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つれづれ日記-25
南米PERU 編
- ペルーProfile - 風と山の民の国。フォルクローレの原点の国。 そして記憶に新しい日本大使館ゲリラ占拠事件があった国。 この国は、ブラジルやアルゼンチンといった大西洋側の広大な国々の西の果てに立ちはだかる 険しいアンデス山脈の山々を越え、地形が太平洋に一気に掛け降りる位置に 細長く国境を巡らせる国。PERU。2011年1月、田野の海外経験21カ国目は、 初めての中南米国の訪問だ。ペルー=インカ文明? 大半を高地が占めるこの国は、開拓時代にスペインが侵攻するまで栄華を誇った、 先住民族の国家インカ帝国が有名。スペインの侵攻に彷徨った大半の民達は、 本来なら人が好んでは住まない高地に逃れ、特有の文化を守り、育んだとも聞いた。 それでも後に、南米では先住民族との融和がバランスよく取られた方の国となった。 一方「天空の城ラピュタ」のモデルにもなったと言われる世界遺産の空中都市「マチュピチュ」や、 高地に点在する鉱山の数々…まさに大好きなあの名作アニメ映画の舞台を彷彿させるが、 スペイン侵攻の遥か以前に、標高2,400mもの高地の断崖絶壁に、 どうやってあのような巨大な石を運び、美しい街を築けたのか…? 謎に包まれたインカ文明の、これも一つなのだと聞いた。 そしてこれも有名なナスカの地上絵…紀元前の大昔に、 何故100mをも超えるような巨大な地上絵をかくも正確に描けたのか…??? 八ヶ岳で出会った、民族音楽「フォルクローレ」の発祥の地でもある。謎と神秘に満ちた国。 ちょっと憧れる部分はあった。公用語はスペイン語…英語以上にわかんね~!!!(汗) でも…成田から米国LAまで10時間程を要し、そこからトランジットなのに 一度米国に入国させられ、3~5時間を過ごしてからペルーの首都リマに向かう。 約8時間半のフライト。と、遠い~(^_^;) 地球規模で言うと、正に日本の裏側に位置する、時差何と14時間の国なのだ~。 もちろん南半球だから、1月は夏。でもやはりカラッとしていて心地よい暑さ。 海では人が泳ぐ季節だ♪ - 時差の洗礼 - リマに着いたのは、ペルー時間で深夜12時頃。 ホテルへの送迎車の窓からは、町の様子は判らない。 ホテルにチェックインするが、飛行機ではやはりろくに眠れず、 身体はボロボロに疲れているのに、眠れそうな気がしない。 TVをつけるとNHKの海外Chでは、午前4時頃に大相撲中継をやっていた。 きつい時差。建物の中ではタバコが吸えず、部屋も全て禁煙。 広くていい部屋なのに冷蔵庫は空だ。ビールも飲めない。 自由度のなさもあり、息苦しさを感じる。睡眠導入剤を飲んで、明け方に眠った。 翌日、13:00頃に目覚める。土曜日に成田を発ち、時差の関係で土曜の深夜に着いたので、 この日は日曜日。ゆっくり休んで時差を調整する日だ。 貴重な土日が2回も消えるこの出張なので、日曜日は少しは町をプラプラしてみたい。 社では危険手当が支給される国に指定されるが、日曜の風景は安穏としているように感じる。 スーパーで冷蔵庫に入れるビールや果物を買い込む♪ ホテル最上階の部屋からは海は見えるが、アンデスの山影はいつもガスっていて、 滅多に見えないらしい。見たかったなぁ、アンデス…。 部屋を出てすぐの非常階段を、滞在中は展望喫煙所?として利用した(笑) こちらアンデス方面…見えずに残念♪ 部屋の外の非常階段から通りを見下す♪ レストランから海を見ながらの朝食♪ - リマの町 - リマの町を歩く・・・ん?いいじゃん♪ さすがに首都だけあって賑やかながら、ごった返してはいない。 人のマナーもいいように感じる。公園はきれい。 公園を見るとその町のステータスが判るかも… 街の至る所でやたら出くわしたのは、カジノと教会。 カジノの前では恰幅のいい黒服が立っている。 公園にはゴミもなく、清潔感がある♪ 街の至る所で見掛けたカジノ♪ やはり街の至る所で見掛けた教会♪ スパニッシュ系の女性がお洒落をして颯爽と闊歩している。 でも話すと意外と気さくで、笑顔もいい。メイン通りを左に折れると、 アンデスの山の民達が小さなお土産屋を営んで集っている市場がある。 これは興味深々♪街の喧騒とは異次元な空間だった。ちょっと楽しい時間だった♪ 夜はショーパブに連れて行ってもらった。 妖しげな社交場という雰囲気。照明はとにかく暗い。 その中で繰り広げられる情熱的なトップレスのダンスショーに圧倒されたが、 写真は・・・なし(笑) ショールやマフラー、手袋やブーツなどがズラリ♪ 小物系にもアンデスの風が香る♪ 暖かそうなセーターを何枚かゲット♪ - Day & Night - 今回はリマ市内でのみの仕事。過去6回の市場調査に出掛けている同行者達は、 毎回標高2,000~5,000mの高地で仕事をしていたので、 毎回高山病に苛まれて苦労して来た。でもその成果で、 今回の出張はあるプロジェクトの成功に向けたターニングポイントにしなくては… アンデスの山懐に行ってみたかったような、高山病が面倒くさいような… しかし滞在中にホテルを替えないというのは実に楽だ。 バゲージングは本当に鬱陶しいものだ。 昼食は海沿いのレストランが多かった。魚介類も肉も、聞いていたよりも美味しいが、 とにかくこの国では量に気をつけないとエライ事になる(笑)。 でも食事に思った程不自由は感じなかった。 夜はやはり海沿いのグルメゾーンが一番活気があって、好印象だった。 でもやはり量は半端ないが(笑) 夜景も捨てたものではない。同行者はスペイン語が堪能なので、オーダーも助かる。 15分のクイックマッサージを試す。往来で独特の器具を使って施術される。 気持ちよかったぁ♪今回、仕事のパートナーでもある 現地でのアテンダーさんの名前は、なななんとJoseさん(驚)。 彼はもうすぐ結婚するとか…こりゃめでたい♪ でも本場?のJoseさんは、ギターは巧くないそうだ(笑)。 海沿いのレストラン街の展望台で♪ 季節は1月が夏、泳ぐ人もサーファーも多い♪ 賑やかな夜のショッピングモール♪ 現地アテンド&パートナーの本場?のJoseさん♪ ゲリラの巣窟?禿山のスラム街 滞在中、安息の場だったホテルのプールサイド♪ 街外れには全く木が生えていない禿山があり、 そこにスラムの家々が張り付くように密集していた。 夜は真っ暗だったのが最近は電気が通り、昼間は薄汚いが、 夜にはイルミネーションのように綺麗だ。 しかしここがゲリラが潜伏する隠れ家…巣窟らしい。 道路を挟んだ訪問先のオフィスは武装していた。 窓のない要塞のようなオフィスは電流の流れる有刺鉄線が巡らされ、 警備員は無論銃を所持する。この国のこれが現実でもあるんだ。 ここにいるだけで撃たれる事も有り得る刹那…それもPERUだ。 滞在したホテルで、しばしば利用したラウンジバーの女の子は、 笑顔が素敵なお嬢さんだった。ペルーではレギュラーな食前酒は…う、つえ! よ、酔う~!昼間はコーヒー。これが意外と美味♪ そうか、南米はコーヒーの故郷だったぁ~!あ~、尚更タバコが吸いたい~! ホテルの6階にある屋外のプールサイドには灰皿があり、ここがホッとする癒しのスポット♪ あっという間の1週間。夜行便で発つ日、 ここをレイトチェックアウトする前もこのプールサイドで過ごした。 吹き出すタバコの煙がリマの夜空に吸い込まれる。 遠くてしんどい分、旅の印象も深いかもしれない。 地上絵もアンデスもフォルクローレもマチュピチュも、 まぁ~ったく縁がなかった今回のペルー渡航。 Joseさんに送られて、リマの空港へ。 今度は金曜の夜に発つが、時差の関係で着くのは日曜の夜。 LAN航空のLA行はビジネスが満席(涙)…眠れそうにないが仕方ない。 ありがとう&さらばペルー。 - U.S.A Los. Angels 閑話 - LAに着いたのは早朝7時。往路では入国管理官と少々もめたが、 復路は馴れた?もの(^-^)v…ん? アメリカも喫煙には厳しく、外の喫煙所でないとタバコは吸えない? 映画のイメージと違うで(怒) 本場の(笑)マクドナルドでコーヒーを買い、空港の外へ。 空が青くて眩しい。ロサンジェルスだ。L.Aは、昔友達が住んでいたこともあるが、 それこそカリフォルニア・ドリーミングやら、ホテル・カリフォルニア、 カリフォルニアの青い空、サンタモニカの休日、Big Wave、ロングビーチ、 ビバリーヒルズ等々…音楽やら映画やら、子供時代からの憧れが詰まった場所だ。 米大陸に足跡を残すのはこれが初めて。 待つには長いので、ダウンタウンに行きたいけど、 トランジットの時間内に行って戻るのはリスキーと聞き、諦める。 22ヶ国目…とは言えない(笑)でもせめてその空気だけでも味わいたいよネ♪ のぉ~んびりと外で時間をつぶし、LAの空気に触れてからラウンジへ。 天窓作りのLA空港出発ロビー♪ おお!カリフォルニアの青い空♪ 喫煙スポットは日当りよくて快適♪ ロス市警のパトカーがやたら目立つ♪ さぁ、アメリカン航空の成田行はビジネスに搭乗。復路は11時間半。 でもこれでやっと眠れる♪…と思ったら、リクライニングが故障していて、 フルフラットにならない~(愕然)。 苦情を言うと、対応してくれたアメリカ人パ-サーが一生懸命日本語で謝り、 やりくりをしてくれ、ファーストクラスにアップグレード!やったネ(^-^)v さあこのステータスとサービスを楽しもう! ワインとキャビアを頼んで…映画でもゆっくり…zzz 気がついたら…成田だった。撃沈&爆睡の果てに、何にも覚えてない(汗) せ、せっかくのファーストクラスでのロングフライトだったのに~(泣) 例のパーサーが日本語で「スッゴイヨック、ネテタネ~!」と笑って見送ってくれた。 でもその爽やかな笑顔が、疲れ切った旅の終わりを心地よいものにしてくれた。 おしまい |