2番の歌詞を少し直したNew Versionで、久々のご披露ですね。
  でもこの曲を知ってる方も少ないのでは?新曲の感覚で聴いてくれていた方もいらっしゃいましたね(笑)
  ソロコーナーの最後は、田野的にこの時期外せない「夏色のドレスで♪」を歌わせてもらいました。

  Joseさん再合体後の1曲目に新曲の「Oh my Friend♪」をご披露。ロックテイストのアップテンポ曲。
  2曲目は意表をついて対角線な京都の歌「神楽岡坂♪」を選んでみました。上げ下げの忙しない構成(笑)
  そしてLIVE終盤はありそうでなかった「オブラート♪」「芝居仕掛♪」での組み合わせでヒートアップ。
  そしてラストバラードは、やはり田野的に外せない「君がいた海♪」をお届けさせて頂きました。
  如何でしたか?


  【アンコール】

   「1009♪」。LIVEタイトル曲なのにプログラムから漏れ落ちてしまいました(汗)
   まぁそれもお約束の演出という事で(笑)
   
もう一曲「七夕祭り♪」をお届けしてこの夜のLIVEは終演しました。


 【新曲】

 「Oh my Friend♪」
 高校の頃に好んで作ってたタイプのリズムやコード進行があり、
 今の年齢でこれと向き合ってみると、「こんなん出来ました」みたいに出来上がった曲。
 Joseさんのギターフレーズの数多い引き出しが自在に弾けて重なり合うのが楽しい曲。
 いずれBandでもやってみたいかな。
 歌詞は、日常とステージのギャップが著しいボーカリストの女性に恋する男の目線。
 でもふとその深淵を垣間見る瞬間もあるが、ステージの彼女が一番輝いていて好きだから、
 敢えて知ろうとはしないスタンス。今日も彼女のLIVEに熱中する…てなストーリーかな(^_-)-☆


  【エピソード】

  今年も音響の加藤さんは福井からの直行。その手には今年も琥太郎西瓜がぁ〜\(^o^)/
  一部と二部の巻き幕間に、客席とスタッフ全員にこのブランド西瓜が振舞われます。
  浴衣姿のお客様と合わせて、夏のこの時期の縁日LIVEのもはや定番的な風物詩です。
  ありがとうございました。甘い&冷たい&美味しかったぁ〜(^-^)v

  翌朝、加藤さんは福井に取って返してのスタッフとの再合流。本当に頭が下がりますm(__)m


 【お客様】

 大学時代のユニットの相方である佐藤房夫さん。ファンの方からは復活LIVEを望む声も!
 シンガー&ソングライターの中村友美さん。時々写真を提供して下さる根本さん。
 作詞家として大きく羽ばたく事になった内田りまさん。マギーさんは久しぶりのフル参加!
 御大&ヌシ(笑)である深野義和さんはいつもの席に今回も鎮座され、すんごい安心感♪

 そして今回は5月のLIVEでの定番人気曲である「風になる♪」の作詞者である七井ちひろさんが、
 ご出産と育児の時期を経て、愛娘のKるみちゃんを連れて本当に久しぶりに顔を出してくれました。
 感激!ご主人の清さんはこの日は子守役?いいよいいよ、多少泣いたって騒いだって構わない。
 でもKるみちゃん、全然ちゃんとLIVEを聴いていて、最後は握手とハグを求められました(笑)
 やったぜ、こんなに若い女性ファンをゲット〜♪


  【アンケート】

  今回はあまり多くは回収出来なかったですが、
  まず新曲「Oh my Friend♪」はご好評だったようです。
  ソロでやった「飛騨路♪」や、「花火♪」「星のゴンドラ♪」といった布陣が今回の上位。
  次いで「君がいた海♪」「刹那の夏♪」「オブラート♪」「神楽岡坂♪」、
  久しぶりだった「夏は君のもの♪」、カバー曲「竹とんぼ♪」といった曲達がご支持頂きました。

  本当に皆さんお一人お一人のご嗜好がよく出ていて、読んでいて楽しい&嬉しいです。
  本当にいつもありがとうございます♪


 【所感】

 昨年も書きましたが、この時期の夏のLIVEが終わると、
 田野的にはやはり送り火を炊き終わったような感覚が残ります。
 終戦記念日のこの日、翌日には京都五山の送り火が焚かれます。
 長くやっていれば色々あるけれど、長くやっていないと味わえない人としての領域…
 次回の田野LIVEから復活を期す方、それを応援して下さる方、
 田野の音楽を好いて下さり、集い、出会い、お互いの人生に強く優しく関わって行く…
 今回はそんな余韻が残ったLIVEでした。

 来て下さった皆様、来れずとも遠く近くで応援し続けて下さる皆様。
 Joseやん、加藤さん、奇聞屋さん、深野さん。

 今夏も盛り上がりましたネ!ありがとうございました♪
 きっとまた音楽で再会しましょうネ!!!


                                 田野ユタカ