つれづれ日記・八ヶ岳の話−2


      ☆パームスプリングとの遭遇!

 カントリーキッチン「パームスプリング」…今思うと笑ってしまうくらい、
 かしこまった田野と鈴木チーフの初対面でしたね。店はいわゆる
 リゾート地のカフェ・レストランで、少しアメリカンテイストな雰囲気です。

 出窓のある奥の席に座ると、サリゲにおいてあるギターが、ナニゲに未来を
 暗示していました。さほどお客さんのいない時間帯でしたので、
 一言二言と言葉を交わす内に、気付くとLIVEをやる話しがまとまり、
 パームスプリングでの初LIVEがその年に行なわれ、以来「不定期な夜」に
 ドップリとはまっていったのは言うまでもありません。
 パームLIVEの草分け、古株、古参、化石…?として名を残す事になろうとは…。

 この髭のチーフ=ジョニー鈴木はただ者じゃなかった!ギターを持つと
 突発的にシャウトが始まり、破廉恥なギターと相俟ってえげつない?
 ブルースボーカル!おなじみ「パームパターン」てのが始まります。
 田野の曲でいう、いわゆる「NEGURA FAR AWAY」の原点がここにあります。
 別名「蟻地獄LIVE」ってやつすかぁ?
 新しい所で初めてLIVEやった時って絶対覚えてるんだけど、
 唯一このパームでの初LIVEだけは完全に記憶が欠落しとりやす。

 その後も何度もLIVEやってんのに、記憶が定かでない。
 超泥酔と、延々続く、終わり無き名物「エンドレス・セッション」とで、
 LIVEとアフターLIVEの境目が良く判らない。真夜中過ぎには、
 主役だった筈の田野が完全にリスナーと化して、客席で騒いでる。
 翌日も爽やかな高原の朝?・・・なんてもの見た事ない。
 頭が痛い。クラクラする。太陽が恨めしい…。

 例えば・・・酔い過ぎて宿に帰れず、店の奥のサンルームに寝た事がある。
 夜明け間近の高原の夜の底は紫色をしてた。まるで天使達の気配に
 包まれているようだ。高原は不思議だ。宇宙を浮遊するような感覚の中で
 眠りについた。サンルーム…いいなぁ…zzz!
 その僅か2〜3時間後だろうか…、「暑くて寝てらんねえよぉ〜!」
 以来、サンルームで寝た者はいない。そのサンルームも、今は完全に
 機材置き場と化しており、パームにサンルームがある事を人は知らない…。

 やがてこのパーム鈴木を要に、ROKUさん、ジミー矢島さん、ドクター諸我さん、
 仏蘭西屋前島さんが、どこからともなく集ってきて、
 かの「オールドマン・ブラザース・バンド」が結成される。
 ここに集まる連中は皆いかれてるけど、誰もが「まともなのは自分だけだ」と
 思っているらしい…。いや〜、田野が一番まともだと思うけどな(^^)/


                             つづく
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