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田野と素敵な仲間達の話−3

☆鈴木忍さんて誰だ?パームスプリングって何だ?編


 注意!
 1)パームスプリングとは、
   八ヶ岳高原南麓小海線甲斐小泉にあるLIVE&カフェレストラン

 2)鈴木忍さんはそこのオーナー!
   店での地位を守る為にバイト等にチーフと呼ばせている

 3)一方オールドマン・ブラザース・バンドでは
  「パーム鈴木」の名前でぶいぶい言わせる。

 4)出会い編や背景等は、
  つれづれ日記「八ヶ岳1&2」をご覧下さい(・。・; チャンチャン♪


 パームスプリングがオープンすると、そこには「夢持って悶絶してる連中」が
 溜まるようになって来ました。まぁ、田野もそんな中の一人だったんですね!
 当時の鈴木チーフは今の田野よりも若く、やはり「夢持って悶絶してる」…
 そんな一人だったんだと思います。
 あの界隈は不思議な経歴の果てに移住して来た意外な人々も数多く、
 そんな連中や地元の「夢持ち悶絶族」の、パームはいつしか拠り所になっていました。

 避暑地のカフェレストランは、週末・GW・連休・夏休みはかきいれ時ですが、
 仕事してる連中が翌日を考えずに集まって来るのもまた、この時期が多いんですね!
 みんな閉店後も居座り、嫌いじゃない鈴木チーフは閉店後の店の床に車座状態で、
 朝までセッションしたり語り入れたり、あげくは「金はいらねー」ってな事もしばしば。
 翌日のランチタイムになっても店を開けられない事もよくありました。
 パームのメニューには「モーニングサービス」ってのがあるんだけど、
 長ぁ〜い付き合いなのに一度も見た事ない(笑)。

 パーム鈴木さんは自分の城を築き、そこにピュアな仲間と音楽とに囲まれた
 空間を自ら作っていきましたが、同時に経営の事や自分達の生活との狭間で
 揺れていたのかもしれません。自分では絶対に言わないけど…
 他人が安易に口を挟む事でも想像出来る領域でもない…色々とあったと思います。
 ただ、俺達はパーム鈴木が好きでしたから、甘え過ぎを卒業すべき時期でした。
 ある者は去り、ある者は残り、また新しい出会いがあり、良い意味で
 淘汰されていきました。昔の話です。あれから…随分時が流れました…。


 パームは今日も営業中です。よく続いたものです。
 でももっと素敵なのは、そこにパームがまだあるという事、
 去った者が時を経て頭を掻きながら顔を出せる事です。
 パーム鈴木さんはそんな時、本当に嬉しそうです。
 あれから皆にも色々あったのかな…。
 つれづれ日記で出て来るのはほんの一部ですが…パームは今日も営業中です。
 Mキちゃんの「いらっしゃいませー!」の声に迎えられ、
 ちょいと大人になった(?)「夢持ち悶絶族」がまた図々しく出入りしてます。
 今夜も少し白髪の増えた鈴木チーフのシャウトボーカルで、
 高原の夜はふけていくんだろうな。
 パーム鈴木さんは、田野のHP上で餌食になっている事を知りません。
 多分こういうか書かれ方を好みません。
 PCなど興味のないアナログ人間の権化が、
 いつかなんかのはずみでこのHPにアクセスし、
 クレームをつけて来るまで書いたろうと思います。
 生涯「ブルースメン」を貫く一人の男の、ちょいとイカシたエピソードをね!


                                         つづく