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田野ユタカのLIVE後記−8

02・5・11 アルバム発売記念LIVE2を終えて

2002年5月11日!やはりネグラが遠かったぁ!
お越し下さった皆さん、本当にありがとうございましたぁ!

 ☆暢気な予感とコンセプト♪

 4・27の吉祥寺LIVEを終えた2週間後の午後1時、
 深野さんのカウント・ダウン・ジャパンが始まる頃、田野は八ヶ岳高原の、
 誰もいない森深い渓谷に一人でいました。清流の音と鳥達の声の他は何も聞こえません。
 川幅は1〜2mの、上流特有の渓谷の岩の上に腰掛け、タバコを一本くゆらせると、
 意表をついた小さい淵に釣り糸を送り込みます。プルプル!「来た♪」
 上を覆う木々に注意を払って抜き上げると、しめしめ!…美しい岩魚が姿を表しました。
 「よっしゃ〜!今日のLIVEはイタダキ!」
 何の根拠がある訳じゃないけど、釣れないより釣れた方が縁起がいいに決まってる!
 この後、魚をリリースし、田野は速攻で温泉「泉の湯」へ…ここでも一人。貸し切り?
 「ラッキー♪ついてるぞぉ〜(^^)v」
 今日のコンセプトは「このLIVE!やれてラッキー♪見れてラッキー♪」…盛り上がらない訳がない!



 ☆リハ&出演者群♪

 一週間前のGW中、リゾートで八ヶ岳に来た時に入念にリハを実施。
 サポートのROKUさんとは4・27LIVEで初めてバンドとしての競演を果たしており、
 阿吽の呼吸は伊達に永年の場数を踏んでない!
 アルバム収録曲「ガラスのマドンナ♪」のアレンジヴァージョンへの挑戦は、「フォルクローレ」という
 南米アンデス地方の民族音楽の楽器=ケーナ、サンポーニャ、チャランゴとのセッション。
 MARIさんの協力もあって、入念なリハが出来た。山本さんと原田さんは、
 フォルクローレの人気バンド「ピミエンタ」の中心メンバー!
 FM富士でも取り上げている、知る人ぞ知る豪華なキャスティングだ!
 そしてFREEDOMの面々!パーム鈴木を筆頭に、ギターの有坂さん、ベースのタケちゃん、
 ヴォーカルの千草ちゃんという、これまた八ヶ岳では名の知れた屈指の
 アコースティック&コーラスのバンドだ!田野の曲を数多くカバーしてくれてるので、
 キーを変更するだけでいつでもLIVEが出来てしまうという、貴重な秀逸メンバー!


 ☆選曲♪

 やはりアルバム収録曲が中心の選曲ながら、4・27とも意図的に微妙に変えています。
 アルバムの中では、4・27では温存した「ガラスのマドンナ」や「Dear Mermaid」 を入れ、
 「魂の轍」と「摩天楼ホテル」を外しました。無論、パームという場所や、
 バンド編成上の特長にも起因しますが、両方のLIVEに来てくれた方に「同じじゃないか」と
 思わせないのが田野流。アルバム収録曲以外の選曲やアンコールはほとんど入れ替えて、
 去年11月のパームLIVEとも重複させないよう配慮してプログラムを組み立てます。
 アルバム収録の同じ曲でも吉祥寺とは違うヴァージョンなので、やる方も聴いてくれる方にも新鮮?
 どうでしたか?皆さん!田野は4・27と5・11の、どっちのパターンも大好きなんです!


 ☆本番♪

 八ヶ岳では「BLACK SCANTIES」とはいかない…?出演バンドには女性が2名。
 でも田野は吉祥寺と同様見えない所を黒で覆い、本番はもう楽しくて楽しくて!
 半年ものブランクの後の連チャンLIVE!パームでのLIVEは17年越し、
 八ヶ岳でのLIVEは19年越しとなります。
 その間の様々な場面や出会った方々の顔、出来事、作った曲の数々が走馬灯でした。
 言いようのない至福感がこみ上げて来ます。
 「皆さん、やっと出来ました!これが俺の夢の形です!見てやって下さい!聴いて下さい!」
 いつもより少々長めのMCもご愛嬌って事で…ラストはやはり「主のない部屋♪」
 アンコールでは「背中合わせ♪」「NEGURA FAR AWAY♪」や、
 再び「約束♪」「綺麗事のマジシャン♪」まで飛び出しました。


 ☆打上げ♪

 打上げはチーフのご好意で、パーム名物「キムチ鍋」をメインに、
 安曇野から仕入れるこだわりの地鶏料理やピザ等など…
 田野とROKUさんだけは別メニューで「やんべカレー」を貪る。「腹減ったぁ〜!お疲れ様ぁ〜!」
 チンチンに冷えたビールが美味!なんとHPのネットつながりで、
 吉祥寺にも来てくれた小川さんが伊豆から駆け付けてくれました。
 Joseさんのマブダチ(?)のファンキー梨本さんも上機嫌!不思議だな!
 よく考えると様々な縁とつながりで、今日偶然ここに会している方々。でも全然違和感がない。
 楽しいなぁ〜!パーム鈴木が今夜はやけに饒舌だ!
 気が付けば…朝だ!やっぱり「NEGURA FAR AWAY♪」


 ☆夢のつづき♪

 アルバムを出し、素敵な仲間達との宴が終わり、夢の形を確かに手にはしました。
 でも八ヶ岳にはもう一つの夢があります。それは初めてこの地でLIVEをやった時から、
 一緒に苦労をしてきた仲間の誰もが潜在的に、暗黙のうちに見ていた夢です…。
 小さくてもいい…日本版ウッドストックのようなイベントをいつか八ヶ岳で…。
 LIVEが終わっちゃって淋しいけれど、また来るよ!八ヶ岳!
 皆さん、本当にありがとうございましたぁ(^^)/

おしまい