つれづれ日記
田野と素敵な仲間達の話−8
FATツアー函館 編
FAT=深野・有海・田野のLIVEツアーよもやま話は切りがないが、函館ツアーは
疲れたけど笑えた。深野さんのお仲間やファン、作詞教室の生徒さん達が同行…
との事でしたが、9月のとある土曜日の朝の出発…ん?土曜日って?
深野さん生放送の日じゃ?まぁ、でもJoseさんもいるから…え?
Joseさんも深野さんと一緒に遅れて来る?なぁ〜んか騙されたくさいぞ!
まぁ、幹事のN嬢に任せればいいか!ギターを宅急便で送って、当日は身軽。
新宿発羽田行きのリムジンバスでのんびり空港に向う…あれ?もう一本
前のバスがよかったかな?ギリギりだ。一応携帯入れておくか!
「もしもし!5分前には着くから…」
N嬢「△♂○★□♀@×〜〜〜!!」すんまそ〜ん!
5分前に到着した田野は…キョトン!誰もいない…。迷子じゃ〜!N嬢が
真っ青な顔でチケットを持って近づいて来る。「田野さん!走って!」
ありゃ?やや小走り。なんとか間に合って無事フライト。N嬢、隣でドッと
疲れてる。「苦労かけまんなぁ…」函館空港に到着。田野は4回目の函館!
駅行きのバスに乗る。皆は羽田で自己紹介したらしいが、誰が参加者なのか
よく判らないぞ?まぁいいや!駅に着いたらロッカーに荷物を預けて…
「田野さん、私達のロッカ−まだスペースありますからご一緒にどうぞ!」
これはこれは…ご親切に…ところでどちらさんですか?え?
ツアーの参加者の方?こりゃどうも…。
夜の宴会は皆が何かを持ち寄る闇鍋風の趣向。腹ごしらえしたら、
持ってきたルアータックルで北海道の魚をゲットじゃ〜!その前に…
朝市で「うに・いくら丼で腹ごしらえじゃ〜!」皆も朝市で飯食うの?
時間的にもそりゃそうだわな!同じ店に大人数で並ぶ…すんごい!
「ウニ・いくら丼」は美味かったけど…ここからフりー?ありゃ?蟹買ってるよ…
え?なんで皆待ってるの?買う方も皆が待ってるなら手際よくやりゃいいのに…
よく判らんが友情は美しい!そのうちN嬢が「私達は準備があるから、一足先に
ホテルに行ってます。後をよろしく!」とのこと…「へ?よし!任せとけ!」
かつて知ったる函館!フェールアウトして…さぁ、やるぞ〜!釣れる釣れる!
さすが北海道!大漁じゃ〜!ん?待てよ?ふと携帯。RRRRR〜♪
「ところで魚さばく包丁とかあるの?火は使えるの?」答えは「NON!」
全部リリースじゃ〜!もったいね〜!でもいいや!携帯が鳴る!
「田野さん!間に合いませんよ!」 あれ?まだ汽車の時間まで10分もある…。
そうか…ロッカーが一緒だったからな…。5分前に駅着。汽車の中では
バラバラに着席。ホッ…。大沼公園駅着。ひゃ〜!結構人数いるんだなぁ…!
5人乗りタクシー何台かに、なぜか6人づつ相乗り。賑やか?まぁいいやね。
ようやく大沼プリンスホテル着。敷地内の各コテージにチェックイン!
コテージはツインルーム2部屋が一つ屋根の下。FAも到着し、深野さん&Jun君、
Jose&田野で部屋割り。LIVEは・・・やっぱりここでやるんね?
ベッドをステージにして・・・あぐら&車座の生音LIVE!お客さんもベッドの下に
ベタ座り。なんかいいねぇ!楽しいねぇ!ベッドの縁に肘をついてうっとりと
聴いている人は、ちょっと賑やかな曲になって我々がリズムを取ると、
それがベッドを伝わって共振し、縁で大きく弾んでしまいます。目があって
吹き出しちまいます。面白いぞ!いい雰囲気で夜が更けて行き、後半はもう
無茶苦茶!果てしなく宴は続きます。大きなリスを見かけたという深野さんが
「明け方にリスを見ると幸福になれる…」と涙目です?ナンヤソレ??
Junが「愛こそは全て!」と外に叫んでます??フロント棟の温泉に通う者、
トイレの中で寝る者、その外で悶絶する者、手品ショーを催す者…等々
宴たけなわでござんす!
もうすぐ夜明け…そろそろ寝るか…。
Joseやんと共にベッドに行くと、なんか嫌な予感。
N嬢とT嬢が、さもトーゼンてな様子で、とてもここには書けない露な姿で爆睡中。
物体と化した彼女等は蹴っ飛ばそうが鼻をつまもうが、生存反応がない。やむなく
二人で荷物を持って、まだ真っ暗な中を彼女等のコテージを探してさまよいます。
寒い…眠い…ろくに食べなかったから腹減った…。
どこのコテージも灯かりが消えている中、一つだけまだ灯かりの点いている棟が・・・
吸い込まれるようにドアをノックします。コンコン♪コンコン♪
「もし?旅の者です。道に迷いました。」
そこは案の定、ツアー帯同の女性陣の棟でした。助かったぁ。温かい日本茶を
飲ませてもらい、幹事だったN嬢&T嬢のコテージを教えてもらい、東の空が
白み始めた頃、ようやくベッドに辿り着けました。田野は速攻ベッドイン!
Joseさんは窓側のソファーで寛ぎ、かねてより仕込んでいた「北海道芋バター」を
開いてる。遠のく意識の中で「治雄ちゃん、寝るべ…」「うん、これ食ったら寝る」
との会話を最後に記憶が途絶えます。1〜2時間経ったでしょうか?
朝日の眩しさにふと目を覚ましますと、窓から眩い陽の光が刺し込んでいます。
寝ぼけ眼でよく見ると…おお!その朝日の中に、なんと神々しいJoseさんの
シルエットが浮かんでいるではないか!最後の会話を交わした時のまんまだ…。
窓辺に座って足を組んで、右手はだらりと垂れて、左手は北海道芋バターを、
口まで運んでもう食べられる…という一歩手前の、見事なくらい寸前で彼は・・・
力尽きていました。足元には無残に芋が転がっていましたが、朝日に透けた
Joseさんのシルエットは、それはそれは美しかったのでございます。
「治雄ちゃん!風邪引くぜ…!」声に反応したJoseさんは、それこそ一っ飛びで
ベッドインし、爆睡モードに入ります。長い夜が…終わった…。(-_-)zzz
…と思ったら朝はすぐにやって来た!
……・・・・・・タカタッタッタカタカタ♪ドンドンドンドン!
「田野さん!有海さん!早く朝食とらないと食べられなくなりますよ!」
(ー_ー)!!「いらねっちゅーの!」
しばし静寂(-_-)zzz
……・・・・・・タカタッタッタカタカタ♪ドンドンドンドン!
「田野さん!有海さん!バスが出ちゃいますよ!牧場に行けなくなりますよ!」
(ー_ー)!!「行かねっちゅーの!」
微かな静寂・・・(-_-)zzz
・・・・・・ピョロピョロピョロピョロ♪ん?何だぁ?ありゃ?電話だ!
「もしもし?」「・・・?」「もしもし」「・・・男の声だよ?・・・コソコソ・・・
あの・・・そこ私達が今日泊まる部屋なんですけど・・・」
ん?連泊組?(ー_ー)!!「知らねっちゅーの!」
きしょー!寝てらんねーからシャワーでも浴びるか!
・・・・・・・・・ポテ フラ ヨタ ドタ♪コンコン!
「田野ぉ〜!有海ぃ〜!いるかぁ〜?」
「あ!深野さん!こっちです!シャワーです!」
「お!何だぁ〜!クソしてんのかぁ?」(ー_ー)!!「してねっちゅーの!」
「俺のベッドが見当たらないんだけど知らない?」(-_-)!!「知らねっちゅーの!」
N嬢とT嬢もいる。「荷物取りたいんですけど・・・」(ー_ー)!!「持ってけっちゅーの!」
主役の深野さんはさすがにバスに乗って皆といったようです。
あ〜あ!チェックアウト時間だ。しゃーない。起きるか!ウップ…。
・・・ピョロピョロピョロピョロ♪ん?「もしもし」・・・
レンタカーを借りていたとんべさん達だ♪車に乗って、結局田野&Joseも
バーベキューをやっている筈の牧場へ…香ばしい肉の焼ける匂い…ウプ!
ほとんど手をつけずに午後はパターゴルフ大会?しえ〜!しかし勝負事になると
ムキになる大人げない田野は優勝しちまいます。表彰式やら景品やらが
豊富に用意されていたのですが、飛行機迄の時間がなくなった為、羽田で
授与式をする事になりました。あ〜ぁ、やっと帰れる。え?深野さん&N嬢&T嬢は
連泊?Jun君は先に帰っちまったし…何か最初から最後までしてやられた感じ?
あ!でも帰りはJoseさんもいてくれる。やるよやるよ!やりますよぉ!
深野ファミリーだもんな!
かくしてその日の夜、羽田空港の手荷物受け取りロビーには異様な団体が
円になって、スッチーや一般客の好奇な視線を浴びていました。そのセンターで
司会者らしき男(田野)が「第3位ぃ〜!」とか、まるでカウントダウンジャパン
のような進行で何かを取り仕切り、プレゼンテーターらしき男(Jose)が
景品を渡している。都度、屈託のない拍手が巻き起こる。その模様は
T−FMネットワーク…には全く乗らず、携帯で函館の居酒屋にいる深野さん達に
実況生中継されていたのでした。疲れたぁ〜!でも…なんだかんだ言っても…
やっぱツアーは楽しかったネ(^^)/
おしまい